2021-05-27 第204回国会 衆議院 科学技術・イノベーション推進特別委員会 第3号
成果を表すまでの間、博士後期課程学生の研究環境の充実とキャリアパスの確保は待ったなしの状況であることを忘れずに、しっかりとした予算措置が必要です。 同時に、大学のガバナンス改革が求められます。現状の研究大学を支える財政基盤は決して十分なものであるとは言えません。世界のトップクラスの研究大学と伍していくためには、年間数%での持続的な成長を実現する経営が必要です。
成果を表すまでの間、博士後期課程学生の研究環境の充実とキャリアパスの確保は待ったなしの状況であることを忘れずに、しっかりとした予算措置が必要です。 同時に、大学のガバナンス改革が求められます。現状の研究大学を支える財政基盤は決して十分なものであるとは言えません。世界のトップクラスの研究大学と伍していくためには、年間数%での持続的な成長を実現する経営が必要です。
このような状況を踏まえ、文科省では、十兆円規模の大学ファンドの創設等大学改革、また、若手研究者を中心に、最長十年間、挑戦的な研究を支援する創発的研究支援事業、博士後期課程学生への経済的支援の抜本的な拡充などの取組を進め、我が国の研究力の強化につながるように引き続き取り組んでまいりたいと思っております。
特に、博士後期課程学生の処遇の向上やキャリアパスの拡大、若手研究者が腰を据えて研究に取り組める環境の構築、基礎研究、学術研究の推進、十兆円規模の大学ファンドの創設と大学改革などに注力をしてまいります。
博士課程、博士後期課程学生は、将来の我が国の科学技術イノベーションを担う重要な存在でございますが、先生の御指摘どおり、その進学者が年々減少傾向にございます。
博士後期課程学生は、我が国の先端研究の現場の重要な担い手であるとともに、将来の科学技術イノベーションを牽引していく貴重な存在でございますが、近年、博士後期課程への進学者数及び進学率はいずれも減少傾向にあるところでございます。
文部科学省では、令和二年度三次補正予算、それから令和三年度当初予算案に合計で七千八百人規模の博士後期課程学生への経済的支援に関する経費を計上し、博士後期課程学生支援の抜本的な充実を図っているところでございます。
政府目標である約一万五千人の博士後期課程学生への経済的支援を早期に達成するとともに、優秀な若手研究者へのポストの重点化などに取り組んでまいります。また、大学ファンドについて詳細な制度設計等を進め、その運用益を活用して世界トップレベルを目指す研究大学の研究基盤の強化に向けた長期的、安定的な支援につなげてまいります。
政府目標である約一万五千人の博士後期課程学生への経済的支援を早期に達成するとともに、優秀な若手研究者へのポストの重点化などに取り組んでまいります。また、大学ファンドについて、詳細な制度設計等を進め、その運用益を活用して世界トップレベルを目指す研究大学の研究基盤の強化に向けた長期的、安定的な支援につなげてまいります。
大学ファンドによる支援対象大学といたしましては、一つには、世界トップレベルの研究大学を目指して高いポテンシャルと明確なビジョンを持ち大学改革の加速に取り組む大学、もう一つは、博士後期課程学生などの若手人材育成などに意欲的に取り組む大学、こういった二つのタイプの大学を対象として当面助成を開始したいと考えております。
昨年一月には、研究力強化・若手研究者支援総合パッケージが策定され、若手研究者への安定的なポストの拡大や、博士後期課程学生の処遇の向上、長期で挑戦的な研究への支援などが盛り込まれています。 また、先般、いわゆる十兆円ファンドが創設され、運用に向け、動き出します。
大学ファンドにつきましては二通りの支援メニューを当初考えておりまして、一つは、世界トップレベルの研究大学を目指す、そういった日本代表選手のような、そういった大学に対する重点的な支援と併せまして、博士後期課程学生などの若手人材育成に意欲的に取り組む大学への助成ということを想定しているところでございます。
博士後期課程学生は、我が国の先端研究の現場の重要な担い手であるとともに、将来の科学技術イノベーションを牽引していく貴重な存在であります。しかしながら、近年、経済的な理由あるいはキャリアパスの不透明さなどから、博士後期課程への進学者が減少傾向にあるという状況でございます。
その大学ファンドでございますけれども、運用益を活用することによりまして、世界トップレベルの研究大学に向けた高いポテンシャルと明確なビジョンを有して改革に取り組む大学や、博士後期課程学生など若手人材育成に意欲的に取り組む大学への助成を行うこととしておるところでございます。
○政府参考人(杉野剛君) 御指摘のように、令和二年一月に総合科学技術・イノベーション会議が策定いたしました研究力強化・若手研究者支援総合パッケージにおきましては、研究力強化に求められる主な取組といたしまして、若手研究者のポスト拡大、優秀な研究者に世界水準の待遇、博士後期課程学生の処遇の向上、産業界へのキャリアパス、研究環境の充実が掲げられているところでございます。
○国務大臣(萩生田光一君) 今般の大学ファンドによる支援開始に先駆けて、文科省では令和二年度第三次補正予算案及び令和三年度の当初予算案に合計で七千八百人規模の博士後期課程学生への経済的支援に関する経費を計上しました。博士後期課程学生支援の抜本的な充実を図ってまいりたいと思います。
大学ファンドにつきましては、科学技術あるいはイノベーションの中核でございます大学の研究力を強化するために、世界に伍する研究環境の創出を目指すものでございまして、まずは、世界に伍していく研究大学に向けた高いポテンシャルと明確なビジョンを持っていて、大学改革の加速に取り組むような大学、さらには、博士後期課程学生などの若手人材育成等に意欲的に取り組む大学、こういったことを基本的な要件といたしまして助成を行
ですから、具体的には、博士後期課程学生を含む若手研究者などの人材、共用施設やデータ連携基盤といった研究インフラ、研究拠点、スタートアップ拠点など、大学等における将来の研究基盤の構築を支援することを想定をしております。 引き続き、支援対象の考え方や配分、交付方法等の詳細な制度設計については、関係省庁と連携し、検討を加速してまいります。
特に、博士後期課程学生は、学生であると同時に専攻分野について主体的に研究活動を行っており、将来自立した研究者としての地位を確立するという観点も重要であります。
○井上国務大臣 科学技術立国である日本の未来は、研究の担い手である博士後期課程学生を含む若手研究者にかかっております。しかし、我が国の博士課程進学率は大きく減少し、主要国の中で唯一、博士号取得者が減っている状況です。若手研究者、特に博士後期課程学生の抜本的な処遇改善が必要と認識しています。
具体的には、外部資金等を含めた多様な財源による優秀な博士後期課程学生への支援の充実、優秀な若手研究者が安定かつ自立したポストに就いて研究ができる卓越研究員事業や、国立大学における人事給与マネジメント改革の推進等による若手研究者へのポストの重点化、若手研究者を中心に挑戦的な研究を最長十年支援する創発的研究支援事業の推進等に取り組んでまいります。
それから、博士後期課程学生の処遇の改善等の取組をまとめたところであります。 各省と連携しながら、しっかりと取り組むとともに、今後の基本計画の検討に反映することによって、我が国の研究力のV字回復、したがって、結果としてITの分野においても日本がしっかりと上回っているという状態をぜひともつくりたいと思っております。
リスペクトされる社会をつくることが一番、国家戦略として大事だと思っておりまして、そういう意味で、若手研究者を中心に自由な発想による挑戦的研究を支援する仕組み、我々は創発的研究支援と言っておりますが、こういうものを仕組んだり、それから、優秀な研究者のポストの確保、これは、本来の給与以外に、いろいろなところから給与の足しになるような資金を集めるというようなこともやらなきゃいけないし、それから、ポスドク、博士後期課程学生
特に、博士後期課程学生は、学生であると同時に専攻分野について主体的に研究活動を行っておりまして、将来自立した研究者としての地位を確立するという観点も重要でございます。
具体的には、外部資金等も含めた多様な財源による優秀な博士後期課程学生への支援の充実、また、優秀な若手研究者が安定かつ自立したポストに就いて研究できる卓越研究員事業や、国立大学における人事給与のマネジメント改革の推進等による若手研究者へのポストの重点化、また、これ私就任してからつくらせていただきましたけど、若手研究者を中心に挑戦的な研究を十年のスパンを保証してさしあげて、毎年毎年どうなっているんだといって
平成二十八年度に博士後期課程学生を対象といたしまして実施いたしました博士課程学生の経済的支援状況に係る調査研究によりますと、平成二十七年度時点で、生活費相当額とされる年間百八十万円以上の経済的支援の受給者は、博士後期課程在学者全体の一〇・四%という結果が出ております。
国立大学について申しますと、博士後期課程学生の約一割程度に対しまして、これをティーチングアシスタントとして採用し、学部学生に対する実験、実習、演習等の補助的業務に当たらせて、それに対して非常勤職員としての謝金を支払う、これによっていわば学部教育の充実を期するとともに、大学院学生の処遇の改善も図るということを期したわけでございます。