2004-04-27 第159回国会 参議院 文教科学委員会 第14号
それが、国立大学の場合にはそれが役員会、役員会の長としての学長に非常に大きな決定権があって、それで経営審議会などもありますけれども、それは審議をするにとどまるというふうなことになっておって、結局それの内部組織じゃなくてむしろ外側の方に国の文部科学省があって、そこが監督をするというふうな形の、いわゆる外部で監督をする、そういうシステムになっているということですね。これが大きな違いであります。
それが、国立大学の場合にはそれが役員会、役員会の長としての学長に非常に大きな決定権があって、それで経営審議会などもありますけれども、それは審議をするにとどまるというふうなことになっておって、結局それの内部組織じゃなくてむしろ外側の方に国の文部科学省があって、そこが監督をするというふうな形の、いわゆる外部で監督をする、そういうシステムになっているということですね。これが大きな違いであります。
そういたしますと、この役員会——役員会といいますか振興会自体の意思によって、かりに評議員会に学者がおる、しかし聞きたくない場合には評議員会に諮問しなければ永久に——永久にというのは極端でありますけれども、ほとんど評議員会も開かなくてもやれる。こういうような仕組みに、勘ぐってみるとそういうふうに見える。
何かといえば役員会、役員会と言っておる。役員会の責任は総裁と副総裁が持つのじゃないか。それをそういう歴史を調べないで、ただ一つか二つやって、いいところだけ調べるのですか。ここに何か事件があった、その場合にその人間を処分したり、その人間を引き立てたり、許したりするときに、いいことだけを調べて悪いことを調べないのですか。そんなものは、だれでも知っておることじゃないですか、まだ出てくるのですよ。
○鮫島法制局参事 ここで理事会と申しましたのは、これは役員会というような意味でございまして、ただその役員の大部分を占めておるのが理事でございますので、理事会という名称を用いてございますけれども、意味合いとしましては、役員会——役員会といつておりましても、執行機関たる役員会というような意味合いでございます。