1949-09-16 第5回国会 衆議院 建設委員会 第29号
もつとも應急住宅などというものがあるのでありますが、これは全壊した人がとりあえず入るというのであつて、風などの場合には、全壊であるとか半壊であるとかいうような被害がきわめて多いのであります。これに対して、住宅局において案をよりより練られて、いろいろな建築資材、補修資材というようなものを半額國庫補助をして災害地にあてがおう。
もつとも應急住宅などというものがあるのでありますが、これは全壊した人がとりあえず入るというのであつて、風などの場合には、全壊であるとか半壊であるとかいうような被害がきわめて多いのであります。これに対して、住宅局において案をよりより練られて、いろいろな建築資材、補修資材というようなものを半額國庫補助をして災害地にあてがおう。
これの一部は公共事業費で應急住宅をつくろうということになつておりますが、大部分のものは自力で復興をしなけれればならぬ、こういう実情になつております。本來ならばこれは個人個人でありますから、國庫の補助を個人個人にやることはちよつと困難であります、これは從來のいきさつその他農業関係なども同機でありますが、個人に補助するということは非常に困難であります。
たとえば商賣をしておる者がいきなり應急住宅に入つたのでは、お得意とも縁切れになるし、その町での商賣が成立たぬ、あるいは長い間の住居の習慣もあつて、生計、なりわいすべて成立たぬというようなこともあると思います。どうも融資の方よりにせめてこういつた意味での助成の方が妥当ではないか。
引揚の應急住宅の方は、これは御承知のように收容所その他におりまして、行く先のない無縁故者の方を私の方でやつております。今申上げました三千戸の中一千戸を割当てるというのは、一般都営住宅の関係であります。
○説明員(御子柴博見君) これはすべて新設を避けておりまして、既存施設の轉用、例えば工員の宿舍とか、倉庫とか、或いは軍用建物、こういつたものを借りまして、これに必要な設備、間仕切り、その他補修を加えまして……、これが一つと、それからすでにありますアパートで賣物に出ておるというようなものがございます、そういつた施設を借上げ若しくは買收いたしまして、應急住宅にするという計画でありまして、これにつきましては
それからもう一つの方法としては、先程申上げました應急住宅の面を強化いたしまして、それは國の方の相当額の御援助も仰がなければならなかつたのであります。これを強化することによりまして、一般の今住宅に困つている引揚者と同樣に同率において扱つて上げる、若し寮におります人は後にするというようなことはしないで、これに十分この際お世話するということを考えておるわけであります。
殊に引揚げて参りました人達は何ら燃料の貯えもなく、而も住宅は吹き曝しの所で疊もないような状態の應急住宅が多いのでありまするから、どうしてもこの燃料の問題と住宅の補給というのは、この冬を迎えまする前に是非とも政府としては至急予算的処置を講じて、この冬に間に合うような方法をとつて頂かねば大いなる憂慮すべき状態に相成つて來ると存じます。
大臣はその厚生大臣でおられました当時、引揚者、戦災者の窮状に対し、特にその住むに家なき放浪生活に対し深い御同情と御理解をお持ちであり、大いに敬意を表して來たものでありまするが、誠に都合よくこの度建設院総裁をお引受けになりましたので、我々は大いに意を強うしたのでありまするが、應急住宅三百万戸の建設はどうなされるお見込でありましようか。
それ以上いろいろやらなければならないこともございますが、もし不幸にして災害の起つた場合の、あとの應急住宅施設の資材は、関係各省と連絡をとりまして、全國に分散いたしまして、一般物動の中から特別に確保しております。 なお地震保險のことでございますが、これは主管省は大藏省か商工省と思いますが、よく主管の官廳と連絡をとりまして、われわれの方からもそういうことを要望いたしたいと思つております。
戰災復興院としては、とりあえず應急住宅六坪の家三千戸を建築いたしたいということで、これに要する費用九千万円と資材を安定本部に目下要求中であります。建築能力のある者に対しては、木材、くぎ、たたみ、ガラス、電線、セメント等を配給する方針で、群馬・茨城・栃木・埼玉の四縣に、セメント、ガラス、その他の資材を第三・四半期分の中から配分しております。
本年度においては一般的に全國に亘りまして、二萬五千人ばかりの收容をやつております外に、北海道に最近樺太から引揚げて來られまして、差當り落著き先のないお方々のために、主として北海道、一部東北におきましても、一億圓の豫算を以ちまして、三萬人を收容する應急住宅を提供するということを實施中であります。