1962-03-28 第40回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第17号
ただ具体的に、アメリカ軍がその基地なり艦隊に原子装備を持てば、この間のソ連とアメリカとの競合での双方の論理を見ると、それを理由として中共も原爆実験を合理化すると私は思うのです。だから、原子力委員会としても、やはりこういう事態に対しても一つの政治的方針を出していただきたい。
ただ具体的に、アメリカ軍がその基地なり艦隊に原子装備を持てば、この間のソ連とアメリカとの競合での双方の論理を見ると、それを理由として中共も原爆実験を合理化すると私は思うのです。だから、原子力委員会としても、やはりこういう事態に対しても一つの政治的方針を出していただきたい。
○岡委員 なおこの機会に、今度は東側の原子装備でありますが、大陸の沿岸あるいは南樺太にも弾道弾の基地がある。ミサイルの基地が構築されておるというようなことを、しばしば新聞は報じております。先般も二月十五日のアメリカのミサイルズ・アンド・ロケッツという専門雑誌で、沿海州のニコライエフスクにはICBMの基地がある。
それから日本にいるアメリカの作戦空輸師団はハワイからいわゆる原子装備の部隊を極東に投入することができる、これが一つの任務になっておる。その上グアムを基地とする戦略空軍がある。こういういわゆる原子戦争への準備が、西側においても着々進められておるということについては、この事実を御承認になりますか。
台湾や韓国や日本の港を根拠地とすると伝えられておるアメリカの艦隊も、原子装備を持ち、すでにジェット爆撃機の不沈の航空母艦となっている沖縄には、最近八カ所のミサイル実験基地が設けられておることも、御存じの通りでございます。
アメリカも原子装備をした集団にどんどん切りかえております。NATO諸国も原子装備をすると、けさの新聞にもあります。三十個師団にNATO諸国の軍隊を増員するけれども、その装備は核装備だということを原則に認めております。ソ連も原爆禁止の宣伝は大いにやりますが、無通告で、今日まで、ことしも九回実験をしておる、核実験を。また、ソ連もこの四、五年前から核装備に切りかえております。
というのは、昨日の御質問が、要するに、安保条約によってこの委員会においていろいろな配備の問題等を協議するということになっておりますから、原子装備は、私は持ち込みは日本の意思に反してできないのだということを申し上げた。そうしたら、沖縄のなにはどうなるのだ、こういうお話がありましたから、沖縄に対しては安保条約は、これらのものは原則として適用にならないということを申し上げたわけであります。
しかしながら、それは兵器ではないなんということは言えないと同じように、原子装備をするという兵器が常にコンクリートをつめる、あるいは爆薬をつめるから、それは原子兵器でないという誰弁は成り立たない。やはり原子装備をする兵器が日本に入る限りにおいては、原子爆弾というものが使われるのだということは避け得られないことになるのではないかと思います。
朝鮮にも武器持ち込み禁止の休戦協定というものが破棄になりまして、原子装備をしようとしている。また、沖繩では八カ所に及ぶナイキ誘導弾の基地がすでに設けられたということであります。
そういたしますと、戦力というのは攻撃的な兵器を持つことで、防御的な兵器を持つことは戦力にはならないのか、これは将来の原子装備の問題についても非常に重要なことだと思いますが、特にこの点について大臣の明確な御答弁を要求いたします。
アメリカが空軍連隊を削減するということは、反面において長距離誘導弾、原子装備など新兵器によるニュールック戦略を一そう推進するということを意味しよう、またこの編成が之の影響として日本から現在.駐留しておる第一騎兵師団がこの会計年度内に撤退し、海空軍と第八軍海兵隊の補給部隊若干のみが日本に残ることになろう、このような米陸上部隊の撤退は、陸上部隊は現地各国の増強・防衛に待つというアメリカの新しい行き方と見