1971-11-12 第67回国会 参議院 公害対策特別委員会 第2号
しかし、まあ、この公害罪そのものの施行が七月からだから、三月、五月に死んだのは入らないのだそうです。入らないのだそうですが、この県の調査によりますと、排水口では〇・九九PPM、まあ、一PPMを下回っているわけですが、しかし、何回にもわたって大量に魚が死んだというふうな被害だけ出してですね、そうして基準内だからそれでいいんだということにはならないと思うのです。
しかし、まあ、この公害罪そのものの施行が七月からだから、三月、五月に死んだのは入らないのだそうです。入らないのだそうですが、この県の調査によりますと、排水口では〇・九九PPM、まあ、一PPMを下回っているわけですが、しかし、何回にもわたって大量に魚が死んだというふうな被害だけ出してですね、そうして基準内だからそれでいいんだということにはならないと思うのです。
そういうことが議論されて、その中からこの公害罪そのものが出されてきておると思うのですね。だから当然そこのところを、各個別の行政法規のどこに欠陥があるのかということを議論した上で、初めていまのようなお考えになって、自然犯的にとらえようということで公害罪法案というものは出されてきたわけですね。
そういう形にしておいて、公害罪で悪ければぱんと引っぱろう、こういうようなことになると、これは公害罪そのものを非常になまぬるいというか不徹底なものにしてしまう。公害罪を新しく刑事犯罪だということで確認したということは、これは小林法相御苦労があったと思いますけれども、私は画期的なあり方だと思うのです。