2020-05-27 第201回国会 参議院 資源エネルギーに関する調査会 第5号
その中では、性能試験開始前の設計、建設、また性能試験開始後の四〇%出力までの運転を通じまして、炉心燃料、安全評価、ナトリウムの取扱い技術などの高速炉開発に関する様々な技術的成果を獲得いたしまして、また研究人材の育成などにも貢献するなど、多岐にわたる成果が得られたとされております。これらは今後の高速炉開発につながるものと考えております。
その中では、性能試験開始前の設計、建設、また性能試験開始後の四〇%出力までの運転を通じまして、炉心燃料、安全評価、ナトリウムの取扱い技術などの高速炉開発に関する様々な技術的成果を獲得いたしまして、また研究人材の育成などにも貢献するなど、多岐にわたる成果が得られたとされております。これらは今後の高速炉開発につながるものと考えております。
一方、性能試験開始後における技術成果につきましては、文部科学省が平成二十四年五月にその達成度について算出しておりますが、その方法に倣いまして、会計検査院が「もんじゅ」の廃止措置への移行が決定された二十八年十二月時点の性能試験開始後における技術成果の達成度を試算した結果、一六%と算出されております。
「もんじゅ」の性能試験開始後の技術成果の達成度につきましては、平成二十四年に文部科学省が原子力委員会新大綱策定会議に提出した参考資料の試算がございまして、こちらも一六%という数字でございます。 会計検査院におきましても、同じ条件を用いて再度試算した結果だと伺っております。
先生御指摘のとおり、この数字につきましては、あくまで、性能試験開始後に得られました技術成果の達成度を、稼働開始後十年までに得られる技術成果に対する割合と示したものでございます。 一方、「もんじゅ」におきましては、性能試験開始前の設計、建設、あるいは性能試験開始後の四〇%出力までの運転を通じまして、高速炉開発に関するさまざまな技術成果を獲得しているところでございます。