2021-03-22 第204回国会 参議院 文教科学委員会 第4号
政治の決定権者ではないのに、事実上、中学社会科教科書の執筆者や検定調査官が慰安婦問題に向き合う国家の方向性を決めてしまう、その上で極めて大きな役割を制度上担ってしまっているところに深刻な構造上の問題があるのではないでしょうか。 この構造的ジレンマと国家的リスクを最もよく把握していらっしゃるのが、ほかならぬ萩生田大臣だと私は思っています。
政治の決定権者ではないのに、事実上、中学社会科教科書の執筆者や検定調査官が慰安婦問題に向き合う国家の方向性を決めてしまう、その上で極めて大きな役割を制度上担ってしまっているところに深刻な構造上の問題があるのではないでしょうか。 この構造的ジレンマと国家的リスクを最もよく把握していらっしゃるのが、ほかならぬ萩生田大臣だと私は思っています。
この人たちの、よっぽど歴史に詳しいのかあるいは独善家なのか分かりませんけれども、こんな検定をやっているような人を検定調査官に任命していいんですか。
○赤嶺委員 検定調査官というのは文部省の職員ですよね。職員がつくった原案に、学術研究者の集まりである審議会や部会でも何も意見が出なかったというのが、私、これは信じられないですね。二十年間同じような記述を経てきたけれども、ことし急に変わった、学術研究者を集めても意見が出ない。 この学術研究者、審議会の中に、小委員会や部会の中に、沖縄戦の専門家はいたんですか。いかがですか。
私が聞いているのは、検定調査官が意見書をつくりました。その意見書は、審議会に諮られると局長が答弁いたしました、学術的、専門的検討を経ると言われました。では、学術的、専門的検討を経る審議会やあるいは部会や日本史小委員会で、沖縄戦に関してどんな意見が出たんですか。教科書検定調査官の、誤解を受けるおそれがないような記述に変更するという意見について、沖縄戦についてどんな意見が出たか、これを聞きたいんです。
それで、文部省の方の検定調査官の話、審議会等の話では、家庭経営の視点がないとか、いずれ家庭生活を築く高校生に不適切であるとか、女性の社会進出についての項目などには教科の目標とする範囲を超えているとか、言ってみれば、どうも核家族とか大家族の家庭、先ほど文部大臣がおっしゃったように、普通のと一般に大人が思っている家庭のみをモデルにしているように見える。
きょうそのことの一応の答弁をいただきましたけれども、私は大変不満ですからまた別のところでやらせていただきますけれども、こうした検定調査官と検定のあり方、あるいは勤務評定、そうしたすべて画一的に枠の中でしか行動できない、それを外れた場合、例えば校長なら校長に対して意見をいろいろ上申しますね、あるいは意見をそこで闘わせる、そうしたことが今度は勤務という中身の中に生かされてくるということになってまいりますと
○高石政府委員 御指摘の事案は昨年のことだそうでございまして、個々の教科書調査官がどういうことについてどういうやりとりをしたかということについて、今突然のお尋ねでございますので、その内容について掌握しかねるわけでございますが、少なくとも教科書検定に当たりましては、子供たちの教科書として公平にしてかつ中正な内容の記述を求めるという原則に立ってそれぞれの教科書検定調査官は努力をしていると思います。
○山原委員 余り大きな声を出したもので、いつの間にか、あと五分しかなくなってしまいましたが、私は、教科書検定の仕組みそのものはきょう触れる時間はありませんが、教科書検定調査官あるいは審議委員のあり方ですね、これはやはりもっと公正であってしかるべきだと思います、その人選に当たっても。
しかも、これは戦前東大の国史学科の学生を中心に誕生をいたしましたところの国粋主義団体の朱光会の流れをくむところの皇国史観グループ、たとえば元検定調査官の村尾さんとか、あるいは神宮皇学館元学長の田中さんとか、あるいは現在中教審の教育内容小委員会の専門委員をしておるところの山口さん、このグループときわめて親交のある方なんですね、これは。 その方がこういう論文を書かれておる。
たとえば、聞くところによりますと、いわゆる皇国史観というものをお持ちの方もいらっしゃるようでございまして、むしろ戦後の教育は皇国史観の間違いを正して現行の歴史教育なり公民というものが語られているわけですから、公然と皇国史観を今日も保持するという人がかりそめにも検定調査官の中におられるということは大変問題でして、個人としての思想はいかなることをお考えでも自由でありますけれども、この検定に携わる委員という
基本的人権より企業の利益を守るという立場が検定調査官の中でここまで貫かれているといういい例だと思います。これはさっきの四大公害事件を起こした企業の復活と同じような意味を持っていると私は思いますけれども、当然復活させるべきではないでしょうか。いかがですか。
いままでもう検定を経て合格しているもので、そのときは検定調査官も審議会もいいということで通していらっしゃるわけです。後で、ああ、しまった、字が間違っていたとか数字が違っていたとかということではないのです。
宮地 靖郎君 経済企画庁物価 局物価政策課長 中田 一男君 法務省刑事局刑 事課長 飛田 清弘君 運輸大臣官房審 議官 棚橋 泰君 郵政大臣官房建 築部長 清水 達朗君 会計検査院事務 総局事務総長官 房上席検定調査
そして、もうさんざん著者と検定調査官が議論をしたあげくそれで一つの一致点に達するわけでございますから、それでなおかついまおっしゃるような点が問題になって、ここは直しなさいと、しかしどうしても直しませんというような議論になれば、それは審議会に上げてそこで判断してもらう、こういう運用になっておるわけでございます。
それから検定調査官というものが九人、それから副長が十三名、それから調査官、これが五等級と四等級になりますが五百五十九名、係長が三十名、そのほかに主任とか一般職員でございますが、大体そういう状況でございます。
○谷口委員 非常に重要な立場にいられる人でありますし、私ども聞き及んでいるところでは、専任制の検定調査官、文部省に調査官を置かれる前から審議会の委員として活動していられる方であって、専任制の調査官ができたころには、相当審議官として、調査官の検定に、調査に対して独自の立場からまことに強力な指導をなさって、進歩的な教科書苦行に対して大きな圧力をかけて、著者の方たちをふるえ上がらせたということもあったことを
○福田政府委員 新聞に井きました点につきましては、朝日のことをおさしになっておるのか知りませんが、教科書についての一般の民間の方々の御批判というものを出されて、それに対して文部省の検定調査官の立場というものを書かれる、これは事実そういうことを何回かやったわけでございますが、この内容につきまして不当の点がございますれば、もちろん私どもの責任だと考えます。
一面の真理であるけれども、全体的な真理であるとは言えない、こういうような点から考えて、一面的な見解だけを取り上げている部分はないかどうかということになって参りますと、非常に検定調査官の個人的な意向というものが出されているのじゃないか。
ところが、こういう教育をしてはだめだという考え方を持っている者が検定調査官にいるということになっては私は問題だと思うのです。それじゃ村尾史観というものが、あるいは文部省の史観というものが違うのかということになりますと、これは違う具体的な例をここに幾つか申し上げますから、午後、御本人なり、あるいはちゃんと調査をしてお答えをしていただきたい。
ただいま出席しておられますのは内藤局長、末広教科書課長補佐、原田検定調査官、太田社会科主任調査官、こういう方が出席しておられます。 質疑のおありの方は、逐次お願いいたします。
どうも私は、だんだん他の問題にもいろいろな疑問が出てくるのですが、ここでついでに伺っておきますが、四十五名の検定調査官というのですか、今度の法律にはどこにもそういうことは出ていない。こういう大切なことは法律の表には出してこないのが、文部省の作る法律では通例らしいのであります。この調査官というものは、大臣の提案理由の説明によると文部省に置くと書いてある。