1989-11-28 第116回国会 参議院 内閣委員会 第3号
これらの角度から、以下、第一に山口青年と宮崎青年の死について、第二に何についての合意が求められているのかということについて、第三に専門内外との対話それから相互批判について、それから第四に、倫理委員会の役割について考える、そして結びに、私たち一人一人が克服しなければならない課題についても触れて私の発表といたしたいと思います。
これらの角度から、以下、第一に山口青年と宮崎青年の死について、第二に何についての合意が求められているのかということについて、第三に専門内外との対話それから相互批判について、それから第四に、倫理委員会の役割について考える、そして結びに、私たち一人一人が克服しなければならない課題についても触れて私の発表といたしたいと思います。
ただ、いわゆる脳死とか臓器移植に関しては、何といいましても先ほど申し上げた山口青年と宮崎青年の死というものがやはりどうしても引っかかって、これが頭にこびりついて離れないわけです。ですから、この辺の検証なり総括というものを抜きにして信頼せよと言われても非常に困る。
淺沼委員長を刺し殺した山口青年は、「忠義とは自分を無にすることである、今は真の愛国者がいない」と力説していたということでありまするが、文部大臣はかかる青年を求めているのでありましょうか。私どもは再び愛国の美名のもとに、多数の若人の生命を奪い取るような戦前の体制に戻すことには絶対に賛成できないのであります。文相のこの考え方に対し、首相の率直な所信を求めるものであります。