(資料提示)一九七三年に出版されました作家千田夏光氏の著作にタイトルとして従軍慰安婦という言葉が使われるなど、一九七〇年代から出始めた造語でございます。慰安所が実際に使われていた戦中には存在せず、終戦時から四半世紀以上もたってから作られた新語であります。その後、多数の著述家、報道機関、活動家が日本軍の残虐さを強調する際に多用した言葉です。
従軍慰安婦という言葉は戦時中はなく、戦後の昭和四十八年に同名小説を著した千田夏光氏が作った造語だというふうに言われております。 そして、皆様御存じのとおり、一九八〇年代には、吉田清治氏による、軍令により済州島で女性を強制連行して慰安婦にしたという全く史実と異なる作り話、虚偽の証言が独り歩きして拡散され、そして、朝日新聞を始めとするメディアが大々的にずっと取り上げてきたわけでございます。
これは四年間にわたって――千田夏光さんというのは非常にまじめな作家だと思いますね、会ったことはありませんけれども。ずっと全国を歩いて当時の状態を収録されている。全部紹介できませんけれども、それを読んでみますと、こういうこともこの中にずっと書かれています。特に戦争の末期になりますと、死に方ももう皆兵隊と同じですね。
またきょう持ってきましたけれども、従軍看護婦さんの問題を四年間にわたって全国を歩いて実情を聞き調査をされた作家の千田夏光さんという方が「従軍看護婦」という名前で一冊の本をまとめられて昨年の十二月の下旬に出しておるわけですが、これも私読ましていただきまして、ぜひとも前回の附帯決議を実現できるように一日も早く図らなければいけないのではないかということを痛感するわけですが、この問題は、一つは、現実にこの従軍看護婦