1952-07-30 第13回国会 衆議院 外務委員会 第39号
たとえばこれはある政党におきましても、その人が極東軍事法廷において無罪ではありましたけれども、一時は戦犯になつておつた。私はこういう方々も、ことによると道義的には永久に除去されなければならない人々であろうかと考えるのであります。
たとえばこれはある政党におきましても、その人が極東軍事法廷において無罪ではありましたけれども、一時は戦犯になつておつた。私はこういう方々も、ことによると道義的には永久に除去されなければならない人々であろうかと考えるのであります。
○大橋国務大臣 極東軍事法廷あるいは連合国の戦争犯罪法廷におきまする裁判というものは、これは申すまでもなく日本の法律による裁判ではないのであります。従いましてまたそれのみならず、これらの犯罪とせられておりまする行為そのものも、あるいは国際法上の通念により、あるいは人道上の理由によつて犯罪とせられておるものとは思いますが、しかし国内法によるところの犯罪と目すべきものでは、いかなる意味においてもない。
次にもう一点承つておきたいことは、極東軍事法廷によつて正式裁判を仰いで決定した戦犯の死刑等の問題は別でありますが、中共地区やソ連地区におきまして、いわゆる人民裁判なるものの名において、われわれの側から申しまするならば、不法に死刑をされておる者がかなりたくさんあるということを、われわれは引揚者から聞いておるわけです。
それは、過般極東軍事法廷におきまして、東條以下二十五戰犯者に対しまして厳粛なる判決が下つたのであります。
○山口委員長 その次に炭鉱事業、海運等重要産業の賃金問題に関する緊急質問、これが岡田春夫君から出ておりますし、また極東軍事法廷の判決に関し吉田総理大臣に対する緊急質問というのがあります。これは國務大臣の演説に対する質疑が続行中であり、それに各党が討論者を立たされるのですから、織込んでおやりいただくような方法にはならないでしようか。