1947-10-15 第1回国会 参議院 労働委員会 第13号
○栗山良夫君 今の御説明で大体了承いたしましたが、もう一点だけ伺つておきたいのは、過日山田委員からだつたかと思いますが、諸外國においても、失業保險制度というものは失敗した例が多い、日本の如く、特に敗戰後の労働事情が混乱しておるとき、失業者が多量に排出される懸念の濃厚なときにおいては、こういうものは失敗する虞れがあるのではないかということを御指摘になりましたが、これを裏から言いまするならば、失業者が出
○栗山良夫君 今の御説明で大体了承いたしましたが、もう一点だけ伺つておきたいのは、過日山田委員からだつたかと思いますが、諸外國においても、失業保險制度というものは失敗した例が多い、日本の如く、特に敗戰後の労働事情が混乱しておるとき、失業者が多量に排出される懸念の濃厚なときにおいては、こういうものは失敗する虞れがあるのではないかということを御指摘になりましたが、これを裏から言いまするならば、失業者が出
それから性の点でございますが、これは確か最初の御説明のときに申上げたかと存じますが、女子につきましては、日本の労働事情から考えまして、女子は任意包括でもいいのじやないかという意見も相当強力な意見だつたのであります。
而もその支給が、最大限といたしまして一ケ年であり、その中で限られた日数に対してのみ支給が予定されておるというようなことにつきましては、今後日本の労働事情がどういうような工合に展開し、そうして労働者の需給調整がなされるかということの見通しをしなければなりませんけれども、ただ当面の目標を考えて見まするときに、相当夥しい失業者が出るということが懸念されるのであります。
それから「ニ」に「安學秩序を紊る組合の解散に関する裁判所に対する申立」、「ホ」の「多数労働者に適用ある協約を少数労働者にも適用すべき旨の決議」、それから「労働爭議に関する統計の作成その他労働事情の調査」、それから「團体交渉の斡旋その他労働爭議の予防」、それから「チ」の「労働爭議の調停及仲裁」、これが又一つの大きな仕事でございます。
尚海上労働者でございますが、船員保險の被保險者に関しましては、船員が陸上労働者と異なる特殊な労働事情を有しておりまする点に鑑みまして、本保險の被保險者からは除外いたしまして、船員保險中でこれを実施いたしたいと考えておるような次第でございます。
一つは女子の労務につきましては、これを当然適用するのがいいか、或いは日本の只今の女子の労働事情から考えまして、後で出て参りますところの任意包括被保險者にする方がいいかという点が問題になつたのでございます。
併しながら、海上労働者である船員保險の被保險者につきましては、陸上労働者と異る特殊的な労働事情があるという点に鑑みまして、本保險の被保險者より除外したのでありまして、船員保險中にこれを吸收することといたしました。