2021-04-27 第204回国会 参議院 国土交通委員会 第13号
雨水と汚水と一緒の管で、こういったところがやはりなかなか容量の関係で流れなくて、それこそ本線というか本下水に支流の下水が入らなくて、それこそバックウオーター現象で下水がこうあふれ返るというようなことがありますけれど、この合流方式の下水については国交省としてどのようにお考えなのか。早期にこういったところを先にやっていただきたいなと思うんですが、その辺のお考えをお聞かせいただければと思います。
雨水と汚水と一緒の管で、こういったところがやはりなかなか容量の関係で流れなくて、それこそ本線というか本下水に支流の下水が入らなくて、それこそバックウオーター現象で下水がこうあふれ返るというようなことがありますけれど、この合流方式の下水については国交省としてどのようにお考えなのか。早期にこういったところを先にやっていただきたいなと思うんですが、その辺のお考えをお聞かせいただければと思います。
下水道、昔は合流方式と称して汚水と雨水と一緒にしたような処理があったと思いますけれども、最近は汚水と雨水とを分けた分流方式と称するような方式がほとんどだというふうに聞いております。今回、今動いております第八次の下水道七カ年計画ですか、これにおいても、雨水対策の整備率を五五%ぐらいにするというような目標があったというふうに思います。
しかも、合流方式でなくて、小規模処理場の場合には分流方式でやっているということでもあります。地方都市ですから、私はそれでもよろしいんじゃないかと思うんですね。そういう意味で、地方都市への下水道の普及アップということを考えるならば、もう一度下水道の体系づくりをここでしなければならないんではないだろうかなとも思うわけでありますが、その辺はいかがなものでしょうか。
どうして合流方式は取り入れられないのか。一部取り入れているところもあります。しかし、分流方式でこれを終わってしまったら、いま日本の雨で、台風の時期等では、分流方式の下水道では五十ミリぐらいが限度ですね。ですから、これでいったならば台風被害というものは全然なくならないのではないか。
○加瀬政府委員 下水道は合流方式と分流方式とございまして、雨水、汚水を分けて排水するシステム、これを分流と言っております。
それでひとつ、私もそれは率直なことを言って合流方式を簡単に分流方式にすぐ直るとは思っていません、全く素人じゃないわけですから。しかし、何らかの方法を、たとえばいまのままの方式でいくならいくに当たって、いま私が何回も言っているように、どんどんふえる下水の汚い泥をどういわゆるリサイクルするのか、減量化するのか、再生利用するのか。この方法は真剣に私は建設大臣と厚生大臣の間でお話し合いを願いたいと思う。
私は建設省と厚生省と両方から資料をいただいた上で、これは大変なことだと、このままでどんどんどんどん合流方式でやっておったら大変な下水汚泥が出てきていると。そしてそれが処理不十分のまま埋立地に持っていかれていると。それが今度は広域になればなるほどひどくなる。
○安恒良一君 そして大臣ね、いまの処理方法は、これはもう大臣専門で御承知だと思いますが、この工場排水も一般家庭から出ます下水も、合流方式になっているわけなんです。でありますから、これが非常に厄介なものになっているわけですね。たとえば一般家庭から出ます下水だけであるならば、これは再利用というのは非常にしやすいわけです。これもここに資料いただいています。
私どもも生活排水の処理は重要と考えますけれども、海を埋め立てて処理場をつくらなければならないような巨大な、そして合流方式の流域下水道の考え方は間違っていると私たちは思います。生活排水のことを問題にいたしますならば、どうして合成洗剤を禁止しないのか、農薬の空中散布を禁止しないのかということを言いたいと思います。 時間が超過しまして失礼いたしました。終わります。(拍手)
埋め立てとも関係ございますけれども、流域下水道につきましては、海を埋め立てなければならない巨大な合流方式の流域下水道はいけません。先ほどの参考人と私は反対でございまして、なるべく小規模のものの方がよろしいと申し上げたいと思います。それは、大きいものは一たん企業の排水を合流いたしますれば現在の技術では分離することは不可能でございます。処理は全く困難でございます。