2015-07-01 第189回国会 衆議院 法務委員会 第27号
例えば、私が検事に任官した昭和四十七年、それ以降しばらくの間は、覚醒剤の自己使用あるいは単純所持の事犯からその入手先を、いわゆる突き上げるといいますか、所持犯から入手先を聞き出し、その所持犯が正直に本当のことを言うために、その流通過程にかかわった被疑者が覚醒剤の譲渡として起訴されて有罪になるということは普通にあったんですね。本当に普通にありました。
例えば、私が検事に任官した昭和四十七年、それ以降しばらくの間は、覚醒剤の自己使用あるいは単純所持の事犯からその入手先を、いわゆる突き上げるといいますか、所持犯から入手先を聞き出し、その所持犯が正直に本当のことを言うために、その流通過程にかかわった被疑者が覚醒剤の譲渡として起訴されて有罪になるということは普通にあったんですね。本当に普通にありました。
今日、改造防止のための実効ある措置をとることが求められていることは事実ですが、そのためには、社会的批判の強化と国民の民主的成長を基本としつつ、当面、改造や不法所持犯に対する取り締まりを徹底して行い、暴力団に対しては総合的な封じ込め作戦を展開することが必要であり、また、モデルガンの流通、販売面での自主規制の育成等が重要であります。
○政府委員(吉田六郎君) 罰則の引き上げは、最近暴力団等による拳銃等の密輸入、不法所持犯が急激に増加している。また、白昼、市街地において堂々と撃ち合いが行われるというようなことなどから、国民生活の安全に大きな脅威を及ぼしている、そういう実情に対処するために行うというのがその趣旨でございます。
大半がモデル改造拳銃でございまして、私が聞いておりますのは、連発の銃をごくわずか所持しているのを所持犯検挙しただけでございまして、まず、現在の状況から見て、持っていないと断言はできませんけれども、過去の取り締まり状況を見まして、一度も検挙した事例はございません。
定価外販売あるいは所持犯として処分された三百五十七件のうち、六十一件が歩引き販売に該当する。中には現在六分の手数料を一歩程度で売り渡しておる、こういう実例まである。専売公社の手数料がきめられておる、それを大幅に割って、一分程度で売り渡しておるというところもある。たくさん売ればそれだけ利益があがるわけでありますから、そういう歩引きをして売っておる実例もあるわけです。
これは密造酒の所持人が、密造犯、それから所持犯、こういうものでございます。これはいずれも今の系統から申しますと秩序犯ではない、こういうことで考えられているようでございます。
所持犯に該当する者から取ります、こううたっているわけでございます。したがって、そこはどうしても犯人——犯人という言葉が適当であるかどうかは別にしまして、法律的には、所持犯に該当する人間からその場合は取りますぞと、こう書いてあるわけでございます。そこまで書かないと意味がはっきりしないということでございます。
これは関税法でもみな同じですが違反物件を持っておりますと、その認識があって持っておる者は、所持犯として禁止しておるわけです。いずれも脱税犯の系統に属するものであります。その場合には、所持犯を犯しておる者からこれを取りますぞ、ということを書いておるわけでございます。だれから取るか、所持犯を犯した者。それは所持しておる者だけではいかぬのでございましょう。やはりそれは所持犯にならなくちゃ工合が悪い。
これは所持犯は青少年が多いものですから、起訴いたさないものもあるわけであります。ところが今度はその起訴をいたしましたものが、裁判所においてどうなるかという問題でありますが、これは昭和二十七年の一年間の全国の裁判所の統計でございますが、覚醒剤取締法の違反として六千九百人ばかり裁判所にかかりましたが、そのうちの千二百人が体刑になつております。重いものは五年以上行つているものもあります。
なおあわせて、近時密造の激増にかんがみ、密造酒類の所持犯、密造未遂について処罰規定を設ける等罰則の強化を行おうというのであります。 第二條は清涼飲料税法の一部改正であります。サイダー、ラムネ等は昨年七月相当の税率引上げを行つたのでありますが、その後の課税の実情は、税率が高きに過ぎ、需要と生産を阻害するきらいがあるのであります。
その半面焼酎等のいわば大衆的な酒類につきましては、その消費の性質及び密造対策の見地等からできる限り低い價格とすることとし、焼酎は現行特價酒七百八十七円、配給酒三百六十五円であるのを、四百五十円程度になるようにいたしました、尚最近における酒類密造の激増に鑑み、密造酒類の所持犯、密造未遂について処罰規定を設ける等罰則の整備強化を行うことといたしました。
なお、最近における酒類密造の激増にかんがみ、密造酒類の所持犯、密造未遂について処罰規定を設ける等、罰則の整備強化を行うことといたしました。