2010-03-19 第174回国会 衆議院 外務委員会 第6号
具体的に、もちろん今から私が予断するようなことは申し上げるべきではないかもしれませんけれども、日ソ平和条約交渉の記録、これはいまだに交渉が続いている問題でございますので、これを公開するということはこれからのロシアとの間の交渉に悪影響を与えることがあり得る、そういう判断になることもあり得るかと思っております。
具体的に、もちろん今から私が予断するようなことは申し上げるべきではないかもしれませんけれども、日ソ平和条約交渉の記録、これはいまだに交渉が続いている問題でございますので、これを公開するということはこれからのロシアとの間の交渉に悪影響を与えることがあり得る、そういう判断になることもあり得るかと思っております。
それから、日ソ平和条約交渉に関する文書。これらは公開になっておりませんでした。
この日ソ平和条約を結ぼうと、こういうことで会議をやろうとすると、会議の、会議室の入口に大きな石を置いて会議室の中に入れないようにしていると。これじゃ会議ができないじゃないかと。
今まで日本が積み重ねてきた実績の上に、総理がこの問題について解決をして、そして日ソ平和条約を締結するという歴史的第一歩を踏み出す一つの時期ではないだろうかと思われるわけであります。
あるいは国民も、新たな北方領土問題に向けた、あるいは日ソ平和条約に向けた進展があるんではないかと、こんなふうに大きな期待をしているわけですが、現実は、あの現地調査で委員の皆さんもお分かりのとおり、むしろ後退していると言われる、あるいはまた、実りは何もないんではないかという強い口調で言われる。要するに、落胆している。
つまり、日ソ平和条約を結ぶ、例えば、これは原点である、出発点であると言うことは、これを正式に言うと、日ソ共同宣言どおりに履行するという話でしょう、お互いが。行動する。ということは、締結後には歯舞、色丹をとりあえず返還する、締結をした後は歯舞、色丹を返還のプロセスに入っていくという認識じゃないですか。つまり、交渉の順番はおのずとこういう話にならざるを得ないんじゃないですか、いかがですか。
かつて、日ソ平和条約交渉についてソ連のゴルバチョフ大統領の右腕と言われたヤコブレフ顧問が私に、日本政府は交渉する部屋の入り口に領土問題という大きな石を置いて、それを片づけなければ交渉の部屋に入らない、こういう態度をとっていると非難しておりました。このことは日朝交渉でも言えると思います。
それから第二に、先ほど申し上げましたけれども、過去の領土の帰属の歴史からしてクリル諸島と言った場合にそれは四島というものは入っていないんだという点でございまして、これらの点につきましては、過去の日ソ平和条約作業グループあるいはその他の機会に何度も繰り返し日本側として主張しておりまして、この考え方は先生も御承知の日ロ両外務省の共同で編さんされた資料集の序文をごらんいただきますとにじみ出てきている、ロシア
ロシア連邦政府になりましてからも、日ソ平和条約の締結の問題と日米安保条約というものは十分に両立していける、そういう姿勢を打ち出しているわけでございます。
日ソ平和条約を結ぶのはいかぬという考え方、まずいという考え方は、当時のダレス国務長官のアメリカの考え方でもある。これもひとつ外務省は当時の背景としてお調べいただきたいと思うのですが、私の調べた限りではそういう事実があります。 したがって、そういう状況の中で一九五六年のフルシチョフ首相による歯舞、色丹返還という日ソ共同声明につながっていく。
それから、第二の御質問の平和条約作業グループでございますが、これは渡辺外務大臣がモスクワ訪問をいたしました際に、コズイレフ外務大臣との間で仕切り直しをいたしまして、日ソ間でずっと八回にわたって行われてまいりました日ソ平和条約作業グループを日ロ平和条約作業グループに編成がえをいたしまして出直す、つまり再出発をする。
二日間にわたりまして十一日まで及んだわけでございますが、今回の平和条約作業グループの主たる任務は、過去日ソ平和条約作業グループというものがございましたが、これが八回会議を開きまして、その間に北方領土問題の歴史的な側面、法的な側面をかなり深く掘り下げてあらゆる角度から議論をした。
○兵藤政府委員 最初の二月十日、十一日に開かれました第一回目の日ロ平和条約作業グループの大要でございますが、一言で申し上げれば、過去八回日ソ平和条約作業グループの中で行われました北方領土問題につきましての歴史的な側面、それから法律的な議論、これは相当詳細にわたったわけでございますが、今回仕切り直しということで、参加する相手も異なりましたので、過去の議論をすべて総括をいたしまして、それぞれの主張点、論点
なお、北方領土問題については、領土返還が早期に実現し、日ソ平和条約が締結されるよう、私としても内閣の一員として努力してまいりた。い考えでございます。 委員長初め委員各位の御指導と御鞭撻をお願い申し上げまして、ごあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。(拍手)
なお、北方領土問題については、日ソ平和条約が締結され領土返還が早期に実現されるよう、私としても内閣の一員として努力してまいりたいと存じております。 委員長初め委員各位の御指導と御鞭撻をお願い申し上げまして、ごあいさつとさせていただきます。 ありがとうございました。(拍手)
四十年前、ソ連のグロムイコ外相がサンフランシスコ講和会議の交渉の席をけって以来、初めて北方領土問題の解決と日ソ平和条約締結の好機が訪れようとしております。特に八月クーデターの失敗と、七十四年にわたるソ連共産党の解体、ソ連経済の破綻、それを踏まえての西側諸国の対ソ支援積極化の動向並びに新しい世界平和秩序づくりのために、日ソ関係の正常化を求める動き等々がそれであります。
○政府委員(小山弘彦君) 北方四島の問題につきましては、北方四島の一括返還を実現して日ソ平和条約を締結し、両国の間に真に相互理解に基づく安定的な関係を確立するということが我が国の基本方針であると認識しております。
これは昨年十二月、まだ冬の段階なのですが、クーデター以前の、しかもゴルバチョフ大統領が来日する前の時点でありますけれども、その調査の結果によると、あの時点でも、特に四島を現状のままで日ソ平和条約を締結するという意見が七割に達している。これはいわゆるサハリン州全域ですね。
○兵藤政府委員 ゴルバチョフ大統領の御訪日につきましては、今から振り返りますと、政治的には最も困難な状況下で訪日をされたという気がするわけでございますが、にもかかわらず、その中で日ソ間で合意されました内容は、三十数年の日ソ平和条約締結交渉のいろいろな経過を顧みました場合には、やはり一つの画期的な合意であったというふうに私は思っております。
それから三段階目の軍事力を撤退するというのは、これはもう歓迎すべきことで何の問題もないわけですが、四段階目で十五年以内に領土問題を未解決のまま日ソ平和条約を締結するというように伝えられている面も、もちろんこれは問題がある。
領土問題は、日ソ平和条約締結の大前提でありますし、日ソ間の当面する最大の政治課題です。連邦体制をめぐり混迷を深めるソ連との関係で、領土問題の今後についてどのような対処をしていかれるか、その展望を含めてお伺いしたい。
また政府は、この際政経不可分の原則を緩和して、連邦、ロシア共和国の双方に、北方領土問題を解決し、日ソ平和条約を締結する動きを加速化する考えはないか。このことを伺いたいと思います。
したがいまして、この結果を踏まえまして、政府の基本方針であります北方四島の一括返還を実現して日ソ平和条約を締結するという方針を堅持する、この基本方針に従いまして北方領土問題の解決のためにさらに努力することが重要であると思っております。