1997-04-09 第140回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第5号
日本の農業は民有国営農業であります。国営農業の弊害が決定的にあらわれている。農業で生産されている付加価値の三割も補助金がつぎ込まれているというふうに計算されています。これほどひどい産業はないわけでありまして、やはりこういう部分は見直す必要がある。それだけ補助金をつぎ込んで日本の農業がよくなったかというと、そうじゃないわけですよ。
日本の農業は民有国営農業であります。国営農業の弊害が決定的にあらわれている。農業で生産されている付加価値の三割も補助金がつぎ込まれているというふうに計算されています。これほどひどい産業はないわけでありまして、やはりこういう部分は見直す必要がある。それだけ補助金をつぎ込んで日本の農業がよくなったかというと、そうじゃないわけですよ。
そこで、ひとつ運輸大臣は、先ほど私が三つの要素を言いましたけれども、これは民族の大移動、こんなときに一体ということになるならばまあずばり言ってやはり過去の海運問題が戦前から戦後に移るときに、一体これを国有民営にするか、民有国営にするか、そういう体系についてもいろいろ論議があったことも事実でありますよ。
ただ、民間の設備をした上を国鉄が乗り込んでいくという場合に、別に私は特にそれほど神経質にならなくても、現在の相互乗り入れと同じ考え方で、民有国営というとあまりにも話が固くなり過ぎますけれども、少しそういう点を特に私鉄と国鉄が連係しておるような場合は、ほんとうに国鉄の沿線は一つも電化をしてくれないんですよ。総裁、してくれないんですよ。幾ら陳情したってできっこない。
すべて、全部路線まで、電車のポールまで全部国で持とうというんじゃなくて、国有国営という考え方じゃなくて、設備については民間が出資すると、民有国営ということ——全部するんじゃないですよ。ある一部分だけ民有でするんだと、そうしてその経営は国鉄がやるんだという考え方は一体どういうふうにお考えになります。
それでそういう伝統のためにいまある社会福祉施設などは、いわゆる民有国営と申しますか経営費、措置費だけは政府からいろいろの手でもって出しておりますが、施設あるいはその建物、こういうものは全く民間にたよってきた。
民有国営のホテルに国費を投ぜられましたいろいろの経費について、それの回収措置が講ぜられていないという事態でございますが、これは外国貿易使節団に使用させるために、ホテル・トウキョウほか四つのホテルを借り上げられまして、国費でいろいろの施設等の経費を支弁されておるわけでありますが、その経費が二億三千三百万円ばかりになっております。
しかし諸般の情勢で、ホテルは二十五年解除いたしましたときにはなお払底の事情にございまして、民有国営方式のホテル業というものはやめるが、できれば原所有者と当時委託経営をしておった者がよく話し合って、ホテルを継続してくれないか、そうしていい環境のもとに、バイヤーを招致して、輸出振興あるいは外貨獲得の一助に資したい、こういうような腹でおったわけでございます。
それでこの二つの部面を一つに合せるとして、先ず全国的に、じや一元化したらどうか、こういうことになるのでありますが、これは又非常なる問題がありまして、私疑最初十分考えたのでありますけれども、客観情勢によりまして理想とするところは、発送電の一流会社をいわゆる国営でもよろしい、或いは民有国営でもよろしい、国有民営でもよろしい、とにかく我々の津々浦々まで電気が思うように来るところまでやつて貰いたいのが理想であります