1962-12-07 第41回国会 参議院 農林水産委員会 閉会後第4号
外国澱粉なり政府の手持ち澱粉というものを輸入する、あるいは放出するという数字を生産数量に仕立てて、それで原料の基準価格というものを算出するということでその時点における生産者は満足し得ると、こうお考えですか。この重要農産物価格安定法を作ったときは、われわれの考えは、イモの価格の安定ということを考えたいということであったのです。
外国澱粉なり政府の手持ち澱粉というものを輸入する、あるいは放出するという数字を生産数量に仕立てて、それで原料の基準価格というものを算出するということでその時点における生産者は満足し得ると、こうお考えですか。この重要農産物価格安定法を作ったときは、われわれの考えは、イモの価格の安定ということを考えたいということであったのです。
澱粉の需要が非常に多いということが予想される、そこで外国澱粉を輸入するなりあるいは政府の手持ち澱粉を放出するなり、それは実際の流通過程における行動として僕は起きることはよろしいと思う。価格策定のときにその放出する、あるいは輸入する数量を原料に換算して、それがその年の生産数量であったと仕立ててそうしてはじき出すというと、これは生産者のイモ価格が下がりますわね、下がる。
先ほど来の松田君の質問、今の芳賀君の質問で、手持ち澱粉を全部売り払うとおっしゃったことは、これは非常な好影響を受けると思いますが、反面に食管会計の赤字その他ますますかさばりますので、大蔵省その他の抵抗もあると思いますが、御発言になりました以上は強く早期にやっていただきたいと思います。
そうすると、バレイショ澱粉の場合は従来のカンショ澱粉よりもある程度安売りの度合いを——カン澱の場合は十貫匁百円ですが、バ澱の場合にはそれ以上の価格の安売りをしなければ直ちにこれはブドウ糖原料にはなかなか適合しないかもしれませんが、先日の長官の説明によりましても、政府の手持ち澱粉四十五キロ一袋について一年間の金利、倉敷の諸経費が大体二百円ということになっておるわけです。
そういう点を加えますことは、私が前段に申し上げました農業基本法の趣旨に沿わなくなってくるということでありますから、この時点におきましては、政府の手持ち澱粉というものは一応たな上げをして、それを供給力に見ないということぐらいの措置はやっていただけるように思うのですが、ね、その辺どうでしょうか。これは別に数字ではありません、一つの方針ですわ。
そこで北海道は逆に非常な不作に見舞われておりますようなわけで、十二万トンの手持ち澱粉、それに対してはそうやらなければうんと違うのです。それで取り出していうわけですが、だから何もコンスターチはやめるのじゃない。それと相待ってバレイショ澱粉の価格が出てくるようにお骨折り願いたいと思うのです。 —————————————
それから第二点は、これも甘味資源の長期十カ年計画に沿って、カンショ澱粉あるいはバレイショ澱粉を主原料にした精製ブドウ糖の育成についても、これは相当政府の手持ち澱粉の安売りとか、あるいは輸入砂糖の超過利潤からの育成とか、いろいろな措置が講ぜられて、十カ年計画の線から見れば、相当テンポが早まっておることは事実でありますが、これも安定した姿にはまだなっていないわけです。
しかしながら、一方においては、政府手持ち澱粉が累増し、他方においては、年間四十万トンにも達する水あめ、普通ブドウ糖工業が原料高製品安に悩み、これらの関連中小企業が危殆に瀕している等の現状において、これら製品の一そう積極的な消費拡大策を推進する必要性が著しく高まっておりまするし、また、大豆の輸入の自由化が強化された場合には、国産の大豆及び菜種につきましては、その生産と需給の現状より判断して、当然政府による
しかしながら、一方においては、政府手持ち澱粉が累増し、他方においては年間四十万トンにも達する水あめ、普通ブドウ糖工業が原料高製品安に悩み、これらの関連中小企業が危殆に瀕している等の現状において、これら製品の一そう積極的な消費拡大策を推進する必要性が著しく高まっておりまするし、また、大豆の輸入の自由化が強行された場合には、国産の大豆及び菜種につきましては、その生産と需給の現状より判断して、当然政府による
四、巨額な政府手持ち澱粉も、カンショ澱粉の方は新規用途が見出されたため激減したが、バ澱の方はなお手持ちがふえる一方である。政府の支払いの金利、倉敷料のこと等を考えれば、バ澱も新規用途向けには思い切って安売りした方が国としても得策ではないか。 五、澱粉の新規用途として大きな活路を見出した結晶ブドウ糖、精製ブドウ糖の販路拡大のため政府はもっと積極策を講ずべきではないか。
それから、政府手持ち澱粉の売却量でありますが、現在十一万六千トンの在庫がございます。このうち七万二千トンは、精製ブドウ糖、結晶ブドウ糖、一口に言って育成ブドウ糖と言っておりますが、育成ブドウ糖に向けて売るつもりでございます。これは御承知のように安売りをしておる分でございます。その分は供給量から除外する。その他の澱粉需給上必要な数字の四万四千トンについては計算上供給に織り込む。
○芳賀小委員 この資料によると、政府手持ち澱粉の売却方針については現在十二万六千トンある。そのうち、これはカン澱ですが、育成ブドウ糖用には七万二千トン、これは計算から除外しておるというが、これは売り渡しを行なうということなんですね。ですから、これは相当大童に売り渡しができるということは、買い上げしなくても済むということなんです。買い上げする事情のときにはこれは放出できないときなんです。
もう一つ価格決定で重大なことは、政府の手持ち澱粉でございますが、昨年約六千万貫程度手持ち澱粉を持っておられたのが、今年ぐんぐん減りまして、今多分三千万貫程度に減っておると思うのでございますが、米価決定が昨年に比べますと今年約六%値が上がっておる、こういう事情、物価指数、手持ち澱粉の問題、それから、イモ作農民では、イモを作るよりほかにどうもほかに転換する作物がない、こういう地形のところでみな作っております
さような時期には、むしろ政府の手持ち澱粉の払い下げをブドウ糖工業が希望いたしまして、かなりの量のものを政府が特別価格で払い下げているような状況でございまして、従って、市中の生粉の出回り時期、並びに生粉でなくて、干粉の出回りの際にも、その出回り価格いかんによりまして、政府に依存するかしないかが左右されるような状況でございます。
ですから、女房役の意見も十分聞いて、早急にこの結晶ブドウ糖の問題についても、宣伝だけではなくて——選挙宣伝だけに使われては大へんですから、具体的にどうやるということを明らかにして、政府手持ち澱粉の処理対策というものを十分進めてもらいたいと思うわけであります。 それで、次にお尋ねしたいのは、北海道の八カ年計画ですが、私たちが見てもこれは容易なものではないと思うのです。
これは私ども業界から食糧庁の方へ書類を提出さしていただいておりますので省かしていただきますが、私ども、現在国内にあり余っている澱粉、そして政府手持ち澱粉の消化ということにつきましては、非情な責任と義務を感じております。ぜひともわれわれの力でこれを消化するということが私ども企業に携わる者の責任であるというふうに考えております。
それから、同じく2の欄にございまするように、政府手持ち澱粉も数量が非常にふえて参っております。三十五年の三月末現在で、カンショ澱粉の手持ちが四千九百九十二万二千貫、バレイショ澱粉が千三百六万一千貫、合わせて約六千三百万貫の政府手持ちに相なっております。
○須賀政府委員 政府手持ち澱粉は、三十三年産までで、毎回申し上げておりまするように、カンショ、バレイショを合わせて約五千八百万貫政府で手持ちいたしております。三十四年産のものにつきましては、三十四年中度にとりあえず五百万貫の買い入れをいたすことにいたしまして、これは過日その買い入れ手続をとったわけであります。
従って、この際、これは食糧庁長官一存ではできないかもしれぬが、政府としても速急に具体的な計画を立てて、このような膨大な政府手持ち澱粉が有効処理されるような方針を速急に決定する必要があると思うのですが、そういう点はまだ見通しというのは今年然ないわけですね。
○芳賀小委員 その中で、特に政府の膨大な手持ち澱粉があるわけですが、これと結晶ブドウ糖の企業化の促進というものとの関連は、これは非常に政策的に見ても大事な点でありますが、それでは具体的に現在の政府の手持ち澱粉を計画的に結晶ブドウ糖の方へどういうふうに転化していくか、そういう計画というものはやはり政府としても明らかにしておいた方がいいのじゃないかと思うのです。
きようは論及しませんが、だから、当然政府の手持ち澱粉を主体にした精製ブドウ糖の工業化の問題も、これは先般長官からも大体概要を明らかにしてもらったわけですが、そういう意味において、十カ年計画の達成に対する政府の熱意いかんというものは、農業政策上から見ても、これはいろんな方面に影響があるわけなんですから、大方針だけは明らかにしておく必要があると私は思います。そのことを聞いておるのです。
従いまして政府の手持ち澱粉量は相当の量になるわけでございます。これに対する澱粉の処理対策、ひいてはカンショ及びバレイショの価格支持対策といたしまして、澱粉の新規用途の開拓ということを、二年ばかり前から農林省で積極的に取り上げたわけであります。
そこで、今お話のように、九月一日以降にそういう諸般の情勢を加えるということは当然と思いますが、それは見通しの問題なので、ここで論議いたしませんが、九月一日現在の作況指数というものをもとにして澱粉の方は別にして、イモの基準価格だけを考えた場合には、政府の手持ち澱粉というものは一応考慮の外にあってしかるべきだ、澱粉の買い入れ価格ではございませんから。
これは御承知の通りでございまするが、そのしかも計算の中に政府手持ち澱粉が幾ら市中に放出されるのであろう、それが原料イモに換算をすれば幾らになって、それが価格形成上プラス・マイナスどういうふうに影響を及ぼすかということが、政令のあの算式にも当然影響が及びまするので、どうしても、そういう、ただいま申しましたような基本的な考え方がきまりませんことには、数字としてきめるわけには参らないのでございます。
○説明員(村田豊三君) 御指摘の、政府手持ち澱粉の昨年度の価格形成上用いました放出数量は、八五%見ておったわけでございます。でありまするから、かりに昨年並みに八五%の放出をするということに相なりますれば、ただいまカンショ澱粉四千五百万貫持っておりますので、これはまあ非常に大きな価格形成上はマイナス要素になると思います。従って、昨年の八五%、あるいは一昨年は五〇%であったと記憶いたしております。
ただ、御指摘になりましたように、自主調整に入ります前に、その自主調整計画の基準となるべき目標価格というものを、あらかじめ上値と下値両方の目標価格を各団体においてお立て願いまして、その幅の中で自主調整が円滑にいくように、それで、それに及ばないときには政府が買い入れの援助を行い、それ以上の高騰を見るときには政府の手持ち澱粉を調整期間中といえども放出する、そういう一つのお約束を調整団体といたしまして、今まで
こういう意見もありまして、結局七十三円程度ならば、結晶ブドウ糖におきましても、政府の手持ち澱粉を買入価格千五百五十円で払い下げる。これならば、もう少し結晶ブドウ糖の生産がぎりぎりのところくらいまでペイできる。こういう見当もつきますから、一応七十三円、そういうことできめたのであります。
どうか、できるだけすみやかに政府の支持価格を決定されて、その決定されるに当っては、現在の各種の条件を加味して生産費をまかなうような価格を考慮していただく、また、一方においては結晶ブドウ糖の製造を奨励するというような意味で、手持ち澱粉の処理については、十分な考慮を払って価格の決定をお願いしたいと思うのであります。これだけの希望を述べておきます。