1965-10-28 第50回国会 衆議院 日本国と大韓民国との間の条約及び協定等に関する特別委員会 第5号
○石野委員 一九六一年の四月十一日には、杉田陸幕長が、朝鮮の南北統一は対日侵略の脅威だというふうに言っております。こういうようなものの考え方については、総理はこれを認めますか。
○石野委員 一九六一年の四月十一日には、杉田陸幕長が、朝鮮の南北統一は対日侵略の脅威だというふうに言っております。こういうようなものの考え方については、総理はこれを認めますか。
おやめになった杉田陸幕長が、陸上自衛隊の富士の幹部学校の校長であるときに、毎日生徒に、幹部になるべき諸君に訓示をした。それがずっとこの本に収録されているわけです。その中に「富士学校では学校創設以来新しい指揮官の道として次のことが強調されている。我々はこれを実行しているであろうか?」こういう断わり書きをつけまして——「指揮官への道」という題でありますが、最初のほうだけ読んでみたいと思う。
杉田陸幕長は次のことを強調しております「将来の戦争様式を展望すると、ミサイル戦争は、米ソ二大国の力の均衡によって、今後絶対に起こらないだろう。また、第二次大戦型の直接侵略方式も、今後はめったに起こるまい。むしろ今後の戦争は、国内に赤い勢力がデモや反乱を行ない、これをきっかけに外国勢力が軍事援助をするという、いわゆる間接侵略方式が主要な部分を占めるだろう。」
ところが、先ほど申しました杉田陸幕長が帰って来られての新聞談話、あるいは新聞、雑誌等を通じてお話しになられたところを見てみても、ゲリラ作戦に対する対応体制、いわば即応体制、先ほど鶴園君は臨戦体制と申しましたが、そういうものが基礎になっているように思うのですけれども、その杉田陸幕長がもたらされたアメリカの国防政策の中に、はっきりそうした従来の局地戦と違った、局地戦の構想と違った限定戦の様相、あるいはゲリラ
四月の中旬に杉田陸幕長が帰国され、そうして特別会議が持たれて、その際に、韓国の政局不安と申しますか、あるいは韓国において張勉内閣が不安定というか、何らかの事態が起こるのではないかということで、報告と一緒に、特別作業について協議をしたということを聞くのですが、杉田陸幕長が帰られてのそういう会議がありましたか、あるいは報告があったか、あるいは特別作業等について相談をされた事実があるかどうかをお伺いいたします
そこで杉田陸幕長といたしましては、その後一月に入りまして北海道に正式の観閲か視察に参りました際に、北海道談話の形式をもちまして、それははっきり是正するように言っておるのでありまして、その当時の談話を私も直ちに新聞で調べて覚えておるのでございますが、師団編成は治安対策をおもな目的にしているというのは誤り伝えられたもので、純防衛的なものである、こういうような趣旨のことを述べておるのであります。
昨年の十二月二十二日の記者会見において、杉田陸幕長は、「第二次防衛計画で現行の六管区、四混成団の十個単位編成を十三個師団に改編することになっているが、これは国内治安対策と災害出動がねらいである」、こういう談話を発表いたしておりますが、これを裏づけるのじゃないかと思うのです。
そこで私は自分の責任において、また杉田陸幕長にも十分話し合いをして、そうして私どもとして、国会を通して国民の誤解なきように、治安維持だけではない、やはり自衛隊の本来の任務、こういうことを考えつつ改編を行なうのだ、こういうふうに申し上げたいのでございます。
○石橋(政)委員 大臣は変わらないと言ったって、それでは杉田陸幕長はうそを言ったのかということになる。よもや政府の責任者として、陸上幕僚長としてそれを言うはずはない。そうすると、ここに幕僚長を呼んで聞いてみるという機会を、私どもは持たなければならぬことになります。
私たち記者の諸君に聞いてみると、これは記者の方から誘導したのではない、杉田陸幕長がみずから言ったのだ。この点はいかがですか。