1995-10-05 第134回国会 参議院 本会議 第4号
また、その規模も、我々が早くから国費だけで十兆円規模の経済対策をとるべきと主張していたにもかかわらず、政府の経済対策においては国費ベース予算は四兆七千億にとどまっております。出し惜しみの証文とはこのことであり、事業規模が十四兆二千二百億円であると水増しして自画自賛してみても、この経済対策がいかに中途半端なものであるかは、市場が極めて冷ややかな反応しか示さなかったことが端的に物語っております。
また、その規模も、我々が早くから国費だけで十兆円規模の経済対策をとるべきと主張していたにもかかわらず、政府の経済対策においては国費ベース予算は四兆七千億にとどまっております。出し惜しみの証文とはこのことであり、事業規模が十四兆二千二百億円であると水増しして自画自賛してみても、この経済対策がいかに中途半端なものであるかは、市場が極めて冷ややかな反応しか示さなかったことが端的に物語っております。
しかし、翌日政府が決定した経済対策は、国費ベース予算がわずか四兆七千億円なのに十四兆二千億円と宣伝し、内容の面でも、公共事業は旧来型が中心で、生活・ソフト関連が軽視され、実効ある土地流動化対策や市場対策は盛り込まれず、規制緩和は小手先のものにとどまるなど、まさに粉飾以外の何物でもありません。