1954-01-27 第19回国会 衆議院 建設委員会 第3号
まず第一番に申し上げたいことは、もちろん均衡予算編成という前提は、何人もこれを承認しておるのでありますが、建設委員会所管の事項であり、特に経済復興の基盤となるべき災害復旧につきまして、予算編成の過程においても、主務官庁である建設省が認定をした過年度災害の事業費の総額及び大蔵事務当局の査定額とについては、相当の開きがあるようであります。
まず第一番に申し上げたいことは、もちろん均衡予算編成という前提は、何人もこれを承認しておるのでありますが、建設委員会所管の事項であり、特に経済復興の基盤となるべき災害復旧につきまして、予算編成の過程においても、主務官庁である建設省が認定をした過年度災害の事業費の総額及び大蔵事務当局の査定額とについては、相当の開きがあるようであります。
現状認識に欠け、生産増強の根幹たる農地の改良造成、農業技術の向上発展とその普及、農林政策の農民への浸透等の基礎的政策の遂行について何らの顧慮をも払うことなく、もつばら一律的緊縮方針に堕したるの結果は、今日まで孜々として育成し来つた農林業の存立基盤を一朝にしてくつがえし、農民をしてその生産意欲を喪失せしめ、生産力の低下はやがて食糧供給力の減退となり、ひいては農林政策崩壊の危機にまで発展し、かくて今次均衡予算編成
第二には、ドツジ・ラインを基礎とする真の総合的均衡予算編成の実績であります。従つて、これによりインフレの禍根は根本的に收束され、国民経済復興の基盤は形成されるものと思われます。しかし国民に対しては敗戰国民たることを自覚せしめ、国家再建の基礎を強固ならしめるため、引続き一層耐乏の生活を期待することになるのであります。 第三には、統制経済を撤廃し、自由経済復帰の道を画していることであります。
確かに今年春の均衡予算編成と、為替レート設定を中心といたします経済安定計画の実施によりまして、終戰以来のインフレーションも終熄の段階に入り、わが国の経済は漸次安定化の線をたどり、物資によりましては有効需要の減退を示し、統制の解除ができるまで需給が緩和したものもあるのであります。
こういう御質問であつたと思いまするが、御承知の通り長期に亘ります我が国のインフレーシヨンが、昨年の末頃から漸次弱まつて参りましたが、本年の春の均衡予算編成と為替レートの設定によりまして、経済のこれに基く安定計画が実施せられまするとことより、漸く收束をして来たというふうに見ているのでございます。
もちろん今日のドツジ・ラインによる均衡予算編成の関係上、予算が非常にきゆうくつになつておりますので、そうした予算を獲得する面においても、お骨折だろうとは思いますけれども、これをただ北海道の例をとつて見ましても、今日約四千戸ぐらいの住宅を建設しなければならない、これに対する建設費用としても約五億円くらいは要るのじやないかということで、道庁並びに援護局等では、政府に対して、この予算の要求をしておつたはずであります
今度の郵便料金の値上げが、二十四年度の均衡予算、編成上の根本問題から來ておるものであることを考えました場合に、インフレ経済を收束せしめようとする点については、同意するわけであります。