1967-05-30 第55回国会 参議院 大蔵委員会 第14号
私どもは収益税体系、それから間接税体系の税制といっておりますが、したがいまして、当時の税収の内容を見ましても、御案内のように所得税が一億三千六百万円でございます。酒税が二億一千六百万円、たばこ専売益金が二億二百万円で、所得税の倍近くの税収入を酒税あるいはたばこ専売益金が持っておったような時代でございます。
私どもは収益税体系、それから間接税体系の税制といっておりますが、したがいまして、当時の税収の内容を見ましても、御案内のように所得税が一億三千六百万円でございます。酒税が二億一千六百万円、たばこ専売益金が二億二百万円で、所得税の倍近くの税収入を酒税あるいはたばこ専売益金が持っておったような時代でございます。
ところが地租と家屋税が固定資産税という形へ変りまして、事業税が収益税体系の解体後も残っております。そのために日本の租税体系からいうと、どうもこの収益税というのはすわりの悪い地位にあるのであります。そこで、もしこの事業家に減税をするならば、法人税や所得税の減税をせなんで、事業税の減税をやるのが望ましい。
それが御指摘のように大正十五年でしたか十三年でありましたか忘れましたが、所得を課税標準にすることにして、名称もまた営業収益税に改め、収益税体系を国税に整理してかかったわけであります。要するに所得税の補完税に持っていったわけであります。