1950-07-11 第7回国会 衆議院 考査特別委員会 第33号
(「ノーノー」)いわゆる反動を帰すなという徳田要請なる事実のなかつたことは、当事者である徳田球一証人並びに相手方のソ同盟の政府の公式発表によつてすでに明確になつておるのであつて、本委員会における証人調べによつても、これを裏づけるような信用し得べき証言というものは存在しないのであります。
(「ノーノー」)いわゆる反動を帰すなという徳田要請なる事実のなかつたことは、当事者である徳田球一証人並びに相手方のソ同盟の政府の公式発表によつてすでに明確になつておるのであつて、本委員会における証人調べによつても、これを裏づけるような信用し得べき証言というものは存在しないのであります。
ということを言つておるのでありまするが、参議院のこの十六日の特別委員会におきましては、こういうふうに共産党の書記長徳田球一証人ははつきりと事務局があるということを証言しておる。然るに昨日の考査委員会におきましての前田球一証人の証言によりますると、共産党には事務局はないんだ、そういうことを幾度か言われておるのであります。
○淺岡信夫君 実は去る三月十六日に当委員会におけるところの徳田球一証人のその証言には、日本共産党中央委員会事務局に聞けとか、或いは事務局のやつたことであるならば政治責任を負うということを言われておつたのであります。然るに昨日の衆議院の考査委員会におきましては、共産党には事務局はないのだ、だから事務局がないから従つて政治責任をとれぬじやないかということなのであります。
徳田書記長よりの收容所あて書信は、徳田球一証人もこれを認めたのであるが、その内容は、共産主義信奉者にならない者の帰国を欲しないとの意味に解される。徳田書記長名義のはがきには、りつぱな闘士として帰国され、反動に対しともに闘う日の来るのをお待ちしております。
御元気にてソ同盟強化のため邁進され、立派な闘士として帰国され、反動に対して共に闘う日の来るのをお待ちいたしております」旨が書かれていたことの証言があり、これに対して徳田球一証人は、「それは秘書が出したものであり、その政治的責任は負う」と証言いたしたのでありますが、この手紙の内容は十分に共産主義信奉者にならない者の帰国を欲しないとの意味に外ならないことを示唆しておるものであります。
こう常識的にも解釈されるのであつて、これはこういうふうに書いてあると、龜澤富男証人は証言が客観的にも正確であり、直ちにその通りに徳田球一証人がこれを認めたというふうになつておるが、それでいいのかということです。
○北條秀一君 私が言いましたのは、收容所宛書信一般を指すのでなしに、去る三月十八日龜澤富男証人が証言した「ソ連ウオロシロフ地区内各收容所を回覧されたる徳田書記長よりの收容所宛書信は、」これが先般の委員会において質問されて、それについて徳田球一証人が、極めて的確ではないということは前に徳田証人が言つております。そういう沢山の中だから記憶は十分でない。
○中野重治君 そういう「書信は、」ということになると、「且徳田球一証人もこれを認めたのであるが、」というこれは何になるのですか。書信は提出されておらないのです。書信そのものは……。
「昭和二十五年三月十六日午前十一時二十分より参議院予算委員室で開会の在外同胞引揚に関する特別委員会において、衆議院議員徳田球一証人を喚問中午前十一時四十分頃同委員会傍聽中(徳田証人左側の席)の衆議院議員木村榮君が大声を発し何事かわめきたてたので、委員長は退場を命じますと言われた。