1952-04-04 第13回国会 参議院 外務委員会 第19号
これを我々が審議し、これを議決する以上は、もはや我が国に講和が発生せり、外交が発生せりということに当然これは相成るのでありますから、我々の意図し、我々の要望するところは速かに、総理はその兼務を一日も早くこれは解かれて、そして專任外務大臣を置く、これは極めて私は妥当と思います。
これを我々が審議し、これを議決する以上は、もはや我が国に講和が発生せり、外交が発生せりということに当然これは相成るのでありますから、我々の意図し、我々の要望するところは速かに、総理はその兼務を一日も早くこれは解かれて、そして專任外務大臣を置く、これは極めて私は妥当と思います。
それから第二には、現在の総理大臣が外務大臣を兼任されておるがこの発効に先立つて外務大臣は公式発令をして、そうして專任外務大臣を置くことを我々は要望するものであるが、それについてこの効力が発生前にその措置をいたされるのか、或いはその後にいたされるのか、その点を伺つておきたいと思います。
それでありますから、今日もはや独立を控えまして講和の発効を迎えておるときにおきましては、この外務公務員法のこれに私は賛成するについても、よろしく外務大臣を速かに專任外務大臣たらしめることをこの際強く要望いたしまして、本案に賛成するものであります。
○国務大臣(橋本龍伍君) これは外務省設置法と、厚生省設置法を御覧頂けばわかることなのでありますが、実は引揚げそのものは外務大臣の所管でございまして、專任外務大臣がおりませんのですから、私が実は舞鶴からこつち側の仕事に食つつけて、向う側の問題についても何かと関係せざるを得ないような立場になりまして、千鳥ヵ淵の問題につきましても、むしろ留守家族のかたがたの問題にされたのは援護関係の問題ではなく、引揚げそのものの
ほんとうの專任外務大臣がいれば、われわれの意思をもつと法案に盛られて、今与党の北沢さんから指摘されたごとく、こういうばかげた見舞金のできようはずはないのです。それで私はむずかしいテクニツクのことや、法律のことは別としても、五年も前に起つた事件の見舞金を、貨幣価値の激変しておる今日において払うのに、現在の貨幣価値に換算しないということは常識的に考えて間違つておると思います。
従つて権威ある委員会をつくつたら、吉田さんが忙しいならば專任外務大臣を置いて、もつと外交問題と真劍に取組む形をとることが当然だと思う。三年前から申し合せておる事項を、今ごろになつて言うのはおかしいと思う。ことに自由党の連中は、その当時非常にそういう主張を強くしておつたのです。そういう建前から大委員会にすべきだと思う。
私は定義ばかり聞いて申訳ありませんけれども、実に自主的外交権がないとかなんとか言つておる口の下から、特使だといつて、実際專任外務大臣も置かないで、さつさと特使をやつて、何を向うで話合い、国民の意思はこうだと言つて一方的に情報を提供したり、向うの鼻息をどうしてうかがつておるのか、わからないのです。特使というのはどういうものですか、御説明願いたいのです。
まず專任外務大臣任命に関する決議案、これは芦田均君外四十六名から提出されておりまして、前会からお預かりしておるものであります。次に戰災都市復興促進に関する決議案、これは上林山榮吉君外十九名から提出されております。それから電気通信事業の公共企業体経営移行に関する決議案、これは橋本登美三郎君外三十名から提出されております。
特に私どもの方で提案しておる戰災都市復興促進に関する決議案、それから民主党から出ておる專任外務大臣任命に関する決議案、これはすみやかに上程していただきたいと思います。
○伊藤憲一君 私は、日本共産党を代表しまして、ただいま議題となつております專任外務大臣任命に関する決議案に賛成の意を表するものでありいます。きわめて簡單明瞭に賛成の意を表します。 ただいま提案者を代表する並木君の演説及び福田昌子君の言われたことに対して、わが党も全面的に賛成するものであります。
すなわち、芦田均君外四十六名提出、專任外務大臣任命に関する決議案は、提出者の要求の通り委員会の審査を省略してこの際これを上程し、その審議を進められんことを望みます。
それはこのあとの專任外務大臣設置に関する決議案の問題のときに意思表示をしたいと思います。 本日私が主として御質問申し上げたいのは、最近において極東情勢が相当新しい進展をしつつあるように思われますが、その中では、第一にアメリカ筋で対日早期講和説というものが強く台頭しているということが一つと、それにつれて第二にアメリカの極東政策の強化ということが大きく問題になつて来ている。
すこぶる簡單なもので、「現下内外の情勢にかんがみ、吉田内閣総理大臣はすみやかに專任外務大臣を任命すべし。」こういう決議案文でございます。これはできれば外務委員会の皆さんの御賛同を得て、そして提案したいと思つておりますので、このプリントを委員の皆様にお渡ししておきますから後ほどもしこれに対する御意見をお伺いできるようにおとりはからい願えたら、非常に仕合せだと思つております。
○並木委員 先ほど保留しておきました專任外務大臣設置に関する決議案でございますが、これは先日来の委員の一部の方々の御意見を拜察しますと、やはり委員会としても專任外相は必要であるという空気が濃厚でございましたので、この前の理事会に、私はこの問題を出したわけであります。
しかも外務大臣は、今專任外務大臣を置かないのは外交がないからだと言われている。從つて今外務省の設置法をつくる場合においては、講和前における仕事を主にしてこの機構を考えるべきであるという建前から、それでは何が今中心の仕事であるかというと、これは私の考えでありますが、まず第一に、講和会議の準備をやること。第二には、通商貿易関係を調査し、またこれを促進させること。
○並木委員 時間が参りましたから、もう一点に限りまして、私は專任外務大臣のことについてお尋ねしたいと思うのであります。 先日來大臣のおいでを持つておりまして、ほんとうは私はきようは「父帰る」こういつたような氣持でお迎えしたのであります。(笑声)。しかもほんとうにこの外務委員会において、腹を割つたお話を聞きたい、こういう氣持でおるのであります。
非常に私は残念で、きのうは本会議でもこの点をふれて、どうしてもこの際私は外務の重要性——正式な講和会議ができなくても、その前に許された範囲の中で積極的に動いていただかなければならないことがたくさんあると思うので、外務省を盛り立てて行きたいという要望に燃えておる一人として、私はどうしても外務大臣がその責任を果すことができなければ、この際ぜひ機構の改革に伴つて、專任外務大臣を置いてもらいたい、こういう要望
私はそのために質問の順序が少し狂つてしまいましたが、実は外務大臣に対して今の專任外務大臣の問題、それから講和会議の問題及び暫定措置、あるいは商務官の派遣というようなことについてお尋ねしたかつたのですが、この間どこかで吉田総理が発言されたようでありますけれども、一体商務官の派遣ということがどのくらい具体化しておられるか、関係政府委員から御答弁願います。
また副総理がおいでになるならば、林副総理の御意見も聞きたいのでありますが、さいわいに政務次官がおられますから、この点吉田総理大臣として專任外務大臣を置くことを漏らされておるかどうか、その御意思、あるいはまた政務次官として、近藤さんはこの点いかようにお考えになつておるか、この際御明答を得たいと思うのであります。 これをもつて私の自由討議を終る次第であります。