1949-05-12 第5回国会 参議院 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第24号
そして旧將校は当分帰さないということを聞いておつたし、その中に事実反動として摘発された、摘発されたと申しますか、摘発されて轉属を命ぜられた、私もおりましたし、且つ又森脇竹市、河野繁美、それに加えまして松坂忠一郎、中羽壽美男、こういう兵隊が入つております。
そして旧將校は当分帰さないということを聞いておつたし、その中に事実反動として摘発された、摘発されたと申しますか、摘発されて轉属を命ぜられた、私もおりましたし、且つ又森脇竹市、河野繁美、それに加えまして松坂忠一郎、中羽壽美男、こういう兵隊が入つております。
それから河野繁美という男が、佐賀縣の方ですが、この方が作業隊に編成されまして、約二十名ばかし奥地のコルホーズの方へ参りました。
○細川龍法証人 一例を申しまいと、昨日申上げました森脇竹市及び河野繁美、こういつた人達がいい対象になると思います。こんな人達が昨日も申上げましたように入墨をした、こういうのは反動だ、これがために我々は残したのだ、帰さないと言う。こういう結論から我々と一緒にスーチャン地区に返送をされた実例がございます。
それからこれも昭和二十二年の四月中旬頃到着いたしました部隊の中で、河野繁美、森脇竹市こういう非常に日本人的な愛すべき思想堅固な連中がいたのでございます。彼らが、我々は共産党に対する反対ではない。日本人は與えられた期間捕虜として任務を遂行して帰ることが目的なんだ、帰ればいいのだ。それがためには一つの共産党の教育も何も必要がないのだ。