1987-08-04 第109回国会 衆議院 農林水産委員会 第3号
今回の改正案もそうでございますが、これまでにも種々改正はされてきておりますけれども、何と申しましても、食糧の不足期というときに供出、配給ということを目的につくられた法律であるという点で、現在の状況とは全く違った食糧需給のもとにつくられた法律であり、現状にそぐわない点が非常にある、大幅な見直しの必要があると考えております。
今回の改正案もそうでございますが、これまでにも種々改正はされてきておりますけれども、何と申しましても、食糧の不足期というときに供出、配給ということを目的につくられた法律であるという点で、現在の状況とは全く違った食糧需給のもとにつくられた法律であり、現状にそぐわない点が非常にある、大幅な見直しの必要があると考えております。
困難な食糧問題を解決するためには、単に食糧の供出、配給等の操作では不十分であり、農村、農家の根本問題である土地制度の改革が必要であることを力説し、「最モ穏健最モ着實ナル方法」をもってこれを改革し、農業の基礎を定めなければ、「食糧ノ増産ハ勿論、思想ノ上カラモ、文化ノ上カラモ、極メテ安定セザル状態二置カレル虞ガ」あると、かように警告をいたしております。
○松沢(俊)委員 昭和二十七年五月二十九日の食管法の一部改正の法律が制定されました当時は、麦の供出、配給制度というのを廃止をいたしますとともに、今後の麦の需給調整を行なうために、新たに麦類の政府買い入れ及び売り渡しに関するところの制度を設けることに改正をやっているわけですが、この場合においてもやはり、もし売れなかった場合においては政府が全量買うというところの制度になっているわけでありますから、やはり
今年のような凶作にでつくわすと、これはちよつと異例なことですから問題ですが、どうも川俣さんの議論を承り、あなたの答弁を聞いても、何とか供出配給制度に対してひとつ一大考えを起さなければならぬ段階に来ておると思うのです。その段階という問題でさつき川俣さんから話があったようでございますけれども、統制を撤廃し、自由にするには政府として処置すべき問題はあります。
結局今までのおもなる論点は、総論的なものと、それから供出、配給、価格、こういう四つの論点について各意見が出ておるというのが現実でございます。そのほかは政府に対して資料の要求が相当ございますので、現実の資料等は相当提供いたしております。
米の供出、配給については、そういう三百代言的な言葉は許されないのでありまして、この際間違いであつたら間違いであつた、不明であつたら不明であつたと、その点を明らかにしてもらいたいと思うのであります。米食率はかわつておる、内容はかわつておることは明らかでございますので、その数字の上に立つて御答弁をいただきたいと思う次第であります。
そうすると、私は社会党の諸君とは見解が逆なんですけれども、どんな人がかわつて農林大臣になるうが、大蔵大臣になろうが、社会党の諸君がやられても、今までの供出配給制度というものに根本的改革を加えて、マーケットが自然に物を配給するという組織を復活して、統制はほんの補いにやるという程度にひつくり返さぬことには、この事態はなくならぬ。
その視野に立ちまして、供出、配給、それから政府の農業政策全般に関しまして、政府の所見をただしたいと存ずるのであります。その第一は、日本人の食生活の現状を政府は認識しておられるかということであります。日本人の食生活が米食偏重でありまして、栄養的にも、澱粉質の含水炭素分を取過ぎまして、脂肪、蛋白、カルシリム、ビタミン等に不足しておることが、日本人全体としての栄養的な現象だと思うのであります。
生活物資主要品目供給量の中で、米が七七%に減つておりますけれども、これなども昭和九——十一年という米の取引が自由であつた時代と比べると、今日は供出、配給という制度になつて、根本的な違いがある。
、農地の保全改良及び拡張等に関するもの十三件、自作農維持資金に関するもの二件、駐留軍による被害の補償に関するもの一件、農作物病害虫対策に関するもの二件、特産穀物取引所、中央卸売市場等に関するもの四件、農業機械化促進及び都道府県農業試験場整備拡充等、農業改良に関するもの二件、蚕業技術員身分安定等、蚕糸業振興に関するもの二十八件、草地農業振興及び屠場復元等、畜産振興に関するもの四件、食糧増産、米穀の供出、配給
しかし遺憾ながら米、特に内地米は絶対量がまだ不足をいたしておりますので、今日のところ供出配給制を継続いたしておるのであります。今後における内地米の増殖、それから所得その他の増加にからみまして、国民の主食はやはり米麦が中心になり、その需要度もかわつて来ると思います。問題はそれに関する価格政策になると思います。
そこで先般来の農林大臣の御所見を承つておりますと、今年の産米は統制をする、つまり供出、配給の統制をやつて行くわけですが、麦がはずれました後において、はたして政府は、本年の産米の牧穫が、災害その他で減牧にならずに平年作以上の収穫があつたとして、例年のいわゆる供出割当といいますか、たとえば六千二、三百万石とれました場合、大体割当は二千八百万石前後でありますが、大体それだけの割当をしなければ国内の需給が困難
起因するインフレの促進等の事態は次第に解消し、なかんずく麦類については都市家計において価格は安定するに至り、配給面においても相当数量の配給辞退が見られ、需給及び価格とも顯著な安定を見るに至り、更に今後の見通しについても、従前に引続いて万全の措置を講ずるならば、国内生産の維持と相待つて、輸入も確保できる見込であるから、何らの不安がなく推移し得るものと認められ、右のような判断から、麦については従来の供出配給制度
かくのごとく、需給においても又価格においても、共に顕著な安定性を見るに至り、而して今後における麦類の需給についても、輸入食糧に万全の措置を講ずるならば、国内生産の維持と相待つて何らの不安なく推移し得るものと見込まれ、かような事情から判断して、麦類についてはもはや供出配給制度を続ける必要は極めて薄く、統制を廃止しても社会経済に不安を與える虞れはない」との見解を以て本法律案を提出するに至つたのでありまして
麦類の供出配給制度即ち統制を廃止することにつきましては、賛否区々でありまするが、本改正法律案の提案理由の説明に述べられておりまする「麦類については需給において又価格において顯著に安定をみるに至つた次第であつて、今後においても、従来と同様の措置を講ずるならば何らの不安なく推移し得るものと見込まれる」という政府の言明に信頼し、その努力を期待して原則的に政府の提案に賛成するものであります。
に解消し、なかんずく麦類については都市家計において価格は安定するに至り、配給の面においても相当数量の配給辞退がみられ、需給においても価格においても共に顕著な安定を見るに至り、而して今後における麦類の需給についても、これまでと同様に万全の措置を講ずるならば、国内生産の維持と相待つて輸入食糧も十分確保し得ると考えられ、何らの不安なく推移し得るものと見込まれ、かような事情から判断して麦についてはもはや供出配給制度
我々といたしましては麦の供出、配給統制はこれを継続するということでありますが、その必要が今日の米の事情から見ますと、たびたび申上げておりますように、麦自体につきましていろいろ御議論はあるのでありますが、我々といたしましては、原麦の相当量を政府がコントロールする、而も今後計画的に六カ月の手当をして輸入しておる。
まず、今後は麦類についての供出、配給の制度は全廃し、マル公制度も撤廃いたします。しかして、国内産の麦につきましては、生産者または生産者の委託を受けた者からの売渡しの申込みに応じまして、政府はこれを無制限に買入れることとし、本年度予算において、その買入れ数量をおよそ八百万石と予定いたしております。
本案は、主食の大宗である米麦のうち麦類について、これまでの供出、配給統制を撤廃して、新たに市場経済の原則に立つて麦類の需給及び価格の調整をはかるための制度を設けるものであつて、世上伝えるところの統制撤廃にはあらずして、その内容とするところは統制方式の変更であります。従来の直接統制から間接統制への移行を意味するものであり、戰後の食糧政策上一期を画する重要な措置であります。
においてはやはりその言葉をそういうふうに受取るのではないか、ただ政府が需給調整をするというふうなことまで立入つてそこまでやるから、やはり統制は継続されておるのだと、そういうふうに一般国民大衆というものは私は受取らないのではないか、これはやはり国民大衆というものの統制という観念に対する受取り方、その辺を考えますというと、やはり政府の考えておりまする、提案の趣旨にも、弁明にもありますような、「これまでの供出配給制度
○小林孝平君 大体この制度は、先にいも類の供出配給制度が廃止せられる際に、その善後措置として、且つ今後いも類の需給を調節し、その価格を維持していも作を育成し、総合的の農業食糧政策の確立に寄與するために特に設けられた制度でありまして今この制度を突如として、而も本改正法律案の提案理由においても何らの説明も行わないで、あいまいのうちに廃止せんとするその理由をお伺いいたしておきたいと思います。
○小林孝平君 この点は又後日改めてお伺いをいたしますので打切りますけれども、その際に今申上げておきたいのは、技術の点からとおつしやいますけれども、食糧管理という大きい観点から考えると、供出配給制度そのほかに合せてこの需給調整のこの制度があるので、今技術の点とおつしやいますけれども、技術のその又一部である供出配給の点だけを取上げて、技術技術とおつしやるけれども、この管理方式全体というものが一つの技術である
○東畑政府委員 これは供出配給制度が存続しているときの予算の見積りでございます。統制搬廃後は今申し上げました見積り経費を加えるかどうか、可変的なものと不変的なものがこの項目にはございますので、もう少し検討をしてみたい、こういうふうに考えております。
○政府委員(東畑四郎君) 米につきましてはこの法案でも何ら触れておりませんし、我々といたしましても米はやはり供出、配給統制を継続する必要がある、こういうふうに奥は考えております。昨日農林大臣も衆議院の委員会ではつきりとそういう説明をされたのでありますが、需給事情は結論を申上げますと、年当初に立てました計画におきまして五百十三万トンでございます。
従いまして、政府としては以上申上げました事情から判断いたしまして麦につきましては、もはや供出配給制度を続ける必要は極めて薄くなり、統制を廃止いたしましても社会経済に不安を与える虞れはないのみならず、却つて、大方の物資について自由市場の恢復した今日、速かに統制の不便から解放して、農家にはその生産した麦の自由販売を、消費者には麦の消費についての質と量の自由な選択を認める利便を与えることが適切と考える次第
そういう問題はいろいろあと質問をいたしますが、私は特に大臣に、これは大事な考えん方の問題ですから、伺いたいのですが、この統制撤廃、いわゆる供出配給の撤廃でありますが、これを撤廃しても国民の食生活に何らの不安がない、国民生活の不安定が解消した、こういうことがこの提案理由にはつきりうたつてあります。国民の食生活の不安が完全に解消したということが一体どうして言えますか。