1952-04-04 第13回国会 参議院 外務委員会 第19号
従つて條約の効力発生前に專任外相を置くということはないであろうと信じております。その後においていつ專任外相を置くか、これは事務の繁閑、その他各種の事情を考慮して適当なときに措置することとこう考えております。
従つて條約の効力発生前に專任外相を置くということはないであろうと信じております。その後においていつ專任外相を置くか、これは事務の繁閑、その他各種の事情を考慮して適当なときに措置することとこう考えております。
○石田(一)委員 提案者外十六名を代表するわけじやありませんけれども、衆議院の本会議場において專任外相の必要なしと議決するということは、外務大臣の必要なしというふうに解釈されるおそれがある。委員会で否決されたというのなら、また次の国会にわれわれは再び提出するときも来ると考えますので、一応これは本会議の議題としない方がむしろ穏当であると考えます。
○大池事務総長 ただいまのは、日程第八の專任外相の問題で、オーケーを必要とせざる時期のものです。
○石田(一)委員 要するに專任外相を置くか置かないかということは、現段階においては、多数の意思決定によつて、その必要なしと議決されることもありましよう。しかしこれが一日、二日、あるいは何日間かの期間を置くと、設置しなければならない客観情勢が生れるかもわからぬ。またすでに外務大臣というポストがあるにもかかわらず、そのポストが兼任されておることが例外なんです。
○北澤委員 私の申し上げたいのは、專任外相設置に関する民主党の気持もわかりますが、こういう現在のような重大場面においては、さらに百尺竿頭一歩を進めて、国内の政治休戰まで持つて行くべきではないかという意見を申し上げたのでありますが、多少ピントがはずれておるとおつしやれば、むろんそういうことにもなりますが、現在の重大な場面においては、專任外相設置などという問題は小さな問題で、もつと大きな日本の国の安全をどうするかという
○守島委員長 次に專任外相設置に関する決議案、小川半次君外十六名提出、決議第二号を議題といたします。まず提案者より提出理由の御説明を求めます。小川君。
林銑十郎、阿部信行、近衛文麿、東條英機等、いずれも後には議会の都合や客観情勢によつてそれぞれ專任外相を置いたのでありまするが、最初ある時期までは総理大臣が兼務して、国民に国際事情を知らしめなかつたのであります。これらの独裁宰相の手によつて、日本は不幸な戰争に押し流されて行つたのでありますが、この外相の兼任という各総理に一貫する性格は、ふしぎに国民に向つて外交のことはお前たちにはわからない。
――――――――――――― 七月二十日 專任外相設置に関する決議案(小川半次君外十 六名提出、決議第二号)の審査を本委員会に付 託された。 同日 海外同胞引揚促進の陳情書外二件 (第一六号) 海外同胞引揚促進の陳情書外三件 (第四〇号) 在外資産の補償促進に関する陳情書 (第四七 号) 講和條約促進の陳情書 (第五四号) を本委員会に送付された。
○並木委員 そこで問題はスタッフですけれども、吉田総理大臣は講和会議までは專任外相を置かないと言われて、すこぶる気乘薄な状態ですから、勢いスタッフの方も手薄になつて来ていると思う。こういう在外事務所ができて、これに即応する用意ができておるかどうか。それからまた家族は連れて行ける段階になつておるかどうか。
○椎熊委員 第二の專任外相設置に関する決議案は、委員会でもいいかもしれないと思うが、緊急失業対策の方は国内問題であつて、自由党も必ずしも反対ではない問題かもしらんと思うので、委員会審査を省略して、この一つだけでも本会議に上程していただきたいと思う。
なお專任外相設置に関する決議案は、外務委員会に付託することに決定して御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり。〕
若し時間の不足を云々されるならば、外相を兼任するという総理の自信の程は暫らくおきまして、やはり專任外相を設けるのが適当と思うが、これらの点に関する総理の御見解を伺いたいと存じます。(拍手) 最後に警察問題であります。
專任外相を置けというお話でありますが、これは置きませんということは、しばしば申した通りであります。(「どうして」と呼ぶ者あり、笑声) 警察問題については只今考究中であります。全体の構想について十分練つた上でお答えをいたします。(拍手) 〔国務大臣保利茂君登壇、拍手〕
專任外相の官邸はあいておるそうでありますから、ああいう官邸を開放して、家のない官吏に提供したらこんな問題は起らなかつたと思います。
並木委員の冒頭の御質問に、委員長に対して吉田総理兼外相が出席されないことに対しての遺憾の意味のことを述べられましたが、委員長は、この委員会が無事に運営されつつあるから、專任外相の必要もあえて認めないし、吉田首相の出席もなくてもいいというような御答弁があつたと思うのであります。この点に対して私は委員の一人として、まことに遺憾の意を表するものであります。
これに呼応して国会においても講和についての関心が高まるとともに吉田総理に対し、各党から專任外相設置の要望が出されて来たのであります。それは單に野党側のみならず、與党の議員の中にも同じ考えの人が多かつたのであります。これに対し吉田総理は、あるいはその時期が来れば置くとか、あるいは私をおいて他に適任者はないとかの答弁をもつて逃げていたのであります。
(拍手) こういうような重大な時期に、多数を擁せられ、人材を豊富にかかえておられます自由党内閣におきまして、なお一人の專任外相さえ置かれないということは、実に了解に苦しむのであります。(拍手)そのことは、見方をかえますと、日本のこの重大な立場を大いに軽視しておるということも言えるのでありまして、八千万国民に対しまして、まことに相済まない態度であろうということを指摘いたしたいのであります。
○並木委員 先ほど保留しておきました專任外務大臣設置に関する決議案でございますが、これは先日来の委員の一部の方々の御意見を拜察しますと、やはり委員会としても專任外相は必要であるという空気が濃厚でございましたので、この前の理事会に、私はこの問題を出したわけであります。
実は專任外相設置に関する決議案というものをつくつて参つて来ておりますので、委員の皆さんの御意見をお伺いしようと思いましたが、委員の方々がもう少しお集りになつ後の方がいいと思いますので、質問から始めることにいたします。 最初に講和会議に関連しての保障條約ということにおいてお伺いいたします。
この間の理事会でちよつと議題になりましたので、私はその議題になつたという点に基いて、專任外相設置に関する決議の案文をつくつて参つたのです。すこぶる簡單なもので、「現下内外の情勢にかんがみ、吉田内閣総理大臣はすみやかに專任外務大臣を任命すべし。」こういう決議案文でございます。
なお專任外相を置かれて——さらに予算もこんなちつぽけなことで、気のきいた雑誌を買つたり、出張旅費をとつたらあとはないような、こんなことでは日本を再建する外務省として、あまりに見すぼらしいから、飛躍的な計画を立てて、次の機会にでも提出されることを希望して私の質問を終ります。 〔主査退席、北澤主査代理着席〕
○吉田国務大臣 しばしばお答えいたしましたが、專任外相は当分置かないつもりでございます。
それから第二の專任外相を置かないかというお話でありますが、ただいま幸いに私は天下の大宰相でありますから、従つて外務大臣などは置く必要はない。従つてまた私の部下にそれに反対する者があつたならば、これは私が処分せざるを得ない。こう思います。
第三番目はこの間総理がお見えになりませんでしたので、川村政務次官が御答弁になつたようでありますが、むし返すようですが、專任外相設置の問題であります。
この委員会でも問題になつたのでございましたが、專任外相設置の問題であります。これにつきましては、総理大臣は、自分が外相を兼任して專任外相を設置する必要を認めない、こういうような御答弁のようでございましたが、その理由はわれわれは聞いておらぬのでございます。