1965-08-11 第49回国会 参議院 予算委員会 第4号
歳入補正で財源難ならば、行政事務費の節減、急を要しない事業予算の実施繰り延べ等、既定歳出予算の組みかえを行なうべきであって、政府は、このような点について何らの配慮もいたしていないのであります。まことに政治判断の貧困、政治努力の怠慢と言うのほかはありません。
歳入補正で財源難ならば、行政事務費の節減、急を要しない事業予算の実施繰り延べ等、既定歳出予算の組みかえを行なうべきであって、政府は、このような点について何らの配慮もいたしていないのであります。まことに政治判断の貧困、政治努力の怠慢と言うのほかはありません。
又財源といたしましては、既定歳出予算のうちから不用見込額を充当いたしまして、二十八年度歳出の規模一兆二百七十二億円を何ら変更していないのであります。ただこの問題を処理するに当りまして、先ほどから各党の代表者から、富裕都府県以外の義務教育費国庫負担の不足額十億円程度につきまして、種々議論が重ねられておるのであります。この問題につきましては、根本的には一体特例法を出すべきであつたのじやなかろうか。
そこでこの第三次補正予算を組むにつきましても、いやしくもそれがインフレの要因にならないようにという意味から既定歳出を同額だけ更に削減いたしまして、そしてこの補正予算の財源にいたしたような次第であります。この第三次補正予算からはインフレの要因はできていないつもりであります。なお詳細につきましては大蔵大臣からお答えしたほうが適切であると思います。
かたがた二十九年度には、あなたもよく御承知のように、又さつきも他の委員が例を引きますときにお挙げになりましたように、防衛費の問題もありましよう、或いは軍人恩給の問題もありましよう、又災害費の問題もありましよう、幾らおつしやつたつて相当の、大きく見積れば二千億近い、少く見積つても千数百億近い既定歳出の増があるのであります。
○政府委員(石井由太郎君) 三十億の増額は、これは財政当局からの御説明のほうがよろしいかと思うのでありますが、例えばいろいろな経費の節減、或いは行政費の節減等の既定歳出といいますか、或いは当初組まれました歳出の減額で賄つておるのでございまして、預託金の現在額とは一応関係がないということに御了承願いたいと思います。
私どもはこの既定歳出における意見の差というものは、昨年の交付金の問題におきましてもこれはすでに問題になつて、これが引続きことしに来ているのでありまして、今日の地方財政の一番窮迫の根源は、まずここから解決しなければならぬわけであります。内閣の査定のごとく考えましたならば、現在の地方団体はまことに不当な経理をやつているということも同時に言えるのだと思う。
と呼ぶ者あり)特に以上のような総括的財政需要の財源を、若干の租税及び印紙収入の自然増加に求めて、その他は価格調整費の大幅な減額二百六十億円、その他既定歳出の節約等により増加すべき収入と、申告所得税の三百三十二億円減税による減収及び国民生活に直結する酒税、物品税の引下げによる減収等と明確にこれを相殺いたしまして、きわめて健全な財源確保に努めていることは、財政内容の整備拡充に努力した具体的な証左とも見られ
次に、失業保險費の増加十二億二千六百余万円、失業対策応急事業費の増加十五億円、郵政事業特別会計へ繰入十二億八千三百余万円、生活保護費の増加十億八千百余万円、租税等拂戻金の増加八億円、農業共済再保險特別会計へ繰入八億八千七百余万円、食糧供出報償物資値下りによる損失補償五億六千四百余万円、國家公務員の給與改善に必要な経費三十五億四千六百余万円等でありまして、既定歳出の不用額の内訳は、価格調整費の減少二百六十億
他官庁建物等災害復旧費四億六百余万円、次に失業保險費の増加十二億二千六百余万円、失業対策応急事業費の増加十五億円、郵政事業特別会計への繰入れ十二億八千二百余万円、生活保護費の増加十億八千百余万円、租税等拂いもどし金の増加八億円、農業共済再保險特別会計への繰入れ八億八千七百余万円、食糧供出報償物資値下りによる損失補償五億六千四百余万円、国家公務員の給與改善に必要な経費三十五億四千六百余万円等でありまして、既定歳出