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57件の議事録が該当しました。

該当会議一覧(1会議3発言まで表示)

2017-12-01 第195回国会 衆議院 法務委員会 第2号

大臣組織的犯罪集団だけでなく、実行準備行為とかあるいは計画、これは定義が曖昧なんです。解釈運用の幅は極めて広い。それを解釈するのは捜査機関であります。誰が捜査処罰対象になるのかが、法律規定ではなくて、運用者の判断で決まってしまう。  大臣、これは単なる法律定義の問題ではなくて、刑罰という国家権力の最も峻厳な行使にかかわる、その法律定義の問題であります。それが曖昧になっている。

藤野保史

2017-12-01 第195回国会 衆議院 法務委員会 第2号

このテロ等準備罪審議過程の中で、適用対象となる団体につきましては、組織的な犯罪集団限定をするということでございまして、一般の会社、市民団体労働組合など正当な活動を行っている団体適用対象とならないということ、このことについて一層明確にしていくということでございますし、また、実行準備行為であって初めて処罰対象とするということでございますので、内心処罰するものではないということにつきましても

上川陽子

2017-06-15 第193回国会 参議院 本会議 第33号

政府は、主体組織的犯罪集団限定した、計画とそれに基づく実行準備行為という三つ構成要件限定したと言います。そこで伺いたい。  実行準備行為意味について、政府は、客観的に相当の危険が認められる予備ではないとする一方、意思の発現として行われる明らかな外的行為、すなわち英米法に言うオーバートアクトとも違うと言い始め、結局、その意味するところは全く不明確、曖昧です。

仁比聡平

2017-06-15 第193回国会 参議院 本会議 第33号

次に、実行準備行為定義についてお尋ねがありました。  実行するための準備行為とは、計画行為とは別の行為であって、計画に基づいて行われ、かつ計画実行に向けて前進を始めたことを具体的に顕在化させるものであり、その意義は明確になっております。  次に、組織的犯罪集団周辺者との意味についてお尋ねがありました。  

金田勝年

2017-06-14 第193回国会 参議院 本会議 第32号

その計画組織的犯罪集団関係者によって行われ、さらに、凶器購入のための資金調達逃走経路下見などの実行準備行為がないと処罰はできません。そもそも、このテロ等準備罪対象にするのはテロ集団暴力団などであり、一般市民生活を監視するものでは一切ありません。  法案審議の中で、一般方々捜査対象になるのではないかとの議論がありました。

佐々木さやか

2017-06-14 第193回国会 参議院 本会議 第32号

計画実行準備行為処罰することはこの行為主義と相入れない、それが歴史の到達であります。  政府は、組織的犯罪集団計画実行準備行為、三つ構成要件限定したと言います。しかし、村井教授松宮孝明教授など専門家指摘はいずれも、準備行為規定ぶりからは処罰条件としか読めない、構成要件ではないというのです。計画だけで犯罪が成立するなら紛れもない共謀罪であります。

山添拓

2017-06-14 第193回国会 参議院 本会議 第32号

また、計画を実施するための実行準備行為構成要件なのか処罰条件なのか、参考人質疑専門家金田大臣答弁は真っ向から異なっています。これもどちらかはっきりさせなければいけません。(発言する者あり)あともう一枚です。  警察は、刑事訴訟法に定められている捜査以外に、調査、検討という令状によらない個人の情報を集めています。

福山哲郎

2017-06-13 第193回国会 参議院 法務委員会 第18号

その上で、そういうテロ等準備罪の場合に、例えばハイジャックを計画して、そして、その計画に基づいてその航空券を買ったとなれば、それは今回のテロ等準備罪構成要件を満たしますので、それは、その航空券を買ったこと、それだけに危険性があるかないかということを離れて、その計画に基づいてその航空券を買うということが実行準備行為として認められればテロ等準備罪が成立するわけでございます。

林眞琴

2017-06-08 第193回国会 参議院 法務委員会 第17号

さらに、実行準備行為という、この行為構成要件でございます。  そうしますと、計画もない段階におきましては、計画もない段階におきましては計画に基づく実行準備行為ということは観念できないわけでございますので、その段階においては、犯罪が成立するという、犯罪が行われるという嫌疑自体が生じ得ません。したがいまして、計画以前において任意捜査を行うことはできません。

林眞琴

2017-06-08 第193回国会 参議院 法務委員会 第17号

テロ等準備罪は、一定の重大な犯罪計画行為に加えて、実行準備行為が行われた場合に限って成立するものであります。計画行為及び実行準備行為という行為処罰するものであって、御指摘のような内心処罰するものではありません。したがって、テロ等準備罪処罰法案思想良心の自由を始めとする憲法上の権利を不当に制約するとの批判は当たりません。

金田勝年

2017-06-08 第193回国会 参議院 法務委員会 第17号

組織的犯罪集団というものが、例えばそれが組織的犯罪集団ができるということ、これだけが犯罪であれば、そういった嫌疑があれば組織的犯罪集団となっているかどうかということを捜査することは可能でありますが、今回のテロ等準備罪という行為実行準備行為までそろって初めて犯罪が成立するわけでございます。  

林眞琴

2017-06-05 第193回国会 参議院 決算委員会 第10号

それは、人の生命身体財産などの法益を侵害する危険が客観的にはない合意実行準備行為を限りなく人々の内心に踏み込んで処罰する、それが共謀罪だということです。  ですから、政府はそれが総体として危険だから処罰すると説明してこられました。けれども環境保護とか人権などの市民運動の実態というのは、先ほど申し上げたように、構成員などを事前に審査されている指定暴力団とは全くこれ違いますよね。

仁比聡平

2017-06-02 第193回国会 衆議院 法務委員会 第19号

林政府参考人 こういった事案を想定してのお答えとすれば、実行準備行為というのは計画した者が行う、計画した者が計画に基づいて行うということが実行準備行為要件でございますので、実行準備行為予定者の青一が実行準備行為を仮に外形的にしたとしても、計画した者ではありませんので、実行準備行為自体がそこには存在しないということになります。  

林眞琴

2017-06-01 第193回国会 参議院 法務委員会 第16号

政府参考人林眞琴君) テロ等準備罪は、その計画行為に加えてその実行準備行為これだけで処罰するものではございません。組織的犯罪集団が関与する一定の重大な犯罪計画行為、さらに実行準備行為が行われた場合に処罰するものでございます。  このような構成を取っておりますのは、次のような考え方によります。

林眞琴

2017-05-30 第193回国会 参議院 法務委員会 第15号

政府参考人林眞琴君) テロ等準備罪構成要件におきましては、組織的犯罪集団という存在がございます、それから計画行為がございます、それから実行準備行為がございます。これが三つ合わさって犯罪が成立するわけでございまして、組織的犯罪集団になるかならないか、これは犯罪ではございませんので、それ自体リアルタイム捜査する、監視するということにはなりません。

林眞琴

2017-05-29 第193回国会 参議院 本会議 第27号

まず、本法律案新設するいわゆるテロ等準備罪は、一定重大犯罪に当たる行為であって、明確に定義された組織的犯罪集団団体活動として当該行為実行するための組織により行われるもの等の遂行を二人以上で計画し、計画をした者のいずれかにより実行準備行為が行われた場合を処罰対象とするものであり、その構成要件明確性に問題はないと考えております。  

横畠裕介

2017-05-29 第193回国会 参議院 本会議 第27号

まず、実行準備行為市民日常生活上の行為との区別についてお尋ねがありました。  これまでの議論では、ある行為実行準備行為に当たるか否かを判断するに当たり、計画をした者であるか否かや計画具体的内容を問題とすることなく、当該行為のみから実行準備行為該当性を判断するかのような誤解があるように思われます。  

金田勝年

2017-05-26 第193回国会 参議院 議院運営委員会 第26号

人の生命身体財産など法益を侵害する客観的な危険がない合意実行準備行為があれば処罰するという。そうすれば限りなく内心処罰に近づいていくし、内心に踏み込んだ捜査が行われることになるのではないか。捜査機関によるそうした内心に迫る捜査は、恣意的濫用のおそれに歯止めを掛けることなんてできないということが戦前の治安維持法体制下の我が国の歴史が証明している。  

仁比聡平

2017-05-23 第193回国会 衆議院 本会議 第27号

政府は、組織的犯罪集団実行準備行為要件としているから内心処罰するものではないと主張していますが、いずれも判断するのは警察です。  実行準備行為について、花見下見外形区別できないではないかと聞くと、金田大臣は、ビール双眼鏡など、外形区別できると強弁しました。しかし、それでは区別にならないではないかと聞くと、今度は、計画に基づくかどうかで判断すると言い出しました。  

藤野保史

2017-05-23 第193回国会 衆議院 本会議 第27号

本案は、近年における犯罪国際化及び組織化状況に鑑み、並びに国際的な組織犯罪防止に関する国際連合条約締結に伴い、テロリズム集団その他の組織的犯罪集団による実行準備行為を伴う重大犯罪遂行計画の罪の新設証人等買収罪新設及び犯罪収益前提犯罪拡大等の措置を講じようとするものであります。  

鈴木淳司

2017-05-23 第193回国会 参議院 法務委員会 第13号

すなわち、組織的犯罪集団が関与する重大な犯罪について、計画行為実行準備行為のいずれもが行われた後にそのような行為が行われたことの具体的な嫌疑が発生した場合に行われるのが通例であります。  したがって、リアルタイムで、リアルタイム捜査をするのではなくて、これらの行為が終了した後に……(発言する者あり)大事なことを申し上げております。

金田勝年

2017-05-23 第193回国会 参議院 法務委員会 第13号

○国務大臣金田勝年君) 仁比委員からはテロ等準備罪法案の、私どもは、実行準備行為というものを計画に加えて初めてこれが行われたときにその処罰範囲というものの対象処罰対象というふうになるし、捜査対象となるというこの中で、組織的犯罪集団という限定を置いた主体がその対象であるということも含めて様々な議論が行われてきましたが、その議論にただいま御質問が及んでおりますので、私から申し上げますと、私としては

金田勝年

2017-05-19 第193回国会 衆議院 法務委員会 第18号

テロ等準備罪における実行準備行為を考えた場合に、計画をした者のいずれかにより計画に基づき行われる、計画をした犯罪実行するための準備行為であります。したがいまして、ある行為実行準備行為に該当するためには、当該行為を行う者が計画をしたことが前提となるわけであります。計画に加わっていない者の行為というものは、そもそも実行準備行為とは言えないわけであります。  

金田勝年

2017-05-19 第193回国会 衆議院 法務委員会 第18号

それともう一つは、そういう役割の人たちだったら、別に、犯罪が行われるときにそこに行けばいいわけですから、いろいろな計画をほかの人に与えられて、実行準備行為というものに対する認識も、だって、計画するときに、おまえがやるこれが実行準備行為だよと計画する、そういう者だけを取り締まるというんだったら別なんですけれども、当日補佐しろぐらいの人たちが、何が実行準備行為で、何がもっと最終準備準備なのか、要は、実行準備行為

井出庸生

2017-05-18 第193回国会 衆議院 本会議 第26号

TOC条約で求められる対象犯罪は六百七十六であるが、二百七十七に絞り込んだ、対象犯罪のうちテロにかかわるものが最多の百十である、共謀に加えて、実行準備行為があって初めて処罰可能、処罰対象組織的犯罪集団に限られる。これらの言葉を聞かされると、過去の共謀罪とは違うような印象を受けます。しかし、それが本当だったのでしょうか。

逢坂誠二

2017-05-18 第193回国会 衆議院 本会議 第26号

金田大臣政府は、実行準備行為があって初めて処罰するものであり、内心処罰するものではないと答弁してきました。  しかし、実行準備行為は、客観的な危険性は要求されていません。したがって、日常的な普通の行為区別できないのです。  ところが、金田大臣は、花見であればビール弁当を持っているのに対して、下見であれば地図双眼鏡メモ帳などといった外形的な事情というのがあり得ると答弁しました。  

畑野君枝

2017-05-16 第193回国会 衆議院 法務委員会 第17号

椎橋参考人 この捜査がどこまで進んでいるのかというシチュエーションがよくわからないんですけれども、まず共謀罪が成立するためには重大犯罪実行する合意というものがなければなりませんから、合意した、そして実行準備行為をするということが必要ですので、その疑いがあれば捜査対象になるということであります。  

椎橋隆幸

2017-05-15 第193回国会 参議院 決算委員会 第8号

そして、テロ等準備罪捜査内容としましては、実際に行われる捜査内容としては個別具体的な事案により様々であると考えられますけれども、例えば、実際に行われた別の犯罪捜査過程計画についての供述や犯行手順が記載されたメモのような証拠が得られることや、あるいは計画に参加した者の自首計画状況を聞いた者からの情報提供等によって計画存在実行準備行為存在が明らかになることもあるものと考えられるわけであります

金田勝年

2017-05-12 第193回国会 衆議院 法務委員会 第16号

では、ここの国会でもよく議論のありました、任意捜査実行準備行為前でも行えるんだという議論がございます。ただ、私は、これはテロ等準備罪の、犯罪嫌疑がなければ任意捜査であっても行えませんので、実行準備行為の前に捜査が行えることと犯罪嫌疑が生じること、この関係も踏まえて、実行準備行為前に任意捜査が行われることの論拠をお示しいただきたいと思います。

浜地雅一

2017-05-12 第193回国会 衆議院 法務委員会 第16号

林政府参考人 今の御質問前提としては、危険性の強さというものを比較する対象として、例えばそれが、予備にも至らないような実行準備行為、予備行為実行着手段階、それから既遂段階既遂の場合はもう既に結果が発生しておりますけれども。そういったもので比べれば、実行準備行為の方が予備行為危険性よりも低い場合があり得ると思います。  

林眞琴

2017-05-12 第193回国会 衆議院 法務委員会 第16号

具体的には、組織的犯罪集団が関与する犯罪、それから一定の重大な犯罪計画行為、そしてその計画に基づく実行準備行為この三つ要件について嫌疑がなければ捜査は行われないわけでございます。  少なくとも、計画も行われていない段階におきましては、計画及び実行準備行為が行われる高度な蓋然性があるとは言えません。

林眞琴

2017-05-09 第193回国会 衆議院 本会議 第23号

さて、私ども日本共産党は、共謀罪審議について、刑法の諸原則、条約締結あり方テロ対策の穴、計画実行準備行為、組織犯罪集団解釈捜査あり方憲法に照らした内心捜査のおそれなど、七つのテーマに分けて、複数回参考人質疑を行って、これらのテーマ参考人の意見を求めるよう理事会で要請をしておりますが、いまだ回答はいただけず、今後の審議でも強くその実現を求めてまいります。  

井出庸生

2017-05-09 第193回国会 衆議院 本会議 第23号

この点について、金田大臣は、実行準備行為があって初めて処罰するのだから、内心処罰するものではないと説明しています。しかし、実行準備行為かどうか、花見犯行下見をどう区別するのかという私の質問に対して、大臣は、ビール弁当を持っていたら花見地図双眼鏡を持っていたら犯行下見だと答弁しました。内心処罰するという本質をごまかそうとするから、こういう荒唐無稽な答弁になるのです。  

藤野保史