1969-07-22 第61回国会 衆議院 農林水産委員会 第49号
そこを改造して針葉樹の人工造林地に仕立て直していくということが、企業的面で国有林が非常に強く力を入れてきているという問題があります。したがって、いままで広葉樹で入り会いをしておったところで、自家用薪炭なり何なりの利用ができたんだが、そこを針葉樹の人工造林に仕立て直すということで、いままでの入り会い権が否定されるわけです。
そこを改造して針葉樹の人工造林地に仕立て直していくということが、企業的面で国有林が非常に強く力を入れてきているという問題があります。したがって、いままで広葉樹で入り会いをしておったところで、自家用薪炭なり何なりの利用ができたんだが、そこを針葉樹の人工造林に仕立て直すということで、いままでの入り会い権が否定されるわけです。
しかも企業的面についてもやはり追求していかなければならぬ、こういう両面が私はあると思う。本来これは国有林たると民有林たるとを問わず、林業そのものが一般的に商工業のようなはなやかな産業と同様な採算ベースに乗り得る産業であるかどうかという問題も私はあろうと思う。
なお、この点に関連いたしまして付言いたしたいのでございますが、本法案が、御指摘にもありましたように、その内容に公共性の保持とともに、企業的面を多分に含んでおりまして、この法案の法体系上、並びに本センターの民主的能率的運営のためのやむを得ない措置とは存じましたが、特に御注意もありましたので、将来十分その運営につきまして研究をいたしたいと考えますとともに、ただいま申し上げましたように、その公共性に徹するように