2020-12-08 第203回国会 参議院 農林水産委員会 閉会後第1号
○国務大臣(野上浩太郎君) 現在、農研機構におきましては、植物では多収米など、ゲノム編集技術を利用した品種改良を目指した研究が進められているところであります。
○国務大臣(野上浩太郎君) 現在、農研機構におきましては、植物では多収米など、ゲノム編集技術を利用した品種改良を目指した研究が進められているところであります。
国内では、ゲノム編集技術を用いて、超多収米や機能性成分に富んだトマト、天然毒性物質を減少させたジャガイモ等の開発が進められております。このうち、稲については二〇一七年から農研機構の隔離圃場で試験栽培が行われております。また、トマト、ジャガイモについても、開発した大学の研究用温室で試験栽培が実施されておるところでございます。
また、具体例としては、業務用向けの超多収米、あるいはビール用の大麦、牧草などの品種等の開発の支援を行っているところでもあります。 また、民間の活力を種子の開発、生産に生かしていくべきという声には、更に具体的に応えていく必要があると認識をしております。 豊橋のブランド米、女神のほほえみというのがあるんですけれども、これは六年前にある生産者の方が見つけました。
近年における具体的な事例といたしましては、例えば、民間企業が参画して行っております業務用向けの超多収米、あるいはビール用大麦、牧草等の品種開発の支援を行っているところでございます。
続きまして、畜産を支えるこれからの大きな柱であります飼料米、さらに土地改良事業、これは直接、間接的なものでありますが、各自治体やJA、さらには農家は、この飼料米については作付の調整、多収米の選定など努力しておられます。しかし、これも地元では飼料米の政策についてまだまだ疑心暗鬼の声が聞かれます。
多収米においては、今食用米で使われている化学肥料ではなく、例えば耕畜連携で家畜由来の堆肥を水田に使うことができればコスト削減と効率化につながるという意見もあります。
では、今大臣も取り上げておられましたが、この多収米についてちょっと伺いたいなと思っています。 飼料用米の生産は、普通の食用の品種が、これは人も普通に炊いて食べられるお米が六割で、多収米、これは加工品あるいはコンビニで牛丼とかに使うようなお米があるんですが、これは多収米といいまして、一つの穂に多くの実がなるお米なんですけど、これが四割ぐらい現在進んでおります。
一方、ちょっと、先ほど多収米とかそういうので飼料米に関してのことを言いましたけれども、この前の農水委員会でも質問させていただいたんですけれども、MA米そして備蓄米、これは、買ったものは飼料米であったり加工品になるということで、大変その負担が大きくなっているわけですけれども、農林省としては、MA米の方は過去五年間でどのような損益になっているか、教えていただければと思います。
そして、多収米をつくってやはり生産コストを下げていかなきゃいけないと思うんです。 今まで、減反するときにはなるべく余りとれないようにしていたことが現実で、研究していないんですね。向かう方向が間違えていた。これは、これから手直しして、やはり、多収米で、同じ面積の中で倍とれればコストは下がるわけですから、そういう研究をしっかり農林省が中心になってやっていただきたい、こう思っております。
今後の多収米の開発でございますけれども、農林水産省のプロジェクト研究があります。これによりまして、独立行政法人農研機構というものがありますが、ここが中心となって、平成二十四年度までに十アール当たり一トン、こうした玄米収量を目標として研究を進めております。 今後も、さらなる多収品種の育成に向けて積極的に取り組んでまいりたいと考えております。
そのほかのものは、周辺の皆さん方がここで言わば転作分を消化するというようなことで、じゃ協力しようという中でこれ成り立っていくものだというふうに考えておりまして、八百キロその他のこれからの多収生産がどこまで行くかということにもかかっていますが、一応多収米として八百キロ程度のことを前提にして、それでやれるというんでなければ、これ法律の中で私は認可できないと思いますよ、それじゃできないと言うなら。
このプロジェクトでは、五年後は一トンを目標にする、さらに十年後には一・五トン、現在の単収の三倍ぐらいの収量を目標に多収米の開発に取り組んでいるところでございます。
このプロジェクトの目標でございますけれども、米について例を挙げますと、五年後には一トンの収穫、さらに十年後には一・五トンといったことを目標に、多収米の開発に取り組んでいるところでございます。
そのためには、私は多収米であるえさ米の開発をやれと農水省に強く申し上げているんですが、自給用の食用としての米じゃなくても、ヒエでもアワでも何でもいいんだと。とにかく水田に水を張って栽培をするということの方が、環境あるいは自然の面におきましても国土保全の面におきましても、すべてやっぱり共通していく話だと。それが今四割も欠けている。
○公述人(林宏君) 特に環境保全の角度からのことが重く出されまして、例えば多収米、えさ米、そういうようなものをつくって、そして今の廃田になっておるようなところを生かすべきではないか、こういうお声だったと思います。私もその点については本当に賛成でございます。 ただ、その際に問題は、農業経営の問題から見たときにどうなのかというのが出てくるだろうと思うんです。
そういうことから、昨年度策定いたしました水田営農活性化対策では、ことしから基本的単価についてさらに助成をするほか、集約加算とかあるいは多収米の導入についての加算とか、さらに他用途モチ米の加算、いろいろな加算制度を、少しでも農業団体が末端農家に浸透させるのに役立つのではないかということで、現在、来年度予算に計上しておるわけでございます。
米の低コスト化のために収量の大幅増を実現する、そういう意味で超多収米の開発ということにつきましては、従来から農林水産省といたしまして主要な研究課題として位置づけております。そのために長期的な視点に立ちまして段階的な目標を定めまして、現在も鋭意試験研究を進めているところであります。
また、政府は、良質米奨励金を初めとする米の生産、流通、管理等に関する補助金等の確保、減反政策の根本的な見直し、米の需要拡大、超多収米の開発利用の促進、食糧管理制度の堅持、農業生産資材価格の円高差益を含めた値下げ指導、固定化負債の解消、基盤整備、経営対策等の抜本的な実施、国民生活を優先した内需拡大政策への経済政策の転換、農産物の輸入自由化・枠拡大をやめ、農業の再建と食糧自給率向上政策を確立する等の諸点
○関谷政府委員 奨励品種の意味合いというのは、その県において普及すべき品種ということでございますので、現在はいわゆるえさ米というかそういう用途を予定した品種は奨励品種になっておりませんけれども、これから、えさ米なりあるいはそういう用途に向けるような米生産ということが一つの現実の問題として出てまいるということとの関連で、ではそういう用途に向いた品種はどれかということになると、例えば今の超多収米の開発から
したがって、日本食糧政策の中で、えさ米というか超多収米というか、私がさっき三条件を挙げましたが、とにかく粗放栽培に耐えるということ、これは非常に大事な点です。それで超多収であるという点、コストを下げない限りはだめなんですから。日本の水田の優位性の問題、蓄積された農民の稲に対する技術、そして日本の天候、気候、これに合ったものは何といっても水田なんです。
○細谷(昭)委員 次に、技術会議の皆さん方にお伺いしたいと思うのですが、超多収米、私たちはこれはえさ米、飼料米とも言っているのですが、この超多収米の研究開発の現状はどこまで進んでおるのでしょうか。
それから、現在の生産者手取りが減少した場合には、一般多収米に切りかわるおそれがある。それから、最近の供給過剰は豊作原因であって、奨励金の要因ではない。それから、良質米が一般多収米に切りかわれば財政負担はかえって増高するんではないか。その場合に自主流通米Aランクと政府米の一類は、今のところ財政負担が自主流通米Aランクの方が多いわけでございます。
私は、これはやはり良質米を生産する産地にとりましては、基本米価の一つにも今日、所得構成上なっている、これを変えれば多収米の方に、つくりやすい方に動いていく可能性が強い。こういう点から、いろいろな点を考えて、時間の点から多くは申しませんが、存続きすべきであるというように思いますが、これについてひとつ見解をお尋ねしたい。