1949-04-06 第5回国会 参議院 本会議 第10号
米國の援助にいたしましても、貿易資金特別会計の中で曖昧に消費され、これがインフれと相俟つて企業活動の実質的收益性が見失われ、その経済的責任が不明にされて、企業の自主性と我が國経済の独立にとつて極めて不健全な環境を形成して來たのであります。かかるときに米國政府から経済九原則が指令されたことは、むしろ当然と考えるのであります。
米國の援助にいたしましても、貿易資金特別会計の中で曖昧に消費され、これがインフれと相俟つて企業活動の実質的收益性が見失われ、その経済的責任が不明にされて、企業の自主性と我が國経済の独立にとつて極めて不健全な環境を形成して來たのであります。かかるときに米國政府から経済九原則が指令されたことは、むしろ当然と考えるのであります。
さらにまた資金につきましては、彈力性に富む金融によりまして企業活動を旺盛にいたし、労働問題につきましても、その実質賃金の確保向上に努め、爭議の防止と労働生産性の向上に資したいと思うのでございます。なお、統制の整理及び経済三原則の遵守等によりまして、企業の生産性、自主性の回復をはかりたいと、あわせ思うのでございます。
即ち害あつて益なき統制は勿論、今日もはや不必要と相成りました統制若しくはその手続において余りに繁雜なるもののごときは、この際思い切つてこれを廃し、他方、経済の安定と復興に欠くことのできない基本的なる統制はその縮小された領域を対象として以て強力に推進する、さように方針であるのでありまして、これによりまして企業の自主性を取戻し、その創意と責任とによつて活溌なる企業活動を促す一助といたしたいと思うのであります
申すまでもなく、生産増強の要諦は、各企業の積極的なる創意と責任とにまつべきものでございまして、限られたる領域における統制方策が明瞭にいたされまするならば、すなわち明るい統制のもとに自由なる活動が認められますれば、各企業は、必ずや自己の責任におきましてその向うべきところを自覚し、活発なる企業活動がこれによつて初めて期待できるものと、固く信じておる次第であります。
(「官僚統制だ」と呼ぶ者あり)そもそも生産増強の要諦は各企業の積極的な創意と責任とに俟つべきものでありまして、限られた領域に統制方策が明瞭にされますならば、即ち明るい統制の下に自由な活動は認められ、各企業は必ずや自己の責任において向うべきところを自覚し、活撥なる企業活動もこれによつて初めて期待できるのであります。
そもそも生産増強の要諦は、各企業の積極的な創意と責任とにまつべきものでありまして、限られた領域における統制方策が明瞭にされるならば、すなわち明るい統制のもとに自由な活動は認められ、各企業は必ずや自己の責任において向うべきところを自覚し活発な企業活動も、これによつて初めて期待できるのであります。
それからもう一つは、組合の全然入らない何名かの個々の職員は、全然團体協約に拘束されないで、今の総裁なら総裁から——あるいは企業活動による何か特別な待遇あるいは利益を受けるようなことはあり得ないのですか、そういう点は何かあり得るようにも思うのですが……。
第三十八條に先ず第一項として、「日本國有鉄道の作成する予算は、そのときの経済状態に適應して企業活動を機敏に遂行することのできるような弾力性のある経済計画でなければならない。」事業予算はそういうものでなければならない。目論見でなければならない。
少くとも四月一日に新しい年度が開始せられるものといたします場合に、その三箇月前に事業計画が確定していなければ、とうてい現実の企業活動を円滑に進めることができないというのが、これまでの経驗であると思うのであります。國有鉄道のような厖大な企業体になりますと、その物資調達の計画は非常に厖大なものでありまして、全國至るところにおいて、その末端機構がいろいろな物資を獲得、調達しなければならない。
わが党の、たとえばその統制の面におきましても、新しき段階におきまして、私は就任以来、いわゆる明るい統制と自由なる活動、かようの表現をもつていたしておるのでありまするが、そもそも生産増強の要諦は、各企業の創意と責任とにまつべきものでございまして、限られた領域における統制方策が明瞭にされるでありましようならば、必ずや自己の責任において向うべきところを自覚し、活発なる企業活動も、これによつて初めて期待できるのであります
大藏大臣より、軍事公債の九割六分は大衆の預金を背景とする金融機関の所有に属しており、資本の蓄積、外資の導入が日本の経済再建の最も重要な今日、簡單に國民の貯蓄を否認するような処置を取ることは重大問題と思うとの答弁があり、一委員より、法人税の引下げは外資導入に名を籍りて、資本家を擁護するものではないかとの質疑に対し、大藏大臣より、所得税の引下げにより勤労者の生産意欲を高揚すると同様、法人の負担を軽減し、企業活動
現在企業活動というものは赤字に赤字を続けておるというものが多くて、税收の対象になりにくい状態にあるのです。國家が價格補給を以てして漸く赤字を消そうとする現状に置かれておるのでありますから、極めて不健全な状態にある。從つて企業の再生産活動に相当に影響するというような点を勘案したからと考えておりますが、只今手許に表を持ちませんから、後から表によつて具体的にお答えいたしたいと思います。
これと共に同樣な意味で企業活動を阻害してはならん、今は生産第一で、インフレーシヨンを抑えて行かなければならんという建前のときに、相當企業活動に支障を來すような税制というものは、如何に財政が苦しくても、これはやはり最檢討すべきじやないかというような考え方から、法人税等を不當だと思いまする部分については、超過所得税等によつて、折角稼いで孤軍奮闘して得た果實というものを殆んどそのままそつくり税に取られるということでは
財産から生ずる税のごときものは、この際いくらか負担をしていただくというような考え方をすることが、やはり勤労大衆のために、勤労意欲を旺盛にするものである企業活動を旺盛にするゆえんである、こういう原則の上には立つておるのであります。
またごく一部ではありますけれども、企業活動のために一部を軽減するということになるのでありまして、一層具体的な数字の問題は、事務当局から御答弁をいたさせますけれども、かいつまんで申しますと、以上のような方向に向つて、税の改正をやつておるということに御了承願いたいのであります。
併しながらこれは勤労所得税は数回の賃金ベース等の変更によりまして、これは自然に増收になつておる、それから法人税は法人による企業活動というものが御承知の通り殆ど赤字である。
しかるに、百貨店法を廃止することにより、その厖大なる資力、信用及び営業規模をもつて、自由奔放にその企業活動を許すにおいては、中小商業者のこうむる脅威はまことに甚大であつて、本委員会においては、屡次にわたり各委員の熱心なる研究と実情調査の結果、これが廃止に極力反対いたしてきた次第であります。
協同組合の方式は、利潤を企業活動の原動力とするものではなくして、剩余金は社会的蓄積の意味をもちつつ、その資本構成の中に合理的に集中せられてまいります。組合総会による平等の票決権は、資本に拘束されずして、人材を経営面に押し出すことが可能でありまして、最も民主的な組織であります。
だがしかし、少くとも今日石炭の生産復興を願い、目前の計画出炭を完遂いたしまして、急速に祖國日本を再建するためには、企業活動における資本面と経営面と、それを関連づけております支配の問題面は、その意味において早急にはつきりと解決されなければならないと存ずるのであります。