1960-04-06 第34回国会 衆議院 地方行政委員会 第21号
○小倉説明員 事件の概要を申し上げますと、松葉会の幹部でありました市橋某が中心となりまして、約十名くらいの者が砂袋あるいは消火器を持ちまして、去る四月二日の午前四時十五分ごろ、毎日新聞本社の北側入り口から、係員の制止を聞かず印刷室に乱入いたしまして、輪転機に砂袋を投げつける、また鉛版をこわすというような暴行をいたしました後、二階の発送室に侵入いたしまして、作業員等に砂袋を投げつけ、消火器を発射して、
○小倉説明員 事件の概要を申し上げますと、松葉会の幹部でありました市橋某が中心となりまして、約十名くらいの者が砂袋あるいは消火器を持ちまして、去る四月二日の午前四時十五分ごろ、毎日新聞本社の北側入り口から、係員の制止を聞かず印刷室に乱入いたしまして、輪転機に砂袋を投げつける、また鉛版をこわすというような暴行をいたしました後、二階の発送室に侵入いたしまして、作業員等に砂袋を投げつけ、消火器を発射して、
去る二日未明、松葉会の幹部市橋某ら十数名が、新聞の印刷発行をとめる目的で毎日新聞社を襲い、輪転機に砂をかけてこれをストップさせ、印刷済みの新聞千数百部を汚損し、発煙筒をたき、ガラスを破壊するなどの暴行を働いたことは、かの二・二六事件以来の不祥事であって、単に毎日新聞社に対する暴行事件であるにとどまらず、広く言論報道の自由に対する暴力による干渉圧迫であり、まさに民主主義を破壊するものであると言うべきであります