2011-05-16 第177回国会 参議院 決算委員会 第5号
○国務大臣(江田五月君) これは、社会復帰促進センターにおいて、民間の様々な知恵や工夫、こういうものを刑務所運営に生かしていこうと新たな発想でPFI手法を用いて民間の事業者と契約をして運営をしていく。そのときに、この運営業務を一体として委託をして、一切の対価を一体のものとして支払うという契約になっていて、食材費のみを切り出して実費払いとする仕組みになっていないということでございます。
○国務大臣(江田五月君) これは、社会復帰促進センターにおいて、民間の様々な知恵や工夫、こういうものを刑務所運営に生かしていこうと新たな発想でPFI手法を用いて民間の事業者と契約をして運営をしていく。そのときに、この運営業務を一体として委託をして、一切の対価を一体のものとして支払うという契約になっていて、食材費のみを切り出して実費払いとする仕組みになっていないということでございます。
具体的には、民間事業者のノウハウを活用するとともに、地域からの様々な協力をいただきながら、受刑者に対する矯正指導や職業訓練を実施し、再犯防止に資する刑務所運営を行っていく方針でありまして、これらの矯正処遇について、それぞれの施設の実情を踏まえて更に効果的な内容を検討するなど、一層充実した運営に向けて着実に進みつつあるものと考えております。
具体的には、矯正の経験を踏まえまして、民間事業者のノウハウを活用するとともに、加えて、地域からのさまざまな御協力をいただきながら、受刑者に対して矯正教育や職業訓練を実施し、再犯防止に資する刑務所運営を行っていく方針といたしております。
いずれの事業におきましても、民間事業者のノウハウを活用するとともに、地域からの様々な協力を得ることで受刑者に対して質の高い矯正教育、職業訓練を実施しようということで、再犯防止に資する刑務所運営を目指しております。 一例を申しますと、美祢では、全受刑者に対しまして基礎的なパソコン技術の習得を目的とした職業訓練を行っております。また、心理療法を取り入れた教育プログラム、これも実施しております。
ですから、平成十五年の四月から十二月の大体八か月程度の活動の中ですけれども、その成果として出されました提言を見ますと、受刑者の人間性の尊重、刑務官の負担軽減、開かれた刑務所運営という三つの改革方向が示されて、ここが今日さんざっぱら出てまいります日弁連も含めて高い評価を受けて、昨年の通常国会での改正ということになったんだと思うんですね。
ドイツはまだ全然やっていませんし、フランスは民間の委託、今回の日本でやろうとしているものはフランス・モデルがきっと原型だろうと思うんですが、そういうところにとどめておりまして、公権力の行使にかかわる刑務所運営を民間の手に完全にゆだねてしまうということはできないんだという観点にヨーロッパ諸国は立っているというふうにはっきり思われるわけです。
刑事施設及び受刑者の処遇等に関する法律案は、行刑改革会議の提言や確立された国際人権基準から見て、受刑者の人権保障、刑務官の執務環境改善、刑務所運営の透明化などの面でまだ不十分な点はありますが、現実に刑事施設の処遇を前向きに変えていくものと考えます。 しかし、本案には警察留置場、いわゆる代用監獄の管理運営に関する規定、代用監獄に収容されている受刑者の処遇等に関する詳細な規定が設けられています。
これも午前中から議論をしましたが、この行刑改革会議の提言で、今後行うべき改革についての処方せんが様々示されたわけでございますが、その中で、これも、一体刑務所というのが国民にどう理解されているかということが極めて大事であって、ある意味では国民の健全な常識を施設の運営に反映させるべきということ、そのためには国民に刑務所運営の実情をしっかり理解してもらうことが必要であると、こういうことが提言の中でなされているわけでございまして
それからもう一つ、基本的に利潤を追求する企業にやらせてどうなのかという問題が今委員の方からもお尋ねございましたけれども、結局、利潤を追求するということじゃなしに、いかに効率的な刑務所運営をしていくかと、こういうことですね。
二年後の開所でございますので、その間にもっともっと詰めていく話でございますけれども、むしろそうやってきちんと分けることが必要であるわけですし、それから、繰り返しになりますけれども、まずその第一号の美祢のPFI刑務所におきましては、本当に初犯者で問題のない人を収容しようという方針でまずやっておりますので、今そこのところできちんと私どもとしてはいい形の刑務所運営をして、そしてそれをまたほかの実践できるようにしていけばいいなという
この事業では、施設の設計、建設のみならず、施設の警備や受刑者の処遇の一部を含めて幅広く民間に委託し、官民協働による刑務所運営を実現したいと考えておりまして、民間の創意工夫を発揮することにより、矯正教育や職業訓練などの充実を図られるものと期待しております。
これは、民間の資金とそれから民間の能力とノウハウを活用してということで、いわゆる公権力の行使にかかわる部分については大変難しいかと思いますが、その他一般の刑務所運営につきましては大幅に民間の力をおかりできる、それを活用して進められるということで、これが成功いたしますれば、現在私どもが進めておりますこの全体の刑務所運営についてもその考え方等を適用した上で、要員の生み出しその他工夫が可能ではないかと。
そういう事実があるんですが、ごく抽象的にそれをどう思いますかというのもちょっとおかしいが、やはりこんなことは調べられて、後々の刑務所運営に大事な一つの事実として、改めるところを改めるというようなことにされたらどうですか。
またやっておるとするならば、これは直ちにやめて、刑務所の予算が足らぬとするならば、これは当然正当な予算を組んで刑務所運営をはかるべきだと私は思いますので、伺っておきたい。
御指摘のとおり、看守の給与につきましては、この階級制と適用の俸給表の等級制とがマッチしておるという点に根本問題があるわけでございますが、これまた刑務所運営の一つの規律性といいますか、上命下服という点等から申しまして、看守の等級制というものを直ちにやめてしまうわけにはいかないという点がございまして、たいへんむずかしい問題になっているわけでございます。