1993-10-22 第128回国会 参議院 農林水産委員会 第2号
加工用原料米は、もう年末に入ったら酒米、その他菓子からずっといろいろございますから、みそ、しょうゆ、せんべい、あられ、いろいろ材料、価格等々の関係もあるので、やはり早く措置をしなきゃならぬというようなことも早目に言うべきであった。
加工用原料米は、もう年末に入ったら酒米、その他菓子からずっといろいろございますから、みそ、しょうゆ、せんべい、あられ、いろいろ材料、価格等々の関係もあるので、やはり早く措置をしなきゃならぬというようなことも早目に言うべきであった。
加工用原料米を緊急輸入するとしても、特に国産米やジャポニカ米でなければ困るよ、日本の米でなければ困るよというような業界についてはこれは大きな問題であります。現在タイ国から二十万トン緊急輸入した、米は長粒種でインディカ米である、使用できる業界はあるんだけれども、いや、これでは困るよと、使用できない業界もあると私は聞いております。
わざわざ政府の御自身で決められた公表期限を一日も早め、しかも全部を一度に出すのではなく、ばらばらとお出しになり、まず加工用原料米、そして本体の主食に充てるべき米。何か緊急にすべてを輸入しなければいけないような、そうした流れをつくってこられたその政府の方向に極めて私は作為的なものを感じます。この誤解は誤解だと言い切っていただけますか。間違いありませんね。
○政府委員(鶴岡俊彦君) 他用途米自身は、もう御案内のとおりでございまして、第二次の過剰処理が終了したことに伴いまして、加工用原料米の米穀についてどういうふうにするのかという議論の中で、生産調整の一形態として考えますれば、手取りは低くても農家がある程度ほかの米と一緒につくれる、それからまた加工原料業者も一定の価格であれば使えるというようなことで、水田利用転換対策の一環としてやってきたわけでございます
一部に加工用原料米くらいはいいじゃないか、大体三十万トンくらいで最終的に話し合いをつけたらどうだなんという議論がある。けしからぬ。
それからまたいわゆる加工業者の中からも、こういう大変厳しい経済事情の中で加工用原料米、加工米ぐらいは何とか輸入をしてもらいたいというような声、また一部政治家の中にも最終的に全然入れないというわけにはいかないだろう、三十万トンぐらいの加工米ぐらいはやむを得ないのではないか、こういうふうな、私にしてみれば大変無責任な発言があちらこちらで日立っているわけでございます。
今政府答弁でも、援助米にも加工用原料米にもそれは無理である、そういうことは考えてないということを明白に述べられたわけですが、私はそれはいいと思います。
そこで、最近の情報によると、ヤイター代表はいろいろな発言をしておりますが、伝えられたところでは、RMAは提訴しておったものの、いろいろな状況によって、その取り下げの条件として援助米、加工用原料米の百万トンとか三十万トンとかの輸入を提案している。そのような打診が政府に対してあったのかどうか、その点はいかがでしょうか。
いわゆる加工用原料米を政府が指導しながら生産農家にもお願いをし、転作作物の一つとして新たに導入してきた大事な元年にもなるこういうときに、去年は韓国米まで入れた、そういういろいろな状況が一遍に今一つのしわ寄せのような形でここに出てきてしまった。こんなことが年じゅうこれから続いたのでは困りますけれども、こういうことが起きないように万全の対応がやはり必要だろうと思うのであります。
五十九米穀年度の米需要におきましては、当初計画に比べまして五十八年産米の集荷の減少、一方需要量につきましては当初計画より多少増加の傾向となり、端境期には需給が逼迫をして五十九年産米のいわゆる早場米を九十五万トン早食いをし、操作をした、その上五十二年産米の臭素問題から加工用原料米が不足になりまして、昨年韓国米の緊急輸入ということで対応しなければならない、そういうような問題を引き起こし、大変厳しい現況であったわけであります
ただ、主食とは違った加工用原料米でありまするから、若干質が落ちておっても利用できるわけですから、質の落ちたこの程度のものを加工用原料米の規格だというふうにして決めてもらえば農家の方もそんな嫌な顔をして出すなんということはないわけなんでありまして、やはり協力はすると思います。
ということになりますと、加工用原料米の方が今度は気になるということにもなるのでありますが、その辺はどのような見通しを立てておりますか。
十一万三千トンのうち加工用原料米として使用したものと主食として使用したものとどのくらいになりますか。
そしてさらに、もう超古米がないわけですから、今まではそこから二十七万トン程度ずつのいわゆるみそ、しょうゆ、せんぺいなどの加工用原料米というものを出してきたわけでありますけれども、それもやはりこの一〇五の生産量の中から出していかなければならない、こういうことになりますと、先ほどから四十五万トンの積み増しを毎年やるのだということを皆さん約束しておられまするけれども、これはできないのじゃないですか、どうですか
そしてさらに、今の説明を聞いていますと、二十万トンの加工用原料米ですか他用途米ですか、それをそこからまた捻出していかなければならない、こうなりますと、実際は二十万トン前後しか備蓄ができないという結果になるのじゃないですか。
二つ目に、しかも加工用原料米については、農家の方で責任を持って集めてくれるということになったわけで、政府は農協等の自助努力を信頼しているということで済むわけです。しかも、その上に集まらなかったときには、今度はあなた方農協は信頼を失ったのだからということで堂々と第二次輸入がなされるようなことにもなってくる。
その場合、他用途米というのは新しい制度でありまして、トン十二万円で契約をしてもらって、そして農家に対しては七万円の助成を政府の方では出すということでありますが、今度、農協の方では十五万トンぐらいは何とか加工用原料米を奮発してみたい、こういう話があったということを聞いております。それはどうなっているのですか。
せんべい屋とかみそ、しょうゆに対するところの加工用原料米の供給責任というのはあるのでしょう。あるから、韓国から買わなければならぬという問題が起きてきているわけでしょう。
○松沢委員 そうすると、逆に言うならば、いわゆる加工用原料米が不足になった部分は自助努力で協力します、こういうことを言っておるわけですから、したがって、政府の方としても助成をやらぬわけだから、くず米でも差し支えない、そういう考え方があるわけですね。
○水谷委員 臭素汚染米それから加工用原料米の不足ということで、韓国からの米の緊急輸入という大変な非常事態を招いた結果、現在、生産農家の皆さん方のお怒りは、歴史的に見ても重大な問題として今爆発をしているところであります。
この他用途利用米を主食用にということになると、二十七万トンという加工用原料米に穴があく、そうするとまた第二次輸入ということにならざるを得ないが、それでもいいかというような議論が行われているということが伝えられているわけであります。
そして、そのとき次長からのお答えもいただいていますけれども、加工用原料米としては十三、四万トンその時点で必要だというお話でありました。ここでいくと二十万トンのうちの十三、四万トンが加工原料米で必要だとすると、約六、七万トンが主食用に回される予定だったということになると思うのです。 そこで、先ほどのお答えの中で、その五十三年産米のうちの約半分は暫定基準以下である。
そしたら、加工用原料米として韓国米を入れます。そして他用途利用米が今度は農家の皆さんから契約で出回ってまいります。そういうことになりますと、他用途利用米は加工用原料米を満たすような一応計画で、それぞれの割り当てがいっているはずじゃありませんか。それがきちんと守られたら韓国米で入れた二カ月分というのはどうなるのですか、余る形になりますが。
○衛藤委員 つまり他用途利用米はあくまでも加工用原料米である、このように理解をいたしたいと思います。 次に、韓国からの返還米のことにつきましてお尋ねいたしたいと思うわけでございます。 御案内のとおり、昭和四十四年、四十五年、六十三万トン韓国にお貨ししたわけでございますが、このうち既に返していただいた分、十一万トン分はもう済んでいるわけでございます。
政府の方といたしましては、今まで韓国政府と交渉されまして、十五万トンの輸入ということになったわけでありますが、この韓国米を国内で使う使い方というのは、さっきから御答弁ございますように、加工用原料米として使うのであって、主食としては使わないと何回もこの委員会で述べられているわけであります。
○衛藤委員 総理も衆議院におきましての答弁の中で、韓国からの返還米については十五万トンであるが、これは主食用ではない、加工用原料米である、このように明言されてきたわけでございます。
その趣旨が、五十三年以前産米の残留農薬にかかわって加工用原料米に不足を来した、したがって、今回の米については何とか韓国から米を輸入して、こういうふうに言われているわけですが、加工用原料米だけが不足したということでとらえていいのか、主食も含めて不足をしているということでとらえていいのか、その辺をひとつはっきりしていただきたいというふうに思いますが。
加工用原料米の不足という事態は、今日突然に発生したものではないのであります。それは、そもそも主食用として売らないことを原則にしてきた五十三年産米を主食として需給計画に繰り入れなければならなかった時点で、既に総体的な米の不足が発生していたということにほかなりません。 政府の言うように、異常気象による四年連続の不作だけが原因でありましょうか。
この五万トンに対しては非常に不鮮明な点が余りにも多過ぎるということで、政府は加工用原料米に充当する、ことしだけの緊急措置と言っておりますけれども、これが食用に回るのではないか、このように疑惑を持たれております。 再三長官も答弁をなさっておりますが、改めてお伺いをいたします。
○水谷委員 さらに今心配されているのは、この韓国米が加工用原料米以外に食用ややみ米に流れるのではないか。いろいろ不測の事態が起きて、どんどんいろいろな問題が派生しておりますので、このような皆さんの心配というのは後から後からいろいろ起きてくるわけです。それらの問題に対してはどのような方策を講じられるか、お伺いをいたします。