1987-07-30 第109回国会 衆議院 科学技術委員会 第1号
それで、例えば固体レーザーを今例にとっておりますけれども、どんなことが今話題になっておるかと申しますと、一つは、固体レーザーにしろ気体レーザーにしろ、波長域を拡大したい、可変化したい、こういうことで、十一ページに記載してございますけれども、例えば真ん中にクロムが入っているものはルビーだけではありませんで、似たような物質が二、三十種類開発されておりまして、ちょっとずつガリウムが入ったりスカンジウムが入
それで、例えば固体レーザーを今例にとっておりますけれども、どんなことが今話題になっておるかと申しますと、一つは、固体レーザーにしろ気体レーザーにしろ、波長域を拡大したい、可変化したい、こういうことで、十一ページに記載してございますけれども、例えば真ん中にクロムが入っているものはルビーだけではありませんで、似たような物質が二、三十種類開発されておりまして、ちょっとずつガリウムが入ったりスカンジウムが入
まず最初に、データ整備の必要性でありますけれども、例えば先ほどのお配りしたところでお見せいたしました固体レーザー一つをとりましても膨大な数がある。そのエネルギーレベルがどうなるかということも、ちょっと中の成分を変える、例えばスカンジウムを入れる、あるいはガドリニウムを入れることによって量子力学的な計算をやると、エネルギーレベルが全部変わってまいります。
私から黒田参考人にお聞きしたいのですが、十六ページ、十七ページの、新固体レーザーから始まって自由電子レーザーとかいろいろなレーザーが列挙されておって、こういうものを大いにこれから研究開発やるべしだ、こういうように承ったのですが、それと、この後に何か軟エックス線レーザーですか、こういったものがありましたね。これらについてそれぞれどういうところで研究開発をやっているのか。
平行度が非常によいということで、光の開き角は気体レーザーでは10のマイナス4乗ラジアンから10のマイナス3乗ラジアン、固体レーザーで10のマイナス3乗ラジアンから10のマイナス2乗ラジアンといいますから、気体レーザーでは大体何秒というオーダー、固体レーザーで分のオーダー波になるわけであります。
初めには、ルビーを使った固体レーザーというものができました。ここに持ってまいりましたのはレーザーに使うルビーですけれども、初めに使ったものはこれよりずっと小さなもので、このようなルビーの結晶を使ってそれから赤い強い光が出てくるということが一九六〇年の夏に実験されました。
それから固体レーザーのルビーレーザー、これは先ほども太陽の光ででも出るということを申しました。普通は太陽の光ではありませんで、この周りにフラッシュランプを置きまして、大きなフラッシュランプで、フラッシュランプは電気で光らせるのですが、そのフラッシュランプの光でこのルビーの中の原子にエネルギーを与えて、それでレーザー光をつくるということをしております。