1952-11-28 第15回国会 参議院 厚生委員会 第5号
二番目の兒童福祉事業に必要な経費、これにおきましては中身といたしましては中央兒童福祉審議会の経費でありまするとか、兒童福祉司、或いは相談所の職員の現任訓練の費用でございまするとか、それからいろいろと周知徹底を図る費用でございまするとか、或いは要保護兒童の調査の費用でございまするとか、なおいろいろと細かい事務費がございまするが、補助金に相成りますると相談所の補助金と、一時保護者の補助金と、兒童福祉事務所
二番目の兒童福祉事業に必要な経費、これにおきましては中身といたしましては中央兒童福祉審議会の経費でありまするとか、兒童福祉司、或いは相談所の職員の現任訓練の費用でございまするとか、それからいろいろと周知徹底を図る費用でございまするとか、或いは要保護兒童の調査の費用でございまするとか、なおいろいろと細かい事務費がございまするが、補助金に相成りますると相談所の補助金と、一時保護者の補助金と、兒童福祉事務所
更に生活保護兒童数は、九万五千五百三十二人の給食を受けている兒童の中で、生活保護兒童が三千三百四十人、準生活保護児童が二千三百十五人の多きに上つております。福井市内の湊小学校の給食室の施設を視察したが、よくできておりまして、又給食婦を指導する先生が誠に十分な努力が拂われておりました。
可憐なる兒童の養育費は平衡交付金中で横領されており、去年から値上げもなく、円滑に交付もされず、十五万の保護兒童は政府から非常に虐待されておるのであります。吉田総理のごとき近代の文化政治家が(笑声)子供をいじめて平気でおられるわけはないと思います。(笑声、拍手)厚生大臣と岡野国務相は平衡交付金問題で国会を欺くのでありますか。総理の面前でその責任を明らかにして頂きたいと思う。
又保護兒童を断わつたり、保護するのを避けるという事実が十七県二十三カ施設に見られます。又保護費の徴收が不当に強かつたり、さては費用の拂える富裕兒童に限定するといつた、施設の精神と逆行する事実が五県に六カ施設も現われてさえ来ておるのでございます。その他十八県に二十七事件の逆行事実、併せて計百三十施設に起つている非人道事件のほかに、私立経営者はこれが切抜けに私産を傾け盡してさえおります。
次は二十五條の改正でございますが、これは福祉事務所の設置に伴いまして、二十五條の要保護兒童の通告は、従来兒童相談所であつたのでありますが、福祉事務所も通告できることにいたした次第でございます。次の二十五條の二、これは新設の條文でございますが、福祉事務所長の措置を明確にいたしました條文でございます。福祉事務所が通告、相談を受けた場合に如何なる措置を行うかということを明記したのでございます。
それらの点を考慮いたしまして、こういう生活保護、兒童福祉、それから身体障害者の福祉といつたような国の責任に属しまするところの、或いは公共団体の責任に属しまするところの重要なる福祉の事業の実施につきましては、そういうチームを持つた末端組織で以てその現業の仕事を行わせるということにいたしたいと考えるのでありまして、その仕事をいたしまする場所を福祉に関する事務所といたすことにいたしたのであります。
また母子保護、兒童保護等におきましても、相当な経費の増加を見ております。保健衞生の問題につきましては、結核に重点を置いたのでありまして、結核病床につきましては、十九万床を目標のもとに、現在十万四千床あるのでありますが、今後五年間に残りの八万六千床をふやすという建前のもとに、一万七千六百床の増加を予定いたしております。
保護費の未拂いや新らしい保護兒童の認定や、新施設認可の取止めや、入所兒童の制限や、富裕兒への置き替えや、さては保護費が低下し出したというふうな事柄で、施設に收容されておりますところの孤兒、或いは浮浪兒、或いは棄子、精神薄弱児、盲聾唖兒など、三十万保護兒童の生活が今脅かされております。
厚生省といたしましては、社会保險の整備を図りますと共に、生活保護、兒童保護等、社会福祉部門の内容を更に充実し、衛生面においては特に結核対策を強力に推進するという所存でございます。右お答えいたします。(拍手) 〔国務大臣天野貞祐登壇、拍手〕
これらに対しまして、私ども関係者といたしましては、本年一月ごろから、もつぱら生活保護法の適用によりまして、とりあえず応急の施策を講じて来たのでありますが、なかんずく要保護兒童中、不就学及び長欠兒童につきましては、その原因が、主として家庭の経済的貧困にある点にかんがみまして、本年四月以降、新生活保護法の実施に伴いまして、生活扶助並びに教育扶助の両者を、実情に即して適用いたすことになり、現在該当町村を督励
伝え聞くところによりますと、ユニセフの救援物資の寄贈は今後もなお続けられる模様でありまして、すなわち脱脂紛乳百九十万ポンドが新たに寄贈され、結核療養所、癩療養所、国立少年院、各種兒童福祉施設等の収容兒童及びモデル保健所、六大都市保健所の指導を受ける在宅結核兒童中の要保護兒童等約六万三千人を対象に、一日五十グラム、五〇〇カロリーを基準量として、本月末ごろより向う一箇年間の給食を続けられ、あるいは原綿の
政府におきましても、ユニセフのこの好意に応じ、なお一層の努力を重ねまして、單に要保護兒童に限らず、広く一般兒童の福祉を増進いたしたいと考えておるわけであります。それと同時に、特に兒童の福祉という問題は国民諸君の協力と理解が必要なことは言うまでもないのでありまするから、国民諸君が絶えず兒童福祉に十分な関心を持たれることを望んでやみません。
環境が悪いために不良少年に陷り易い要保護兒童が五十万おります。栄養不良のため結核その他健康の気遣われまする子供達は百五十万と言われております。これら緊急保護を要する兒童は合計三百七十八万に及ぶのであります。この数は全国兒童の一一%強に当つておるのでありまして、兒童福祉の手はその僅か五%にも達していない有様でございます。
この点につきましては従来も努力をいたして参りましたが、現にある数は要保護兒童を入所させるには今尚十分とは申されませんし、施設自体につきましてもその設備が完全でないものも相当存在いたしておる現状でありますので、今年度におきましては、母子寮、保育所等の各種福祉施設の増設を図りますと共に、来年度以降におきましても引続いて計画的に整備拡充を怠らないというつもりであるわけであります。
A、少年の丘、これは教護院であつて、岡山縣成徳学校に保護兒童收容所を併設したものでありまして、いい位置、いい施設であります。家庭、学校、社会の三味一体的経営方針の下に家庭教養、学校教育、職業指導を行い、医療保險施設を加えたもので、ますます一層の完備に努力が拂われております。即ち兒童の教護も事業の経営もよく行われております。
こういう面をいわゆる要保護兒童の保護という問題が一つであります。もう一つは母子の衞生、御承知のごとく日本におきます妊産婦、乳幼兒の死亡率というものが多い。母子衞生という問題が日本において非常に遅れておる。こういうような兒童、乳幼兒の保健衞生の問題、或いは妊産婦の保健衞生の問題、こういう問題があるのであります。
兒童福祉施設といたしましては、保育、養護、母子寮、相談所等百二十五ケ所を数えまして、收容保護兒童の総数は約六千人に達しております。以上が一般の概要であります。 これより私共が視察をいたしました各種の施設の概要を御報告申上げたいと思います。先ず第一が洛北寮、これは元精神病院のあとを受継いだものでありまして、一般浮浪者の保護対策といたしまして、生活保護法の收容施設として府の直営であります。
中央兒童福祉委員会は、兒童福祉法の規定によつて設けられたものでありまして、要保護兒童の問題はもちろん、いやしくもこと兒童の問題に関する限り、すべてこれをとり上げ、拔本的に調査審議いたし、必要とあらば、関係各大臣に、その結果について意見を具申することを、その本務とするものであると確信いたす次第であります。
続いて、社会党を代表して山崎委員よりは、生活保護、兒童福祉等の重責に寝食忘れつつある民生委員に深甚なる感謝の辞を述べた後、その職務担当について希望意見開陳が行われ、國民協同党を代表して野本委員よりは、民生委員の推薦、職務執行の公正の確保について希望意見の開陳があり、さらに民主党を代表して武田委員、日本自由党を代表して榊原委員より、それぞれ原案通り賛成の意見が述べられたのであります。
この兒童保護、兒童福祉等不良兒の処分等については、一元的に、綜合的にやつて行くように、時恰も司法省の改組もありまして、いろいろ述べたのでありますが、司法大臣は、皆さんもお聽きの通りに司法上の取扱いの観点からいたしまして、どうも我々の意見と一致されないような空氣もその答弁にあつたのであります。
この法律は本年におきまして一部施行いたし、明年四月一日から全面施行する、こういう建前に相成つておりますので、福祉法施行に要する大部分の豫算におきまして明年度豫算において考究せられるのでありまするのが、本年度分といたしましては、この法案施行の根幹となりますところの兒童福祉委員會中央及び地方を含めましてそれから兒童委員、兒童福祉司、こういつた要保護兒童を早期發見し兒童問題を推進する、こういつた機關の費用
第三節は兒童委員に関する規定、第四節が兒童相談所に関する規定、この四節で第一章総則ということに相成つておりますが、建前といたしまして兒童保護に関する機構と申しますか、要保護兒童を早期に発見いたしまして、それぞれの処置をするそのための機関というものが現在の行政としては殆どありませんので、これが今日の兒童保護行政の大きな欠陥であらうと考えております。