2000-11-09 第150回国会 衆議院 農林水産委員会 第5号
先生御指摘のように、昨年まで保証乳価の中にヘルパー加算として組み込まれておりましたものを分離いたしまして、酪農ヘルパー利用拡大推進事業というものを創設いたしました。おっしゃるとおり、増加については一万円、実績については六千円、こういう助成措置を講じたところでございます。
先生御指摘のように、昨年まで保証乳価の中にヘルパー加算として組み込まれておりましたものを分離いたしまして、酪農ヘルパー利用拡大推進事業というものを創設いたしました。おっしゃるとおり、増加については一万円、実績については六千円、こういう助成措置を講じたところでございます。
次に、二〇〇〇年度の加工原料乳価格の保証乳価算定に関してお伺いしたいと思います。 農水省は、加工原料乳の保証価格算定の基礎になる現在の生乳生産費やその中の飼料価格、ぬれ子の価格あるいは労働費の現状をどのように分析しましてこの算定に反映しようとしているのか、その点をお伺いしたいと思います。
そしてまた、保証乳価も〇・八四倍という形ですから、何となく飼料と非常にフィットしたような形で、飼料の値下がりがそのまま保証乳価の値下がりになってきております。
○政府参考人(川村秀三郎君) 私どもは、保証乳価の算定に当たりまして評価がえをしているわけでございますが、その原データといたしましては、略称毎勤統計というデータを使ってございます。このデータの中には、常勤役員の報酬等は入ってございますが、トップの社長といいますか、その給与は入ってございません。
この十二年度の現行法に基づく恐らく最後の保証乳価ということでございましょうが、昨年の三月にこの大綱におきまして、今回の価格の算定に当たります心構えということでございますが、やはりこの環境整備・ヘルパー加算というものがコストでなくて入っているということで、別途事業に転換するということが一点ございます。
○国務大臣(中川昭一君) 先生は御存じの上で質問されているのかどうかわかりませんが、価格そのものはその数字のとおりだろうと思いますけれども、価格決定に当たりましては、農家手取りの確保というものに最重点の配慮をしておるわけでございますので、いわゆる保証乳価が幾らになったというだけで生産者の売り上げというものが決まるわけではないわけでありまして、いろんな奨励対策費等々を含めまして、手取りとしては常に前年
ただ、例えて申し上げますと、私どもの保証乳価でございますが、今回のものじゃなくて前回と前々回を平均したものでございますが、保証乳価でどの程度の対象農家をカバーしているんだろうというふうに試算いたしますと、約四分の三強の方を保証乳価でカバーしている。
担い手が大規模層も含めてやめていくという状況があるわけでありますから、ここは岸本政務次官、今晩決めるでしょうけれども、大きな形で、この保証乳価については私どもも昨日農水大臣には据え置きを要請してきたわけでありますけれども、その辺の決断をお願いいたしたい。政務次官の御見解をお伺いいたしたいと思います。
今、加工原料乳の保証乳価を決めている真っ最中でございますけれども、それとあわせて飲用乳価というのがこれはまた極めて大切でありまして、この両方がともに繁栄していく、共存し共栄していくという形でないと日本の酪農界は発展していかないと考えております。その飲用乳価は、生産者団体と乳業メーカーとの間の交渉で決まっているわけであります。この両者の交渉力は極めて格差が大きいと私は認識しております。
政府は、来年度の保証乳価を三年ぶりに引き下げる諮問を行う方針ということも伝えられております。午前中の議論でもありました。しかし、私はこれは絶対に許されないことだと思います。 北海道の生乳生産費の表が全酪新報という新聞にも出ておりますが、一・六%生乳生産費は増となっています。飼料費の増が影響して収益性が悪化をしております。
○竹中説明員 来年度の保証乳価の算定に当たりましては、配合飼料価格の動向等も十分に織り込みながら、適正に決定していきたいというふうに考えております。
大臣、最近の保証乳価をめぐる状況は、昨年の乳価の据え置きが飲用乳に影響を与えてその大幅な引き下げにつながったというようなことで、ことしの保証乳価については、そういう観点で引き下げるべしという論調が色濃くあるわけであります。 しかし、私は、保証乳価の算定で飲用乳を加味するということでは全くない。飲用乳は飲用乳として、昨年は全酪連の事件や、あるいはO157の事件等々のさまざまな問題点がありました。
ただ、消費税が三%から五%に引き上げられるということになりますれば、例えば農家のいろいろな物材の購入に当たりまして、従来三%かかっていた消費税が五%に引き上げられる、それは物材費の上昇という結果になるわけでありまして、それは保証乳価算定の際、適切に織り込むべきではないか、こういうような考え方で基本的に対処すべきものというふうに思っております。
また、保証乳価の基礎となります北海道の生乳百キロ当たりの生産費でございますけれども、配合飼料価格の上昇、あるいは畜舎等への投資の増に伴う建物費の増加等が影響いたしまして一・六%の増加となりました。ただし、これには配合飼料価格に対する補てん金は反映されておりません。 以上が生乳でございます。
したがいまして、基本的な、私どものルールに基づくという考え方で申せば、この四月からの飼料費の上昇ということがあるならば、それについては適切にコストの中に見込むわけでありまして、それで出てきたものを基本的に保証乳価とする、こういう考え方で臨むべきではないか、こういうように考えております。
制度的には保証乳価とそれから限度数量というものは飲用乳価ともろに連動するという関係にはないというのが制度上の建前でありますから、そういう建前をきちっと踏まえながら決定に当たっていただきたいと思うが、いかがでありましょうか。
一方、加工原料向け以外の飲用向けの乳価につきましては、市乳の需給実勢等を勘案しながら乳業メーカーと指定団体との間で自由で対等な交渉により行われているものでございまして、過去の経緯を見てみましても、飲用向け乳価は保証乳価と直接連動しているものではないというふうに理解いたしております。
在庫率も一〇・三%と、前年を三六・八%も下回る、過去五年の中では最低の在庫率であるといったような世界の状況、そしてまた、中国が輸出国から輸入国に転換しているといったようないろいろな状況の中で、この飼料価格というものをこれからの保証乳価の中ではどのように考慮していくのかという点についてお聞きをいたします。
他方、保証乳価につきましては、私ども、法律に基づきまして、毎年毎年、生産費調査の結果を基礎といたしまして算定をしているわけでございます。それぞれその年の生産状況、消費状況等、種々の要因を勘案して算定するという現行の法律制度のもとで運用してまいりたいというふうに考えております。
二十一世紀に向けて明るい展望が開けるように、また皆様方の営農意欲をますます向上してもらうためにも、保証乳価またその他の畜産物価格等の現行価格維持は不可欠と考えますが、大臣の決意をぜひお聞きしたいと思います。
あるいは保証乳価はどうなっていくのですか。限度数量はどうなっていくのですか。それから就業人口は、二十代はめっきり少なくなって六十五歳以上が極めて多くなってきていますが、こういう現況はどうなっていくのですか。
したがって、保証乳価とか政策価格がどうであるかという点についてはなかなか難しいわけでございまして、生産の合理化が酪農経営でも進めば、ある意味で言えば再生産に必要な保証価格は、水準は下がってくる。それから乳業の方も、合理化が進めば取引基準価格はもっと支払い能力を持つとか、いろいろそれぞれの価格政策についてはあるかと思うわけでございます。
酪農家の皆さんは、今度決まる保証乳価、これは米作農家も同じような目で見ていますよ。細川総理が言われた言葉を占うものは今度の乳価水準で決まる、見るという声が意外と大きいということであります。
これは保証乳価の場合も同じようにあるわけです。これまでの例で見ますというと、副産物の子牛の価格の評価がえ、それから自己資本利子のとり方、それから近年では驚くなかれ、乳量のとり方だって変えるというようなことをやってきているわけですね。
一つ聞いておきますが、その保証乳価、一体現在の価格は何年前の価格のレベルですか、答えておいてください。 酪農経営における乳価の位置がどれだけ大きいものを占めるかということは、もう私がここでくどく指摘するまでもありませんけれども、政府が、これまで足腰が強い酪農経営をということで規模拡大を進めてこられた。
○説明員(中須勇雄君) 私の方からそういうことを申し上げておきながら大変恐縮なんでありますが、畜産振興審議会にお示しをする肝心の保証乳価及び限度数量その他の部分についての内容がまだ固まっておりません。 そういうことで、今回、三月段階ですべてということではございませんが、一定の対策ということを考えたいとは思っておりますが、まだそこまで具体的にお話しするまでに至っていないという状況でございます。
○説明員(中須勇雄君) 加工原料乳の保証乳価の関連のお話でございますが、平成五年度の加工原料乳の保証価格につきましては、言うまでもございませんが、法律の規定に従って、一定のルールに従って試算値を畜産振興審議会に示して、そこでの御審議を経た上で決定する、こういうことで今年度についても実施していきたい、こういうふうに思っているわけでございます。
○説明員(中須勇雄君) 御指摘のとおり、私どもの加工原料乳の保証価格と申しますのは、統計情報部で作業していただきました生産費調査の結果に基づいて、その生産費調査に一定のルールに従った修正、物価修正なり評価がえ、そういうことを加味しながら行う、こういうことでありまして、生産費調査の結果が出た段階でその基礎になる生産費調査のベースでどういうような、昨年用いた生産費調査と、四年度、今度の保証乳価の算定に使
次は、価格と所得政策ということで、時間もありませんから一つ一つ申し上げることもできませんが、何といいましても、酪農経営の安定ということからいいますと総合的な収入の安定が必要なわけでありまして、保証乳価とか、飲用乳とかそれらの販売価格、それとまた老廃牛や初妊牛、こういうもの等の価格がどうであるかということ、その収入が総合的な収入として、またそれに見合うところの支出、それで所得というのは決まるわけであります
しかし、その翌年の六十三年度で申しますと、保証乳価は三・五%低下したわけでございますが、飲用等向けの生乳価格は一・四%上昇。さらに、その次の年の元年でいいますと、保証価格は横ばいということに対して、飲用等向け生乳価格は一・九%の上昇。こういうことで、実態的にも必ずしも連動しているわけではない、こういうことだろうと思います。
○中須説明員 加工原料乳の限度数量につきましても、保証乳価と同様に明日の畜産振興審議会に一定の試算値を提示いたしまして御議論を願って適正に決めるという段階で、今最後の詰めを行っている状況でございます。率直に言って、その水準についてお答えを申し上げる準備がございません。お許しをいただきたいと思います。
一年か二年の食い違いがないのに、生産者の保証乳価の算定をする場合の生産費だけが五%も下げて、その差し引きで乳価が据え置きになるというような算定をしておる。 まさにこの算定方式は、きちんとした計算されていますから、だれでもこれはやれます。私もまずい頭ひねってやっても、実生産費をこんなに下げるというような算術を使った中身は何だろうか。
したがいまして、そこの記述は、昨年度、平成三年度の保証乳価等の決定の姿を描写したものであるというふうに理解しております。したがって、昨年度は、保証乳価は下がっておりますので、そういうことでそういう記述になっているというふうに理解をしております。
○政府委員(白井英男君) 先生御承知だと思いますけれども、今回加工原料乳のいわゆる不足払い法に基づきまして私どもが定めます保証乳価と申しますのは、生乳をメーカーが引き取りまして、これをいわゆる乳製品、脱脂粉乳なりバターなり、そちらの方に使う原料乳でございます。
○鉢呂委員 従来、保証価格の畜産審議会での諮問を見ますとこのようになっておると思いますけれども、このようになっておるかどうか、イエスかノーかで答えていただきたいのですけれども、保証乳価の算定に当たっては、統計情報部の生乳の生産費、これは前年の七月から当年の六月による主要加工原料乳地帯、これは北海道になっておるのですけれども、そこにおける平均生産費について、直近三カ月、ですから十一月から一月の水準等で
○白井(英)政府委員 平成三年度の保証乳価を決定しますときの算定説明資料の中に書いてございますが、先生今おっしゃったとおりでございます。
○白井(英)政府委員 保証乳価等の畜産物の価格問題につきましては、私ども法律制度に基づきまして、その中で、先ほど政務次官の答弁にもございましたように、保証乳価の場合ですと、生乳の生産条件、需給事情その他の経済事情を考慮し、加工原料乳地域の生乳の再生産を確保するという、この法律の趣旨にのっとりまして適正に決めてまいりたいということでございます。
酪農経営は、保証乳価等の乳価の引き下げに伴って、今申し上げましたように、副産物販売に頼る割合が非常に強いのでありますけれども、こういう状況の中で、この乳用子牛価格、ぬれ予価格も昨年末で前年同月比で四四%もダウンをしている、そういう調査が出ております。例えば平成二年一月に十三万円したものが九二年たった昨年十二月には四万三千五百円ぐらいにまで大変な急落をしている。
それから、保証乳価の引き上げの問題がございました。平成三年度の加工原料乳の保証価格等につきましては、いわゆる不足払い法に基づきまして、生産費調査の結果等を踏まえて、その他の経済事情を勘案して、畜産振興審議会の意見をお聞きをして、三月末に適正に決定をしたところでございます。
しかし、生乳増産の緊急対策を講ずる必要もあるわけでありまして、年度途中でありますけれども保証乳価の引き上げ改定、あるいはまた今年度実施をしております高品質生乳生産緊急確保事業の交付金の上積み対策等を講ずるべきである。