1959-12-11 第33回国会 参議院 法務委員会 第5号
そのような負傷者の救出、あるいは助けてくれというような声に対して、これ以上押えては死傷者が一そう出るというような状況でありましたところを、ついに先頭の者が制止線を突破して参りまして、これを無理に押えると、そういうような死傷者が出るという非常に悲惨な事態になるというような状況もうかがわれたのでありますが、この出てきたものを人事院の方向に流そうということで努力をし、一たんはその方向に流れかかったのでありますが
そのような負傷者の救出、あるいは助けてくれというような声に対して、これ以上押えては死傷者が一そう出るというような状況でありましたところを、ついに先頭の者が制止線を突破して参りまして、これを無理に押えると、そういうような死傷者が出るという非常に悲惨な事態になるというような状況もうかがわれたのでありますが、この出てきたものを人事院の方向に流そうということで努力をし、一たんはその方向に流れかかったのでありますが
全般的に見ますると、特許庁の付近に集まりました多数の集団の中に、やはり全学連を初め、激しいものが相当数おりまして、これが、先ほどお話がありました、こちらで制止線として並べました車を乗り越えて入ってこようとする、こういうような事態もあり、また一方におきまして、東大生の一部分が国会の正門の方に早くから来ておりました相当数のものがありまして、これが総理公邸方面、この特許庁に通する方ですね、その方に警察官として
三百名程度のものを総理官邸の方に警察力をもって制止しておったのでありますが、これがチャペル・センター前の方の状況を見たせいかと思いますが、非常に力強く反撃して参りまして、その方に国会正門前に配置しておりました警察官の中からある程度のものを急派しなければならなかったというような状況もあったのでありますが、残っております警察官、さらにあらかじめチャペル・センター前で制止に努力しております警察力をもって正門前に制止線
先ほど申し上げましたように、そのような場合もあり得るということで、チャペル・センター前あるいは総理官邸、第二議員会館の方面の警察官が懸命に制止をいたしておったのでありまするが、チャペル・センター前において、先ほど申し上げましたように、一部からついに突破されまして、これを人事院の方向に極力流そうということで努力をいたしたのでありますが、非常な勢いでデモって参りまして、ついに警察官の制止線をさらに破られまして
たとえば車でこれを制止するというようなことも、警察官とデモ隊とが直接ぶつかり合うと、どうしてもそこにけが人が多数出ますので、車で防ぐというのが適当ではないかというので、車も使用したのでありますが、いずれにしましても、あれだけの激しい気持ち、激しい行動で警察の制止線にぶつかってくるということであります以上、これを強引に押しとどめるということになりますならば、どうしてもけが人が出る。
やはり当然通ってくるであろう道路の交通量というものを考えて、そこで厚い制止線というものを設けるということが、私は国会に乱入させない最も有効な方法であると考えるのでありまして、国会構内に素手の警察官を配置したということによって警備があれよりも強化されるというふうには、私は技術的に考えられないのであります。
三時ごろから国会に向けての行動が行なわれまして、激しいデモ的な行動あるいは制止線を突破するというような状況がうかがわれたのでありまして、特に特許庁付近における状況は非常に激しいものでありまして、特許庁から通産省前の方に出てくるあの付近でも数十名の警察官の負傷者が出る。
ところが、非常に大ぜいの者が集まり、この勢いが、まず学生を先頭にした態勢で警察の制止線を突破するように試みて参り、人事院わきの道路上におきましては完全にこれが制止された形になった後におきまして、そのうちの半数程度の者が態勢を整え直して、議員会館の前の通り、例の大蔵省のわきのところを上って行って、そして国会への突入を試みるということで、そちらの方にまたさらに待機の部隊を回わすというような事態もございました
また、特許庁横から総理公邸の坂の下等におきましても多数の負傷者が出まして、じりじりと警察官の制止線が押される、部分的にだんだんと突破されるというようなことになりまして、その方面のデモ隊は国会周辺に相当近づいて参ったのであります。
そこでどういうことですか、しばらくおられて、それから入られるつもりであったと思うのでありますが、そのころ片っ方ではデモ隊が制止線を突破しました。わっしょ、わっしょと押し寄せてきておるのであります。そこで、それを見まして、あれは門を守っておる衛視というのですか、この人たちが急いで門を締めた。
そのとき警察の制止線から学生たちはやはりインターを歌うておりましたが、彼らは天皇や御料車に危害を加えるような不安の動向はさらに見受けられず、御視察日程を混乱させて大学及び警察の両当局を窮地に陥れようとする程度の企図でなかつたかと認められます。陛下は警察職員多数の護衛裡に、御無事に一般奉送者に御会釈をされて、ゆるくと表門をお出ましになつたのであります。