2004-02-26 第159回国会 衆議院 農林水産委員会 第3号
また、ある調査では、学校給食のパンの原料小麦に国産だけを使う学校は一割、そして輸入小麦だけを使う学校は五割、国産と輸入のブレンドは四割と、実に九割の学校が輸入小麦を使っているというのが実態です。
また、ある調査では、学校給食のパンの原料小麦に国産だけを使う学校は一割、そして輸入小麦だけを使う学校は五割、国産と輸入のブレンドは四割と、実に九割の学校が輸入小麦を使っているというのが実態です。
原料小麦の粉質によって粉としての製品が異なり、さらにその粉質の違いによってパン用、めん用、菓子用など用途が大きく変わってまいります。その際、麦の粒質、粉質、そして用途に大きなかかわりを持つのが原料小麦のたんぱく質含量です。わずか二、三%の違いが用途にまで大きな影響を及ぼしてまいります。
そこで、今も答弁にありましたが、食パンの原料小麦は大部分がアメリカ産、さらには高級フランスパンの原料小麦はカナダ産が使われていると言われていますが、アメリカでは国内用農産物にはポストハーベストが禁止をされていますね。ところが輸出用については許可している。輸出先の国の判断にゆだねているわけですね。
こういったことにつきまして、私どもは大変に危機感を持っておるわけでございますが、今申し上げましたように、原料小麦の品質問題、価格問題、この両面から現在国内の製粉業界、二次加工業界が輸入加工品との競争上、極めて苦しい状況にある、苦しい状況に置かれているということをまず諸先生に御理解賜れればというように存じます。
それでは、どの程度に締まれば競争していけるかということでございますが、これは当然のことながら、原料小麦の価格差と、それから製品の関税率あるいはその製品をこちらへ持ってまいりますフレート、そういったものとの関係になってくるわけでございます。したがいまして、通常考えれば、その原料の格差が製品関税率の範囲内であれば、これは私どもとして競争していかなければならないのだろうと思います。
それから、その韓国めんの原料小麦についてでございますが、これは原料小麦が何であるかということは表示されておりませんので、その品質等からの推定によるしかないわけでございますが、私どもが見ましても明らかにこれは豪州産小麦を使っているというものがかなりございます。ただ、私どもが見ますと、これはどの原料を使っているのかなということがなかなかわからないものもございます。
以上のごとく、原料小麦の品質、価格、この両面から、国内の製粉業界あるいは小麦粉の二次加工業界が、輸入加工品との競争上ただいま大変に苦しい状況にあるということを、まず諸先生に御理解賜りたいと存じます。 次に、国内産小麦の品質を中心に申し上げます。 現在、私どもは政府から、製粉用といたしましておおむね年間に四百六十万トン買い入れております。
○国務大臣(加藤六月君) 井上先生にお答えいたしましたが、小売価格を食パン一斤百六十円として原料小麦費の割合は二四%になっております。したがって、原料小麦費は百六十円に対して三十八円になりますというお答えをいたし、この一斤の食パンを七枚に落とすか八枚に落とすか、若干小売店のあるいは飲食店の技術があるだろうと思いますが、それで割りますとこうこうなりますということを申し上げました。
○松山説明員 製めん用の小麦といたしましては、アメリカ産のウェスタンホワイトのほかに豪州の小麦も入っておるわけでございますけれども、特段この原料小麦について製めん業界の方から特に品質上問題があるという話はまだ耳にしておりませんが、事情を調べまして、もし必要があれば必要な手だては講じたいと思います。
原料小麦は、外国小麦、国内産小麦ともに全量食糧庁において買い上げの後、製粉会社に一定価格にて売却されている方式でございます。数量の決定は、当該企業の過去の買い受け実績並びに工場の能力によってなされております。現在の使用数量は、年間大体次のとおりでございます。
詳しく読みませんけれども、製粉業界では原料小麦の値段が円の切り上げによって下がるので、農林省に払い下げ価格を下げてほしいというふうに言っているけれども、同時にまた、それが下がらなければ小麦粉の値段を上げたいのだという動きをあらわしているという新聞記事が出ております。あなた方この新聞記事をお読みになりませんでしたか。
思っておりませんので、その小麦を原料としてつくられまする小麦粉、またさらに小麦粉を主原料としてつくられまする第二次加工品の値が、原料小麦の値上げに伴って連鎖的に値上げになるということは、私ども当面の問題としては考えておらないわけでございます。
むしろ操作量の大きさが響くというふうに考えておりますので、専増産ふすまにつきまして原料小麦約十万トンを増量し、また、大麦につきましては八万トンの増量をはかりまして、前年度の総輸入飼料の比率よりやや高い程度の行率を保持するようにつとめたのでございます。
ただ、この小麦につきましては、これは専増産ふすま用の原料小麦でございますから、ある程度の数量をランニング・ストックで持っておる必要がございますので、大臣からお話がありましたように、緊急に先のストックを考えて輸入を開始いたしておるということで、先ごろ小麦四万トンの緊急買い付けの措置をとりましたのと、引き続いて五、六万トン程度の小麦の輸入をはかるという措置をいま準備をいたしておるところでございます。
ただ、事実問題として、今、日本に対しては大体三億ドルの輸入であり、日本の輸出は一億二千万ドル、二億三、四千万ドルの輸入に対して一億二千万ドルほどの輸出ということになっておりますが、それは御承知のように、原料、小麦とか、そういうものが一番大きいものです。小麦の方の関係を聞いてみますと、カナダの小麦がいいからということもございまして、簡単に、じゃオーストラリアに変えたらどうかということが考えられるか。
この原料小麦を相当増量をいたしましたことが特徴的でございます。買い入れ七十五万六千トン、売り渡し七十三万七千トンになっておるのがこの点でございまして、これは前年度の売り渡しの四十一万九千トンに対しましては、七十三万トンのうち粒用を除きますと六十四万六千トンになりますが、別途こまかい表に出ておりますが、小麦は前年比五六%増、特にふすま増産の分が増でございます。そういう著しい増強になっております。
○政府委員(安田善一郎君) 専管工場増産工場と申し上げましたのは、原料小麦を製粉いたしまして、ふすまを出す場合に使っておる慣用語でございますが、こっちの方は原料麦を渡しまして、製麦工場に渡します場合、その製粉、精麦をしました場合は需要八団体に渡す点が合っており、需要団体と製粉、精麦工場とは違うわけでございます。
赤字を一般会計から補てんしておるわけですが、これは一般競争入札によっておりまして、原料小麦をカナダ、豪州等から輸入して、これを専管工場と増産ふすま工場と言っております二種類の製粉工場で製粉させます場合は随契で売りまして、指示価格で売っておるわけであります。
今後、小麦の中小製粉業者に対しても、設備の点、いろいろな点について十分に御努力願うとともに、原料小麦の払い下げをするというような点に対しては十分検討を加えて善処いたすつもりであります。
値下げの分につきましては、実は昨年も文部省から御連絡がありまして、やはり二十八年度も二十七年度にきまりましたと同じく原麦の二分の一という考えで補給金が組まれたわけでありますが、二十九年度の予算要求に対しましては、文部省からの御連絡に基きまして、原麦ではなしに小麦粉の価格が半額になるようにということで大蔵省と折衝したわけでりますが、いろいろ財政上の都合で二十八年度と同じような建前で原麦の二分の一、原料小麦
そのうち、パンの原料である原料小麦の半額でありまする二円八銭を国が負担をいたしておるのである。これをこの際農村まで押し進めまして、そうして中学まで押し進めますと、小学校が千百五十六万人で、中学が五百三十八万人でちようど千七百万人弱でありますが、これに完全給食をやらせる。そうしてその費用は国が負担をいたすのである。
従つて、この価格の安定につきましては、原料小麦を無制限に放出いたすことによりまして現在の小麦価格の安定をして参りたいと考えております。 麦の増産につきましては、この春の長雨によりまするあの災害対策の中にもすでにとつておりまするように、麦作不良の結果にかんがみまして、種子確保の処置は御承知のようにとつて参つております。