1994-10-04 第131回国会 参議院 本会議 第2号
昭和二十年十月、日本社会党の結成に参画され、政治への第一歩をしるされるとともに、解放の父と言われた御尊父、初代参議院副議長故松本治一郎先生の秘書としてともに部落解放運動に身をささげられました。常に日の当たらぬところに光を当てようとされるその真摯な魂の叫びは、差別をなくし基本的人権の確立を目指した世界のさまざまな運動にも大きな影響を与えたのです。
昭和二十年十月、日本社会党の結成に参画され、政治への第一歩をしるされるとともに、解放の父と言われた御尊父、初代参議院副議長故松本治一郎先生の秘書としてともに部落解放運動に身をささげられました。常に日の当たらぬところに光を当てようとされるその真摯な魂の叫びは、差別をなくし基本的人権の確立を目指した世界のさまざまな運動にも大きな影響を与えたのです。
松本先生は、本日は欠席されておられますが、初代参議院副議長の松本治一郎先生のおいに当たり、養子でもあられます。 先生は、これまで、周りから何度推されても、常任委員長や党の役職につくことを固辞されたと伺っております。その半生は、尊敬する治一郎先生の遺志である「反差別・反権力」の思想と行動を受け継いだ、一筋の政治行動をとってこられたのであります。
れることにして 衆議院議長 位勲一等幣原喜重郎君は多年わが国外交のために尽瘁し屡屡台閣に列なり曩に内閣の首班として戦後の困難なる国政をせう理し本院議長の重職に就きては新憲法の崇高なる理想達成に力を致すその功績まことに偉大なり衆議院は君が長逝を哀悼し恭しく弔詞を呈す念のために参議院議長の松平さんのときの弔詞を申し上げますと、 参議院議長従一位勲一等松平恒雄君ハ多年外交界及ビ宮内府ニ於テ重キヲナシ初代参議院議長
私は新生民主日本の歴史に、初代参議院議長松平恒雄の名は長く長く残ることを疑いません。 併しながら、この日夜を分たぬ御精励が禍いしたのでありましようか、去んぬる十四日午前は、音吐朗々、常と変らぬ議長のお姿に接し得ましたのに拘わらず、同日夕刻には俄かに御逝去の報に接したのでありまして、私共はただただ愕然として悲痛の念に打ちひしがれたのでございます。
参議院議長従一位勲一等松平恒雄君ハ多年外交及ビ宮内府ニ於テ重キヲナシ初代参議院議長ニ推サレ議ヲ宰シ力ヲ憲政ノ済美ニ致ス其ノ績甚ダ偉ナリ参議院ハ其ノ急逝ヲ哀悼シ恭シク弔詞ヲ呈ス 昭和二十四年十一月十七日 只今朗読いたしました 弔文案に賛成の諸君の起立を求めます。 〔総員起立〕
参議院議長正二位勲一等松平恒雄君ハ多年外交界及ビ宮内府ニ於て重キヲナシ初代参議院議長ニ推サレ議ヲ宰シ力ヲ憲政ノ済美ニ致ス其ノ績甚ダ偉ナリ参議院ハ其ノ急逝ヲ哀悼シ恭シク弔詞ヲ呈ス 昭和二十四年十一月十七日