2020-07-09 第201回国会 参議院 外交防衛委員会 閉会後第1号
それを持つことは相手に攻撃的脅威を与えるじゃないかということを質問しているんですね。ちゃんと答えていただきたいと思うんですが。 そして、そうであれば、こういう保有をするということは兆単位の莫大な軍事費の支出につながると思いますけれども、それはいかがでしょうか。
それを持つことは相手に攻撃的脅威を与えるじゃないかということを質問しているんですね。ちゃんと答えていただきたいと思うんですが。 そして、そうであれば、こういう保有をするということは兆単位の莫大な軍事費の支出につながると思いますけれども、それはいかがでしょうか。
岸田大臣に伺いたいんですが、一九七二年から開始されたF4戦闘機の導入に際しては、戦闘行動半径の長さが他国に侵略的、攻撃的脅威を与えかねないということで、爆撃装置を外して、そして空中給油装置を地上給油用に改修した経過さえありました。
一九七二年から開始されたF4戦闘機の導入に際しては、戦闘行動半径の長さが他国に侵略的、攻撃的脅威を与えかねないとして、爆撃装置は外し、空中給油装置を地上給油用に改修した経過さえあるわけですね。
「同機の行動半径の長さを勘案すればいわゆる「爆撃装置」を施したままでは他国に侵略的、攻撃的脅威を与えるようなものとの誤解を生じかねないとの配慮の下に、同機には」いわゆるF4には爆撃「装置を施さないこととしたところであり」云々というふうにあります。さらに、F4の空中給油装置についても、「これを地上給油用に改修した。」
昭和四十年代後半には、F4戦闘機を導入するに当たりまして、その行動半径の長さから他国に侵略的そして攻撃的脅威を与えるという誤解を生じかねないという判断からも、爆撃装置を外した経緯もございます。また、F4、空中給油装置も専守防衛にもとるという追及もあって外した経緯もございます。今回の導入に際しても、与党内ですら慎重論があったというふうに伺っています。
そうすると、政府は、これまでの侵略的、攻撃的脅威を与える誤解からということで数々の流れがあって、先ほど私が言った質問の中で申しました経緯があったんですが、見解を変えるということですね。
したがいまして、その対地攻撃能力はいずれも限定的でございまして、仮に空中給油による行動半径が延びることとなったといたしましても、他国に侵略的、攻撃的脅威を与えるとの誤解を生じさせるおそれはなく、ましてや他国にそのような脅威を与えるようなものではなく、憲法上問題はないと考えているわけでございます。
その対地攻撃能力はいずれも限定的でありますから、仮に空中給油により行動半径が延びることとなったといたしましても、他国に侵略的、攻撃的脅威を与えるというものと誤解を生じさせるおそれはありません。まして、他国にそのような脅威を与えるようなものはないというふうに考えております。
また、いわゆる空中給油・輸送機については、戦闘機訓練の効率化、事故防止、基地周辺の騒音軽減及び人道支援等の国際協力活動の迅速な実施と多目的な輸送に資するとともに、我が国の防空能力の向上を図るためのものであり、本航空機を導入しても他国に侵略的、攻撃的脅威を与えるものではなく、憲法上問題は生じないと考えております。
仮に空中給油によって行動半径が延びることになったとしても、他国に侵略的な、あるいは攻撃的脅威を与えるようなものという誤解を与えるというようなおそれは少ない、このように考えておるところでございます。
なお、攻撃的性格を持つのではないかという意味で足の長さ、航続距離の長さについての御指摘がございましたが、これにつきましては、対艦兵装いたしました状態で四百五十ノーチカルマイルということで、現在のF1よりは足は延びますけれども、他国に対しまして侵略的、攻撃的脅威を与え得るということは、それは相手の領土に到達し得る場合、しかもその場合には対地兵装を備えないといけないということだと思いますが、対地兵装いたしました
それで、先生御指摘のように、従来政府側の答弁といたしまして、憲法上保有することができない兵器といたしまして、他国に侵略的攻撃的脅威を与える、侵略的脅威を与えるとか攻撃的脅威を与える、こういう表現を用いているものがございますが、それは結局、基本的には私が先ほど申し上げましたと同じ考え方によるものでございまして、そういう兵器を保持するということになりますと、自衛のための必要最小限度の範囲を超えることになる
しかしながら、同機の行動半径は短く、他国に侵略的、攻撃的脅威を与えるおそれを生ずるようなものではない。 だから、短いからF1については爆撃装置をつけるのだ、こういうふうに言っているのです。 この両方を合わせますと、はっきりと今度は後継機ということで支援戦闘あるいは爆撃ということになれば、これは行動半径をうんと、F1の倍にもするということは絶対許されないということを私は言っているわけです。
○西廣政府委員 四十七年十一月の政府見解、今先生の言われた部分まさにそのとおりでありまして、要するにF4について爆撃装置を落としたその時点においては、F4の能力なり攻撃力といいますか爆弾搭載量その他含めて全体的な能力的に見て、これが「他国に侵略的、攻撃的脅威を与えるようなものとの誤解を生じかねない」、それが侵略的、攻撃的なものだというふうに言い切ったわけではなくて「誤解を生じかねない」というごとで、
長官にお聞きしておきたいのですが、このF4の場合は、「行動半径の長さを勘案すればいわゆる「爆撃装置」を施したままでは他国に侵略的、攻撃的脅威を与えるようなものとの誤解を生じかねないとの配慮の下に、同機には同装置を施さないこととしたところであり、」この点は政府見解として生きているんだという趣旨のことを言うています。だから、足の長いものについてはそれは爆撃装置をつけないというのが政府の統一見解なんだ。
いずれにいたしましても、他国に侵略的、攻撃的脅威を与えるようなものの装備を保有するということは全く考えておりませんで、常に私どもは専守防衛ということを願っておるわけでございます。 後段の対潜ヘリコプターにつきましては、防衛課長からお答え申し上げます。
○宝珠山説明員 他国に侵略的、攻撃的脅威を与えるかどうかというような点については、そのときどきの軍事技術、科学技術の水準というものが関係するということで考えております。しかしながら、先ほども答弁ございましたように、他国に壊滅的な脅威を与えるようなもの、例えばICBMとか長距離爆撃機あるいは大型の空母といったようなものについては明らかに攻撃的な兵器だ、こういうふうに考えられているのであります。
それについては、これは自衛の枠を超えるような用途に使用するというようなことが許されないことはもとよりでありますけれども、それから、事実仮にそれを採用するような場合には、現実に外国に対して侵略的あるいは攻撃的脅威を与えないように十分な配慮は必要だとは思いますが、それが直ちに憲法違反になるというようなことはないと思います。
○政府委員(塩田章君) いま申し上げましたように、防衛力を整備していくに当たりまして当然わが国の基本的な方針であります他国に侵略的攻撃的脅威を与えるような装備は保持しない、これは当然ずっと守っていくべき基本的な方針でございますけれども、その範囲の中であくまでも自衛のために必要な最小限度の範囲で防衛力を保持するという観点から、防衛力を整備するに当たりまして具体的にはそのときそのときの国際情勢、軍事技術
○国務大臣(伊藤宗一郎君) F4の問題につきまして再三お答えを申し上げておりますけれども、政府はこれまで他国に侵略的、攻撃的脅威を与えるような装備を保持しないという基本的な方針で防衛力の整備を図っておりますけれども、これは、わが国はあくまで自衛のため必要最小限の範囲で防衛力を保持するものでございまして、これに反するような装備は保有しないということを増田長官の発言は敷衍して申し上げているものと理解をしております
そういうふうな意味から言えば、やっぱり私はこういうふうな防衛庁長官の発言にいたしましても、いわゆる他国に攻撃的脅威を与えるという、その脅威を与えるという誤解を生ずるおそれは全くないということはない。日本がそういうものをどんどんどんどん装備を強化して近代化していけばいくほど、やっぱりそういう国はみんなそれなりに脅威に感じているわけです。
「その機能は最近における軍事技術の進歩等を考慮すれば、他国に侵略的、攻撃的脅威を与えるという誤解を生ずるおそれは、全くないものである。」と、こう書いてあるんですね、これ。これはもう本当にどこからこういう言葉が出てくるんですか、これ。他国に侵略的、攻撃的脅威を与えるという誤解を生ずることが全くないなんて、そんなばかなことないでしょう。「全く」なんというのはよけいなことと違いますか、これ。
やっぱり他国に侵略的、攻撃的脅威を与えないようにわれわれとしては十分配慮すると、そしてそういうようなものはないと信じておると、そうでないといかぬのと違いますか。そうじゃないですか。要するに「生ずるおそれは、全くない」なんということは、そんなこと言えるのですか、大体そんなことが。「他国」というのは一体どこを考えて言っているのですか。
そういう観点からF4ファントムの爆撃装置というものは、攻撃的、侵略的な脅威を与えるおそれがある、そういう疑いがあってはいけない、こういう意味合いからあの装置は外すと、こういうことに当時なったものでございまして、基本でありますところの専守防衛に徹するわが国として、他国に侵略的、攻撃的脅威を与えるような装備はしない、この方針はいまだに変わっていないということを申し上げておきます。
海外派兵の問題でございますが、政府は、従来から、憲法にのっとり専守防衛の立場を堅持し、他国に侵略的、攻撃的脅威を与えるような装備は保有をしないこととし、また、いわゆる海外派兵は、一般に自衛のための必要最小限度を超えることから海外派兵は行わないこととしておりますが、このような考え方は今後とも堅持をしてまいる所存でございます。
大臣、それじゃ増田長官の発言は今日においても変更する意図はない、しかし国会やいろいろなところでもう少し説明すればよかったと、こうおっしゃってはおりますけれども、それじゃもう少し増田長官の発言の問題で突っ込んでみますと、その点だけですけれども、要するに他国に侵略的、攻撃的脅威を与えるような武器は用意しないという考え方、見解というのは、これは国の基本的な考え方なんでしょう。どうですか。
○政府委員(塩田章君) 先ほど長官からお答えいたしましたように、基本的な方針としまして、他国に侵略的、攻撃的脅威を与えるような装備は持たない、これはもう不変なものと私たちも理解をいたしております。
○峯山昭範君 そうしますと、それは他国に侵略的、攻撃的脅威を与えるという、不変的なものですから、増田長官の発言というのはそれを取ってしまうと何になるかというと、F4に爆撃装置をつけないというそれしか残らないんじゃないですか。そうでしょう。増田長官の答弁を変更しないとあなたはおっしゃっていますけれども、攻撃的、侵略的脅威を与えるような武器は持たないというのは、これは不変的な考え方でしょう。
○国務大臣(伊藤宗一郎君) 先生御指摘のとおり、政府はこれまで他国に侵略的攻撃的脅威を与えるような装備は保持しないという基本的な方針を述べてまいりましたが、これは、わが国はあくまでも自衛のため必要最小限の範囲内で防衛力を、保持するものであり、これに反するような装備は保有しないということを敷衍して申し上げているものでございます。