2019-11-05 第200回国会 衆議院 文部科学委員会 第3号
高校三年生に受検期間を限定した理由は、大学入試センターが結果を提供する試験は、実質的に大学入試の一部として活用されるものであり、一年生や二年生の試験を使えることとした場合、特に英語について、大学受験が早期化してしまう心配があるためです。受検回数を二回に限定した理由は、住んでいる地域、家庭の状況などにより、何回も試験を受けられない人が、大学入試で大きく不利にならないからということです。
高校三年生に受検期間を限定した理由は、大学入試センターが結果を提供する試験は、実質的に大学入試の一部として活用されるものであり、一年生や二年生の試験を使えることとした場合、特に英語について、大学受験が早期化してしまう心配があるためです。受検回数を二回に限定した理由は、住んでいる地域、家庭の状況などにより、何回も試験を受けられない人が、大学入試で大きく不利にならないからということです。
これは、受検機会の複数化ということが重要なので、それを図る一方で、無制限に資格検定試験を活用するとした場合、早期からその試験対策に追われる懸念であるとか、それに伴う高校教育への影響という受検者の負担、さらには家庭の経済的状況や居住地による格差等が懸念されるため、高校関係者、大学関係者を交えた議論を経て受検期間と回数を決定したというものでございます。
したがって、例えば、既に大学入学者選抜で活用されている民間の英語資格検定試験の受検期間、回数などは各大学が入学者受入れのアドミッションポリシーに基づいて決定し運用されているところでありまして、共通テストという枠組みじゃなくて、これを大学が個別に考慮するということまで当然禁止されているわけではないということでございます。