1950-12-05 第9回国会 参議院 法務委員会 第4号
先般来、委員会或いは本会議等における総理の御答弁によりますると、政府としては新聞以上のことは知らないのであるというふうに、大体御答弁になつておるようでありますけれども、そうしたお座なりのことではなく、余りにも行詰つた、今日の日本の場合、國民全体が本当に不安に襲われていることにつきましては、一國政治を担当いたしまする最高指導者としましては、この國民の不安を幾分でも除いてやる、同時にその態度が占領政策に
先般来、委員会或いは本会議等における総理の御答弁によりますると、政府としては新聞以上のことは知らないのであるというふうに、大体御答弁になつておるようでありますけれども、そうしたお座なりのことではなく、余りにも行詰つた、今日の日本の場合、國民全体が本当に不安に襲われていることにつきましては、一國政治を担当いたしまする最高指導者としましては、この國民の不安を幾分でも除いてやる、同時にその態度が占領政策に
軍國政治時代と同じような形式だけになるのでありまして、労働省を新らしく存置するについては、これらのものを、もつと廣く強力なものとして、有爲に活躍するだけの決議機関にしなければならないということを指摘いたしまして、この存置法に対して反対いたすのであります。(拍手)
○梨木委員 それではその次に伺いますが、この昭和二十四年四月十日付で外務大臣吉田茂、それから日本関係米國政治顧問ウイリアム・ジエー・シーボルト、この二人の間に成立した協定書には了解事項というものがくつついておるのであります。この了解事項は「本日署名された阿波丸請求権の処理のための協定の署名者は、各自國の政府のために、次の事項を確認した。」
御承知のごとく、新憲法におきましては特に一章を設けまして、わが國政治組織の基本原理として地方自治を規定しております。このことは決して偶然のできごとではないのでありまして、実にわが同胞数百万の血潮と、わが國家の数千億の財とをいたずらに費消した結果の、血の出るようなたまものであります。
そして本文及び了解事項のおのおのに、私が外務大臣として日本政府を代表し、米國政府を代表して日本関係米國政治顧問シーボルト氏が署名をいたして、これに連合國司令部の最高司令官マツカーサー元帥が認証するという形式がとられたのであります。政府は本協定及び了解事項の主文を速かに発表する所存であります。
本文及び了解事項のおのおのに、日本政府を代表して私が外務大臣として、また米國政府を代表して日本関係米國政治顧問シーボルト公使が署名し、連合國最高司令官マッカーサー元帥がこれを認証する形式がとられたのであります。 政府は、本協定及び了解事項の全文をすみやかに発表する所存であります。
戰爭中、食糧問題が如何に深刻な問題であつたかは今暫くこれを措くといたしましても、終戰後における我が國の食糧不足があらゆる部門における産業復興に大きな支障となり、又インフレ増進の直接原因となつて、一般大衆生活に極度の不安をもたらし、更に又我が國政治の自主性を失わしめんとするに至つたことは、誠に遺憾なことではございますが、御承知の通り事実であります。
私は現在並びに將來の我が國政治のあり方につきまして、大体三段階に分つて考えることができると思うのであります。 第一段階は軍事占領下における現在のごとき場合のあり方、第二段階に管理時代とも言うべき時代が参りますときの政治のあり方、第三段階はいよいわ講和條約の経まして完全独立を回復した後のあり方であります。
從つて本月十五日の朝日新聞の社説におきましても、非日委員会設置に疑義を狹んだ論説が出ておりまして、その一部に、「過去の日本の軍國政治が、自由な民衆運動の抑圧と、嚴しい言論彈圧によつて裏付けられ、ついに破局的戰爭にまで追いやられた経緯は、記憶に生々しい。自由な政治活動こそ日本の再建を過誤から救う基礎となるものである」と警告しておるのでございます。
戰爭以前におけるわが國政治の根本的欠陥は、一体どこにあつたであろうか。これは今回の無謀なる戰爭を引起した根本の原因ともなつたところでございますが、日本の政治、なかんずく時の政府の政治に対する根本的考え方の上に非常な誤謬と無知があつたからであります。
われわれが、政治休戰、挙國連立の中道政治をもつて正しい救國政治のあり方とするゆえんも、実にここにあるのであります。 しかるに、保守單独政権を固執している吉田首相は、一階級の立場にのみ偏し、階級鬪争を激化し、しかも政権獲得のためには、あつかましいほど國民へのこびを賣り、すでに今まで同僚議員が痛撃した公約の破棄を、あえて平然といたしておるのであります。
先ず首相の施政方針演説を聞きまして第一に遺憾に思いましたことは、その趣旨において、眞に國家百年の大計を憂慮して、一國政治の衝に当るという積極的な憂國の熱情が少しも感ぜられず、その言うところは言動不一致で、而も選挙目あての項目の羅列であつたことを感ぜられたのであります。
民主党諸君の御同調に対しては、我が國政治の前進の上に誠に意義深きものと思うのであります。而して統制の撤廃につきましても、亦概ねその御意見は我々と全く一つでございます。ただ問題はその統制解除の段階と時期とにある。かようの点を稻垣さんも亦率直に御指摘に相成りましたのでありまするが、この点につきましては本内閣において或いは言うがごとく勇断に富むのかも知れません。
我が國政治、けいざい、文化、の動脈である國有鉄道を日夜多大の労苦を以て動かしておりまする國鉄從業員の辛苦の生活を反映せずして、何で民主的でありましよう。能率的である運営であると言い得られないのであります。このような非民主的な、一方的な経営監理側のみを代表する企業体に対しましては、断乎として反対せざるを得ないのであります。 次に、職員の任免が一方的でありまして天降り的であります。
継続調査要求書 一、調査事件 國土計画に関する調査 一、理由 本委員会においては、本年二月六日議長の承認を得て、種種調査を進めて來たが、なお、わが國政治、経済、産業、文化の基盤たる民生の安定を計るに足る根本的な計画を樹立すべく資料の蒐集、関係官からの説明を聽取及び地方の状況等を実地に調査する必要があるから引続き調査を継続しで充分なる成果をあげたい。
○加藤吉太夫君 私は、農民党を代表いたしまして、救國政治の大本について芦田総理大臣に聽き質すとともに、主として農村問題について所管大臣に答弁を求めたいのでございます。 今日國民は、芦田総理大臣に対して、革新時代における救国政治の方針、芦田総理の創意による新しい政治の動向を望んでおつたのでございます。しかるに何ぞや、芦田総理の演説を聽きますと、多くを語つてしかも何事も語らず式でございます。
去る十一月の本委員会で、私はこの日本の時局を突破するには、挙國政治態勢を樹立することが必容であると力説いたしまいた。すると時の外務大臣である芦田氏は、そんな挙國政治態勢をつくる必要はない。三党連立政権で今やつているから、これで十分乘切つていけるということを言明されました。そして言明してからいくばくも経たずして内閣は崩壊した。
一、利 益 縮小せられたる國土において我が國政治、経済、産業、文化の基盤たる民生の安定を計る基礎となる。 一、方 法 関係官からの説明聽取、資料の蒐集或は必要に應じて実地調査を行う。 一、期 間 今期國会開会中右本委員会の決議を経て、参議院規則第三十四條第二項により要求する。 昭和二十三年二月五日 國土計画委員長 赤木 正雄 参議院議長 松平恒雄殿
○三好始君 本日の討議題目になりましたインフレ対策は、研究問題としてありふれた新鮮味のない問題のようであつて、実は我が國政治経済の現段階において極めて重要性を有すると思うのであります。
さきに政府より提出されました臨時石炭鉱業管理法案につき、衆議院の鉱工業委員会におきまして愼重審議を重ねました結果、我が國政治経済その他一切の情勢下におきまして、政府原案に多少無理な点のあることを認めました結果、與党三派共同の修正案を提案する運びになつた次第であります。 以下修正各箇條について一通り御説明申上げます。