1948-05-22 第2回国会 衆議院 運輸及び交通委員会 第6号
私も體驗をしておりますが、あの邊の普通の民營バス等では、ほとんどそういうことはありませんのに、國營のバスがかような状態では、われわれといたしましても等閑に付することがどうしてもできないということを考えますので、この管理部を變更することがどうしてもできないのならば、これもいたし方ありませんが、ぜひこの運營を充實していただきたいということが本請願の一番の趣旨でございますから、その點を十分おくみとり願いまして
私も體驗をしておりますが、あの邊の普通の民營バス等では、ほとんどそういうことはありませんのに、國營のバスがかような状態では、われわれといたしましても等閑に付することがどうしてもできないということを考えますので、この管理部を變更することがどうしてもできないのならば、これもいたし方ありませんが、ぜひこの運營を充實していただきたいということが本請願の一番の趣旨でございますから、その點を十分おくみとり願いまして
しかるに現在の交通機關は民營バスと私鐵のみで、とうてい地方の交通需要に應じ得ないのであります。ついては前記豫定線を小名濱町、江名町を經て豐間町まで延長されたいというのであります。 次に富岡、平谷間竝びに富岡、阿瀬比間國營バス運輸開始の請願について御説明申し上げます。
それはどこの町村でも、あるいは省營バス期成同盟會とか、あるいは港灣修築の期成同盟會というようなものがたくさんございまして、それに出張所長が、たとえばバスの問題にいたしますと、そこの民營バスの自動車に乘つて、しかもそこの重役と一緒に自動車出張所長が乘りこんできて、期成同盟會の席上に臨席して、關係方面の命令だから今できぬというようなことを言つておられますので、まことにふしぎな感じをいたすわけであります。
大分縣豐肥線犬飼驛から日豐線佐伯驛に至る約五十キロの區間は、國道三十六號線によりいかなる車の運行も容易であるが、犬飼驛から大野郡川登村の間約二十キロに民營バス一臺が一日一囘だけ運行している。しかもしばしば故障のため運轉休止一箇月以上にも及び沿線住民の不便は大である。ついては速やかに犬飼、佐伯兩驛間に國營バスの運輸を開始されたいというのであります。
民營バスの方の現況を簡單に申しますと、北陸鐵道株式會社の代表者清水考次氏、資本金九千七百五十九萬七千圓、保育車輛の數は百九輛、實動車輛八十輛、免許路線九百八十二キロ、現在運行路は四百八十九キロ、路線内運轉區間は七尾、中波間二九・一キロ、囘數は二往復、運賃はキロ八十五錢というようなことになつております。鐵道未成線または豫定線との關係もございませんし、地方鐵道軌道との關係もございません。
本請願の要旨は、岐阜市より本巣郡北方町を經て根尾村に至る交通は古來頻繁で、民營バスもあつたのでありますが戰時中廢止されたのであります。しかるに沿道各町村には疎開者、戰災者、引揚者等が轉入し、また木材、薪炭等に關する往來が増加したが、現在は岐阜より本巣郡の中心をはずれた一端に民營バスがあるのみであります。ついては旅客の利便のため該路線に國營バスの運輸を開始されたいというのであります。
現在宮崎、綾町間に民營バスが運行しているが、車輛故障が續出の状態である。ついては宮崎より綾町を經て小林に至る間に國營バスを運行していただきたい、こういう趣旨であります。同所には現在宮崎バス交通株式會社というもののバスが一線はいつておるのであります。
それからまた鐵道局長が一本で省營その他を抑えておつても、今日までその方面については對立があり、競爭もあり、物資獲得に對しても民營バスはごらんの通りで、圓滿に國民の需要を滿たすことができない状態で、國民の攻撃の矢面に立つておる。やみ買いをするものだけが今日辛うじて殘つておる状態である。
私どもただいま終戰後におけるところの地方の民營バスの状態を見ますと、なかなかりつぱにおやりになつておるところの業者もたくさんございますが、一部におきましては形だけの營業をやつて、一日一囘、はなはだしきに至つては二三日に一囘というような、全然交通機關としての機能をなさないようなものがあるのであります。