1949-05-20 第5回国会 衆議院 運輸委員会大蔵委員会連合審査会 第1号
そこで「密接な関係」のことにつきましてお伺いしたいのでありますが、私どもは事業の國営論に反対の意見を持つ者でありまして、まず民営ということを基本として考えております。
そこで「密接な関係」のことにつきましてお伺いしたいのでありますが、私どもは事業の國営論に反対の意見を持つ者でありまして、まず民営ということを基本として考えております。
ただいまの公営論につきましては、電氣事業の運営としますれば、國営論あり、公営論あり、民営論あり、いろいろそれぞれ意見があると思うのでありまして、これは非常な重要問題でございまするので、これらの問題は電氣事業が特に基礎産業であるという立場から、十分研究を進めて行くつもりであります。
また肥料は國営論もありましたが、未だにこれが何ら実現されていない。製鉄は今度形をかえまして、集中排除法の関係がありますが、その他電力につきましても別な方向へ——私どもが当然あるべしという方向と違つた方向へそれつつある。それはそれ自体においてはそうであるかもしれませんが、復金という面から見ると、非常にそこに矛盾したものがある。
しかしながら、また一面において私企業のよさというものがあるのでありまして、私企業のもつ創意とかくふうとか、あるいは活発な活動というものも必要なのでありまして、現在私企業活動も相当旺盛であるし、またきわめて重要なものについては、國家の管理権がだんだん強調されておるものもあるというような組合せになつておりますので、この全部を——日本が將來國家資本主義にいくとか、あるいは社会主義的な國営論で一貫するということは
すなわち電力問題は、すでに経営者、労働組合とも、一元化についてはほぼ歩調を同じにいたしているのでありますが、労働組合の國有國営論に対しまして、経営者側は、発送電、配電側それぞれ別個の構想をもつやに傳えられております。
それから第二に私はもう一つ國有國営論を持つております。それはイデオロギー的な立場でなしに、例えば日本でも鉄道或いは逓信の事業はもう数十年の昔から國有になつておるわけであります。これは資本主義経済の初期の段階に社会主義経済に移る困難にある段階におきましてもこういう事業というものは、これは國家の保護助成というものは強力な要素にならねば一般の発展は遂げにくいのではないかというふうに考えるのでございます。
商工大臣の曰くには、理化学研究所のごときものを國立にすべきではないか、片山内閣としては当然このようなことを國立にすべきではないかという國立國営論の御意見は、片山内閣に対する聊か贔屓の引倒しのような感がありまして、少し面映いのであります。現内閣といたしましては、何もかも國営にするということはございません。
○内村清次君 只今自動車行政の根本問題について小野委員から大臣の方針を聽かれたわけでありますが、小野委員の御意見の中には、先ず民営論及び國営論の中にありまして大体御意見の強い面においては民営助長論の方に今後進むべきであるというような御意見を拜承したわけであります。
すなわち公式論的なる日銀國営論のごときは、日本の実情に適しないと私は信ずるのでありまして、この点、当局の所信を質したいのであります。 なお昨日、首相は金融統制を一層強化すると述べられました。これは私もきわめて同感であります。しかし官僚統制の弊は、それが強くなればなるほど、活動の機動性を失わしめ、手続倒れになり、かえつて本來の目的に背馳する場合が、はなはだ多いのであります。