2021-05-27 第204回国会 参議院 外交防衛委員会 第14号
しかし、前回の委員会で岸大臣は、海兵隊の最近の作戦構想である機動前進基地作戦、EABOについて、海軍アセットに加えて、海兵隊が陸上ベースの選択肢を供給、提供することによって攻撃力を更に分散化することを追求するための取組とおっしゃっています。 実際に、EABOの一環として行われた二〇二〇年十月のノーブル・フューリー演習では、第三海兵遠征軍、米海軍の第七艦隊、米空軍の第十八航空団が参加しています。
しかし、前回の委員会で岸大臣は、海兵隊の最近の作戦構想である機動前進基地作戦、EABOについて、海軍アセットに加えて、海兵隊が陸上ベースの選択肢を供給、提供することによって攻撃力を更に分散化することを追求するための取組とおっしゃっています。 実際に、EABOの一環として行われた二〇二〇年十月のノーブル・フューリー演習では、第三海兵遠征軍、米海軍の第七艦隊、米空軍の第十八航空団が参加しています。
委員から、EABO構想、これは米海軍と、そして米海兵隊の機動展開前進基地作戦構想ということを英語の頭文字を取ってEABO構想と呼んでいるようでございますけれども、まず、このEABO構想につきましては、これまでも委員からも御質問ございましたけれども、海軍の海洋アセットに加えて、海兵隊が陸上ベースの選択肢を提供することによりまして決定的な打撃力を更に分散することを追求するための取組として打ち出されたものというふうに
現在、海兵隊は大幅な戦力態勢の見直しに着手しており、二〇一九年には、米海兵隊バーガー司令官から総司令官指令二〇一九が公表され、この中で、海兵隊は、EABO、機動展開前進基地作戦構想に基づくスタンドイン部隊のイメージを明らかにしています。 新たな構想における米海兵隊のスタンドイン部隊というのはどのようなものでしょうか。
同じものは、EABOが正式な作戦構想となった二〇一九年二月、島嶼要塞と銘打って米国海軍協会の月刊誌にも掲載されています。 地図上に記されたミサイルの配備拠点を見ると、長崎県の対馬を起点に、南西諸島を通って、台湾、フィリピン、ボルネオ島に至る第一列島線上の十二か所を候補地に挙げています。
バーガー氏が表明した海兵沿岸連隊の沖縄、グアム、ハワイへの配備もこの計画指針に沿ったもので、こうした中で、近年、海兵隊が追求しているのが遠征前進基地作戦、EABOと言われている、そういう作戦構想です。 そこで、中山副大臣に伺いたい。今私が指摘した遠征前進基地作戦、EABOとはどのような作戦なのですか。
○中山副大臣 先ほど来御指摘をいただいておりますこのEABOの作戦構想というものに関しては、先ほど来、列島線という言葉が出ておりますけれども、第一列島線というものを具体的に意識したものではない、かように承知をいたしております。
低空飛行が海兵隊の作戦構想に沿ったものであるとすると、今後、危険な訓練が日常的に繰り返されるおそれが強く、極めて深刻な問題です。 防衛大臣は、米側から、低空飛行について、日米間の合意に基づいて行っていると回答を受けていると答弁されています。この合意は、平成十一年一月十四日の日米合同委員会合意、在日米軍による低空飛行訓練についてだと思いますが、米軍が遵守しているようには思えません。
しかし、米国は、実際には、西太平洋地域における中国人民解放軍のA2AD能力の向上、特にミサイルの長射程化、高性能化を直視し、軍事戦略、作戦構想を大幅に見直しています。日本でも、こうした中国のミサイルなど戦力を正確に直視した上で戦争を回避し、東アジアに平和と安定をもたらすために、従来の対米追従ではない我が国にとって最もましな新たな外交防衛政策を打ち出していくべきです。
また、その作戦構想におきましては、いわゆる第一列島線に沿って分散配置された残存性の高い精密打撃部隊と、この第一列島線の外側からこれを支援する長射程の打撃能力を有する海空戦力が連携するものであるというふうに承知をしております。
まず、LOCEの方でございますけれども、米海軍及び米海兵隊が競合環境におきまして沿海域作戦構想ということでまとめているものでございますけれども、冷戦後に米軍が享受してきた海洋での優勢が低下をしてきたと、そして、海洋のコントロールの獲得が再び重要なテーマになっているという認識、あるいは兵器の長射程化に伴って海洋領域と陸上領域を一体とした沿海域として取り扱う必要があるという、このような認識の下で海軍と海兵隊
○政府参考人(岡真臣君) このCSBA、戦略予算評価センター、民間のシンクタンクということで報告をまとめているところでございまして、先ほど申し上げましたように、インサイドフォース、アウトサイドフォースということで作戦構想を立てているということであるというふうに理解をしております。
またさらに、作戦構想の中で、日本に対する航空侵攻に対処するための作戦とか、日本周辺海域の防衛及び海上交通の保護のための作戦、日本に対する着上陸侵攻に対処するための作戦、その他の脅威への対応などでは、主体が「自衛隊及び米軍は」となっております。
米国は、中国やイランなど敵を近寄らせない、近寄っても自由にさせないというアクセス阻止、エリア拒否能力に対抗してエアシーバトル構想を作成し、二〇一〇年のQDRで正式に作戦構想として言及して、二〇一五年には国際公共財におけるアクセスと機動のための統合構想、JAM—GCと名称を変更しました。
○伊波洋一君 日米同盟を掲げる日本の防衛政策が米国のアジア太平洋地域の作戦構想と無関係であるわけはないでしょう。 エアシーバトル構想では、台湾有事に際して、沖縄と日本本土が戦場となり、初期段階では中国の弾道ミサイル、巡航ミサイルの攻撃に対して在沖米軍などの前方展開兵力は一時ミサイルの射程圏外に避難し、退避し、残された沖縄と日本の自衛隊がひたすら耐えることが大前提になっています。
日本有事の際の米軍の行動について、九七年のガイドラインでは、航空侵攻への対処、海域の防衛などについて、米軍は打撃力の使用を伴う作戦を行うというのが、今回の日本有事の作戦構想では、米軍は自衛隊の作戦を支援し及び補充するための作戦を実施するということで、打撃力の使用という言葉がなくなりましたね。これは、中谷大臣、どうしてですか。
○中谷国務大臣 これは、作戦構想についても、作戦様相に応じた日米間の協力をより具体化いたしておりまして、これらの作戦は適切な場合に緊密な二国間の調整に基づいて実施されるというようなことで、より緊密に協力するということをうたっているつもりでございます。
○中谷国務大臣 先ほど答弁したとおりでありまして、作戦構想、作戦様相に応じた日米間の協力をより具体化させていくということでございます。
また、配備計画は、新ガイドラインにおける日本に対する武力攻撃への対処行動の作戦構想の海域を防衛するための作戦又は陸上攻撃に対処するための作戦に関連するものと思われますが、この点についても防衛大臣に明らかにしていただきたいと思います。
三つ目に、日本に対する武力攻撃への対処行動として、空域を防衛するための作戦、弾道ミサイル攻撃に対処するための作戦、海域を防衛するための作戦、陸上攻撃に対処するための作戦、領域横断的な作戦についての作戦構想等を記述しています。
「一、わが国の防衛作戦における新たな作戦構想」「二、無人機の導入による各種作戦への影響」とあり、「攻撃機としての無人機」という項目もこの中にはあります。
○今村(洋)委員 その国家安全保障戦略なんですけれども、その戦略に引き続いて、国家防衛戦略、それからまた、その後に国家軍事戦略、それからまた統合作戦構想といったようなものにだんだん落とし込んでいかれるというような構想というのはおありになるんでしょうか。
そういうことが共有されていないからこそ、例えば、アメリカは今、QDRの中で、基本的に沖縄とグアムを一つの核として太平洋あるいは日本海の海域を防衛していく、こういうことを考え、また、中国のA2AD、接近拒否戦略に対しては統合エアシーバトル構想を作戦構想として示してこれに対抗する、こういう考え方を示しているわけですけれども、一方の日本は、沖縄の米軍基地をめぐって、人によっては、沖縄からアメリカのプレゼンス
○柿澤委員 まさに、アメリカはQDRにおいて、こうした接近阻止・領域拒否戦略に対して、統合エアシーバトルという新しい作戦構想を提示しているところであります。西太平洋を初めとする海域において、こうした接近阻止・領域拒否能力を有する脅威に対して、空軍と海軍が、空、海、陸、宇宙、サイバー空間をまたいで能力を統合して対処していくという構想です。
なので、ヘリの部隊をああいう千二、三百キロですか、遠くのところに移してしまうとどういうことになるかというと、海兵連隊を揚陸艦だったら揚陸艦に乗せて、そしてグアムにまで持っていって、それからヘリ部隊を乗せるか、ヘリ部隊を先に乗せてから沖縄に戻って海兵隊の部隊を乗せて、つまり両方一緒にならなければ、ばらばらでは作戦ができないわけですから、同じ揚陸艦の中に基本的には両方の部隊が乗って初めて機能をするという作戦構想
例えば、その九七年のガイドラインは、日本に対する武力攻撃に際しての対処行動というところで、作戦構想の中のその他の脅威への対応というところに入っているのが、弾道ミサイルの攻撃に対応するためというのが入っています。しかし、弾道ミサイルの攻撃に対応するために米軍は何をするかというと、必要に応じて打撃力を有する部隊の使用を考慮するんだというんですね。
米軍は、先ほど申しましたように、既に統合運用で一人の指揮官の下で四軍が同一作戦構想で動いていると。しかし、自衛隊は今のところ別々の指揮官の下で動いていると。統合部隊というのは法律上認められているけれども、編成されたことは一度もないと。だから、今までは全く別々で動いてきたと。
軍政は今で言う防衛力、防衛力整備、軍令は作戦構想、防衛構想への政治関与でございますが、軍政への関与は予算、金が掛かりますので、予算統制という形で戦前も今も比較的政治関与がしやすい。しかし、軍令、作戦はなかなか情報が共有されないので難しい。今日は海上警備行動が発令されましたが、そのときの情報開示というのが十分かどうかというような問題があろうかと思います。