1991-11-22 第122回国会 参議院 科学技術特別委員会 第2号
○説明員(関口洋一君) 畜産に関しましては、これはもうまさにバイオテクノロジーの一環でございまして、授精卵の体外授精とそれを使いました双子生産といったものがかなり行われてきております。既に授精卵移植によりまして年間五千頭程度の子供が生産されているというふうなことでございます。もちろん授精卵をさらに分割していく方法等の技術開発を現在進めているところでございます。
○説明員(関口洋一君) 畜産に関しましては、これはもうまさにバイオテクノロジーの一環でございまして、授精卵の体外授精とそれを使いました双子生産といったものがかなり行われてきております。既に授精卵移植によりまして年間五千頭程度の子供が生産されているというふうなことでございます。もちろん授精卵をさらに分割していく方法等の技術開発を現在進めているところでございます。
それからもう一つは、事故率の低下なり分娩間隔の短縮等そうした技術面での生産性の向上等がございますし、また受精卵移植技術等を活用して双子生産技術、これはかなり普及に時間がかかるわけでございますが、そういうような増産技術、こういうようなことを使いまして生産を中長期的に拡大する方向でいきたいというふうに考えております。
まず、受精卵移植の技術、さらにまたその応用であります双子生産の技術でございますけれども、この技術につきましては、昭和五十年の初めに私どもの畜産試験場において開発された技術でございまして、その後、牛の改良でありますとか増殖でありますとか、さらにまた低コストになってコストダウン技術であるということで大変有望視されておりまして、この技術開発はますます進めておりますし、さらに普及に移って積極的に努力をしているところであります
いわゆる受精卵移植等によります双子生産等の新技術でございますとか、それからあるいは交雑種の利用ですとか、あるいは一産取り、それからもう一つは生産技術のレベルアップ、そういったもの、それからもう一つは飼料基盤に立脚した肉用牛経営の安定的な規模拡大という四つぐらいでございます。
また、再来年四月からの牛肉の輸入自由化については、繁殖と肥育の一貫経営、未利用林野の活用、バイオテクノロジーによる双子生産、品質向上によるブランドの形成等で対応していきたい、農業基盤整備事業の促進については、県からの補助の上乗せを検討したい等の説明がありました。 以下、本調査団が青森県で視察しました箇所について、視察順にその概要を述べたいと存じます。
したがって、足腰の強い畜産農家を育てていかなくちゃならないということで、先ほどの有機農業に関連するわけでありますけれども、付加価値の高い畜産ということで、二番目の御質問は受精卵の移植による優良牛の双子生産についてであります。
○政府委員(岩崎充利君) 委員御指摘のように、一つは双子生産の問題でございますが、確かに現在受胎率が五〇%、それから双子が産まれる率は三五%というふうなことでございます。 ただ、受胎率について申しますれば、例えば、新生卵につきまして六十一年度で三五%が六十二年度に四九%、六十三年度五一%というふうな形で年々増加してきている。
将来に向けまして、先生御指摘のような品種改良、あるいはまた、バイオテクノロジーを使いました受精卵移植とか双子生産というふうな新しい課題にも挑戦しつつあるわけでございます。また、お話のございました素牛等の輸入問題に関連をした動物検疫施設の整備問題も課題としてございます。ただこの問題につきましては、牛肉の輸入枠撤廃ということで、国内の生産者にも将来に向けての大変不安がございます。
それから、最近実用段階にも入っておりますあるいはまだ実験段階のものもございますけれども、双子生産等の新技術の導入を図っていくというようなことで、我々が現在動員できるあらゆる措置を講じまして、繁殖経営の安定的な規模拡大に努力してまいらなきゃいかぬというふうに考えております。
そのほかに、これに関連いたします新技術といたしまして、例えば凍結受精卵移植技術とか双子生産技術につきましても今日実用化の段階に入ったことになっておりまして、さらに、卵分割技術あるいは体外受精技術を利用した子牛生産等も実験面では成功したというようなことで、さまざまな面で進展を見せておる段階でございます。
既に凍結受精卵によりまする双子生産には成功いたしているわけでございますが、受胎率につきましては、かなり高い水準とはいいましてもまだまだ解決を要するような状況にあるわけでございます。
また、昨今の状況から見まして、消費者の嗜好もサシから赤身への志向も見られるわけでございますので、肥育期間を短縮いたしまして、むしろ濃厚飼料ではなくて粗飼料を多給する、私ども経済肥育と申しておりますが、そういった経済肥育を定着していこうというふうなことも考えている次第でございますし、さらにまた中長期的には、バイオテクノロジーを活用いたしました受精卵移植技術の活用によりまして、双子生産とか体外受精とか、
加えまして、中長期の課題ではございますが、バイオテクノロジーを活用いたしました受精卵移植技術、これは卵分割あるいは双子生産、さらには体外受精等々があるわけでございますが、この種の受精卵移植技術の開発及び実用化につきましても積極的に取り組んでまいりたい、かように考えているところでございます。
なお、牛の改良といいますか、そういう受精卵移植でございますけれども、これにつきましては、我が国では筑波にあります国立の畜産試験場と全国にございます種畜牧場、この連係プレーの中で、これまでに、先ほどもおっしゃいましたような双子生産技術というのは、特に今一つの借り腹に分割した二つの卵を入れまして同時に双子をつくる、これも既に昨年の十一月に成功しておりまして、日高種畜牧場でこういった双子生産に、これは牛でございますが
さらに先に進んだ技術開発といたしまして、先ほどお話の受精卵分割技術によります双子生産、これにつきましては、現在国の畜産試験場を中心にしまして、全国の種畜牧場等と、あるいは公立の畜産試験場等と協力しながらいろいろ進めておりますが、具体的な事例といたしましては、大変急に始まったわけではございませんので、最初はヤギで五十八年にその双子生産、一頭から双子を生ませる技術、これは成功しておるわけでございます。
さらには、双子生産というふうなものにも使えるということで、そういった点にも新しく取り組んでいきたいと思っております。 それからまた、こういったバイオテクノロジー技術を活用いたしまして、F1雌牛を活用した肉用牛生産。FI雌牛の場合には、大変丈夫でございますので事故率が下がるとか、あるいは繁殖性にすぐれておるとか分娩間隔も短縮できる。また、保育能力がすぐれておる、そういった有利性を持っております。
畜産におけるバイオテクノロジーの問題といたしましては、ただいまお話ありました受精卵移植の問題とか、あるいは双子生産技術の問題とか、いろいろな形で応用範囲が広がってまいるわけであります。そこで、そういったような家畜改良増殖をめぐります新しい事情、悪するに受精卵移植というふうなことが登場してきておるというふうなことを踏まえまして、先般、家畜改良増殖法の改正をいたしたわけであります。
それからもう一つは、先ほどの双子生産技術というふうなものを活用することによりまして、やはり畜産のコストダウンにつながっていく。両々相まって能力の高い、またコストダウンに役立つ方向にこれは活用していくことができるのではないかというふうに考えております。
この黒毛和種の雌牛から受精卵を取り出しまして、能力の低い乳用牛を利用いたしまして優良な肉用牛の生産を図るとともに、先ほど阿部参考人さんの話の中にありました双子生産等もあわせて活用いたしまして、肉用牛の増殖を図ろう、この二点を挙げさしていただきたいと思います。このために受精卵移植技術は画期的な技術でございまして、今後の改良増殖にとりまして不可欠なものと判断しておるわけでございます。
そこで、時間がございませんので、一点ずつお伺いをしたいんですが、多賀さんに先ほど実験の成果、そういうものにつきまして実験例を御報告いただいたわけでありますが、恐らくこの受精卵移植というものが普及をしてきますと双子生産というのが主力になってくると思うんですが、いま実験をやっているのは、先ほどの阿部さんのお話だと牛は二つ子宮があるそうで、全部双子の生産の、移植というんですか、その実験をやっているのかどうか
ただいま、今後の受精卵移植につきまして、子宮角が二つございますので、そこへ入れますと双子生産ということが主力になるんじゃなかろうかと、必要に応じて当然そういうふうになっていくんじゃなかろうかと思います。ただ、現在の段階で全部それをやっているかと申しますと、人的技術者の関係もございますし、対象動物の関係もございまして、双子の研究だけを進めているというわけではございません。
最近、優良な雌の家畜の利用の促進、双子生産による子牛生産の増大等に寄与する家畜受精卵移植技術が実用化し、急速な普及が見通されております。このため、家畜の改良増殖を促進する観点から、家畜受精卵移植技術の特性に応じた規制を定めることとしております。 すなわち、家畜受精卵の採取の用に供する雌の家畜は、獣医師の診断書の交付を受けることとしております。
○石川(弘)政府委員 いま先生からも御指摘のありましたように、この受精卵の移植技術につきましては、いわばいままでの人工授精の手法が雄の系統からの改良でございますが、雌のサイドからの改良のスピードアップ、あるいはいま御指摘のございました双子生産といったような、生産そのものを変えるという意味でかなり画期的な技術であるわけでございます。
この受精卵の移植技術は、改良スピードを上げるという意味の改良面だけではございませんで、たとえば、受精卵を乳用牛に移植しまして乳用種のところで肉用種の牛をつくっていくということも可能でございますし、それから、二個の受精卵を移植しまして双子生産をするという、きょうも実は農業新聞にそういうことが出ておりましたけれども、そういうことも可能でございます。
最近、優良な雌の家畜の利用の促進、双子生産による子牛生産の増大等に寄与する家畜受精卵移植技術が実用化し、急速な普及が見通されております。このため、家畜の改良増殖を促進する観点から、家畜受精卵移植技術の特性に応じた規制を定めることとしております。 すなわち、家畜受精卵の採取の用に供する雌の家畜は、獣医師の診断書の交付を受けることとしております。