2021-05-27 第204回国会 衆議院 原子力問題調査特別委員会 第5号
日本原子力研究開発機構、原子力機構において、東濃地科学センター及び人形峠環境技術センターに保管されておりますウラン鉱石などは、過去に研究開発を目的として入手した海外のウラン鉱石のほか、過去の研究活動に伴い発生したウランを吸着した樹脂などで、天然ウラン鉱石と同程度のウランを含んでいると聞いております。
日本原子力研究開発機構、原子力機構において、東濃地科学センター及び人形峠環境技術センターに保管されておりますウラン鉱石などは、過去に研究開発を目的として入手した海外のウラン鉱石のほか、過去の研究活動に伴い発生したウランを吸着した樹脂などで、天然ウラン鉱石と同程度のウランを含んでいると聞いております。
○梶山国務大臣 これは、ガラス固化体の放射性を示す単位でありますベクレルでいえば、千年程度の間に九九%以上低減をし、その後、天然ウラン並みに下がるまで、地下に分布している天然ウランという前提で、平均的なものでありますけれども、数万年以上かかるものと承知をしております。したがって、長期にわたり人間の生活環境に影響を及ぼさないように、地下深く閉じ込めて隔離しておくことが必要と認識しております。
○牧原副大臣 委員御指摘のとおり、キロワットアワー当たりのコストの差が〇・五円高くなるということは事実でございますけれども、核燃料サイクルをやることによって、発生する高レベル放射性廃棄物の量を四分の一に減少し、必要となる最終処分場の面積を減少させる可能性があるということ、それから、高レベル放射性廃棄物の有害度が天然ウラン並みに低減するまでにかかる期間を十万年から八千年と約十分の一に短縮をできるということ
その場合には、有害度が天然ウラン並みに低減するまでに約十万年かかるということがあるわけですね。それと、その部分を再使用をして、そしてその有害度を比べた場合、そこは八千年になるわけですから、これとこれを比べて低減する、こういうふうに言っているわけであります。
○鈴木参考人 先ほどのグラフを見ていただくとわかりますが、経産省が言う有害度というのは、例えば、天然ウランの毒性に到達するのに何年かかるかというグラフがありますよね、あれを見て言っているわけですね。あれは事実。科学的に正しいわけです。さっき虎の例を言いましたが、虎が何匹かいても、だんだんだんだん時間とともに減っていきますよというグラフですね。それは再処理した方が確かに減ることは間違いないです。
やはり誤解してほしくないのが、高レベル放射性廃棄物、ガラス固化することによって、例えば、潜在的有害度という人類に害を与える度合いが天然ウランと同じぐらいになるというのが、大体、直接処理で十万年、ガラス固化して八千年。この核変換技術がしっかり確立されても三百年なんですね。なので、地層処分をするということは変わりはないわけです。
廃棄物減容、有害度低減の具体的効果につきましては、高速炉サイクルが実現しますれば、使用済燃料を直接処分する場合に比べまして高レベル放射性廃棄物の発生体積を約七分の一、一五%程度に下げられるといったようなことですとか、放射能の有害度が天然ウラン並みになるまでの期間を約三百三十分の一にまでできるといった効果も期待されるところでありまして、現在取り組んでいる軽水炉サイクルよりも大きな効果が期待できると、このように
また、放射能レベルの低減という面では、天然ウランの有害度レベルまで低下するのに要する期間が、そのまま処理するのに比べて約十万年から約八千年まで短くなるということ。そして、資源の有効利用という点からは、一から二割の新たな燃料ができる。こういった面で有用性があるのではないかというふうに考えております。
具体的には、例えば使用済燃料について、直接処分をする場合と比べて、高レベル放射性廃棄物の発生体積を約七分の一に抑えることができる、放射能の有害度が天然ウラン並みになるまでの期間を三百分の一にできるなど、今取り組んでいる軽水炉サイクルより大きな効果が期待できるというふうに考えております。
この点、問題なのは、使用済核燃料が天然ウラン並みのレベルに有害度が落ちるには、普通であれば十万年掛かると言われています。一方、「もんじゅ」でこれを燃やせば、それが三百年になると聞いております。
それから、有害度の低減につきましては、これは実は二つのやり方がございまして、一つは千年後の有害度がどうなっているかというものを比較する場合と、それから天然ウラン並みになるまでの期間がどれだけ掛かるのかと、こういった両方の、二つの数字が出されております。
今、高レベル放射性廃棄物、廃棄物の関係でございますが、直接処分をした場合、潜在的有害度、天然ウラン並みになるまでの期間、これは正確には下の注釈まで全部含めて読む必要があろうかと思いますが、単純化いたしまして、直接処分の場合には約十万年の期間がかかる。
○逢坂委員 それでは、改めて聞きますけれども、使用済みMOX燃料が天然ウラン並みになるまでの期間というのはどれぐらいかかるんでしょうかね。
よく知られている事実ではございますけれども、世界で最も実用化されているのは軽水炉サイクルでございまして、その燃料、ウラン235というのは天然ウランのわずか〇・七%しかないわけです。それを三%から五%に濃縮して高めて使用している。それでも、ウランの利用率というのはたった一%しかないわけでございます。残り九九・三%、軽水炉では燃えにくいと言われるウラン238でございます。
すなわち、自然環境中に存在する天然ウラン鉱石による被曝については、本線量限度の適用対象外とはしております。 ICRPの文書等によりますと、その根拠といたしましては、変動しやすいラドンによる被曝を除けば自然放射線源からの年実効線量は約一ミリシーベルトであるということから、本勧告が発出されたということでございます。
それは、高速増殖炉によってウラン燃料をほとんど無限大と言ってよいほど再利用できること、高レベル放射性の体積を約七分の一に低減できること、さらには、有害度がもとの天然ウランと同じレベルになるまでに、約十万年から約三百年に短縮できるというメリットがあることが理由でありました。
また、廃棄物の有害度に関しましても、発電に要した天然ウラン総量の有害度レベルまで低下するのに要する時間が約十万年から約八千年へと短くなります。 繰り返しになりますけれども、この点につきまして、この効果といいますものは、使用済みMOX燃料の再処理とは独立したものでございます。
また、さらに、最近では、特に高速炉サイクルを活用することによりまして、軽水炉での使用済み燃料を直接処分した場合と比べまして、高レベル放射性廃棄物の大幅な減容化、例えば、体積であれば約七分の一、また、放射性物質の有害度の低減、天然ウランまで有害度を低減するという期間については十万年から約三百年程度ということが可能となるという、非常にすぐれた特徴を有していると考えてございます。
軽水炉の場合、天然ウランから燃えるウランでありますウラン235の含有量を三%から五%程度に高めました濃縮ウランを燃料として使用する場合と、他方で、ウランとプルトニウムの酸化物を混合した燃料、いわゆるMOX燃料というものを使う場合とがございます。(発言する者あり) お答え申し上げます。 高速増殖炉につきましても、通常、MOX燃料を使います。
また、その廃棄物が天然ウラン並みになる期間は十二分の一に短縮されるとされておりまして、この意味においても、軽水炉サイクル自体についても意味があると考えてございます。
したがいまして、貿易統計上はオーストラリアという国は出てまいりませんが、一方で、電気事業連合会の方で把握している範囲のことでございますけれども、我が国の事業者が調達しておりますウランの中で、オーストラリア産の天然ウランに由来するものはどれほどかという点を調べてみましたところ、二〇一〇年には約千六百トンほど、これが二〇一三年には約六百トンほど、このような状況になってございます。
高速炉は、使用済燃料から使った以上の燃料を生み出し、百年程度で枯渇すると言われておりますウラン資源を三千年以上にわたって活用できることから、将来のエネルギーの選択肢を確保できるということ、原子力発電から発生する高レベル放射性廃棄物に関し、直接処分に比べ、有害度が天然ウラン並みになるまでの期間を約十万年から約三百年に短縮するとともに、体積を約七分の一に減らすことが可能であるという特徴を有してございます