1954-02-24 第19回国会 衆議院 本会議 第12号
ことに、この当面の問題につきましては、昨年の七月でありましたか、山口県に小学生日記等の問題が起りました当時、これを全国に向つて強く指導、勧告を行つて参つたのであります。ただ遺憾ながら、これらの指導、勧告というものが、実際地方の教育の上において、その効能があまりなかつたわけであります。これは大体日教組がじやまをしたからであります。
ことに、この当面の問題につきましては、昨年の七月でありましたか、山口県に小学生日記等の問題が起りました当時、これを全国に向つて強く指導、勧告を行つて参つたのであります。ただ遺憾ながら、これらの指導、勧告というものが、実際地方の教育の上において、その効能があまりなかつたわけであります。これは大体日教組がじやまをしたからであります。
併し、それにつきましては、すでに昨年の山口県の小学生日記等の場合にもその点を明瞭にして、中立性という意味は地方にわかつておるわけであります。だからそれを指しておるわけでありまして、無論これはいわゆる俗語でありますから、つまり八条の二項に云々という代りに使つてある言葉でありますから、そういうものがあるかないかという法律の上に文句を求められましても、それはありません。
文部当局は山口県で問題になつた小学生日記等の内容についても検討しておられると思いますが、たとえば、「再軍備と戸じまり」というような題で、「日本人の中には、ソ連をどろぼうにたとえて、戸じまりをよくするために再軍備をする必要があるといつている者があるが、表の錠前ばかり大きくして、裏を明け放しているから、どろぐつの紳士が八百六個も軍事基地を取つた。