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97件の議事録が該当しました。

該当会議一覧(1会議3発言まで表示)

2019-03-20 第198回国会 参議院 法務委員会 第4号

国連規約人権委員会が二〇一四年八月、日本政府に対し、いわゆる代用監獄制度廃止し、起訴前保釈のようないわゆる勾留代替措置や、取調べにおいて弁護人の援助を受ける権利を保障するよう勧告しました。  二〇一三年には国連拷問禁止委員会が、被告人自白で得られた証拠への過度の依存に懸念を示しました。

糸数慶子

2015-08-21 第189回国会 参議院 本会議 第36号

その温床となってきたのが、長時間、密室の取調べと、長期の身柄拘束を可能とする人質司法代用監獄制度、調書裁判など、我が国刑事司法の構造的問題です。  志布志事件で、鹿児島県警は、多数の被疑者自白強要し一致させていきました。無罪判決は、あるはずもない事実がさもあったかのように自白をさせたたたき割り、追及的、強圧的な取調べを厳しく指摘しています。  

仁比聡平

2015-06-09 第189回国会 衆議院 法務委員会 第21号

ども代替収容制度という言い方をしておりますけれども代用監獄制度というような言い方をされる方もいらっしゃいますし、そうした中で、結果的に、私どもの主張がそういった米国等関係機関の文書の中には十分反映されなかったということでございますので、今後とも、関係機関と協力しながら、さらに積極的に受け入れるべき必要があればそれはぜひ受け入れまして、実態等につきましても、よりよく理解していただけるように御説明等

沖田芳樹

2015-06-05 第189回国会 衆議院 法務委員会 第20号

清水委員 今紹介しました拷問禁止委員会最終見解は、日本に対して、「代用監獄制度廃止検討すること。」このように意見を述べているんですね。  大塚政務官でしたら、きっと、外国留学の経験もございますので、代用監獄制度を英語訳するとどうなるかということはわかるかなとも思うんですが、ちなみに、私が紹介しますと、ダイヨーカンゴクシステムというんですね。日本語なんですよ。

清水忠史

2015-05-19 第189回国会 衆議院 本会議 第25号

国民が求めてきたのは、取り調べ全面可視化証拠全面開示制度の導入、代用監獄制度廃止自白強要人質司法の根絶など、抜本的な改革であります。  ところが、本法案は、取り調べ可視化証拠開示は極めて限定的なものにとどめる一方、捜査機関による盗聴の自由を拡大し、司法取引制度を盛り込んでいます。

清水忠史

2009-04-23 第171回国会 参議院 法務委員会 第10号

サブシステムというのは、証拠リスト開示であったり、代用監獄制度廃止であったり、あるいは透明な公判整理手続法学リテラシー教育などです。そして、取調べ可視化もその一つだと私は考えています。実際、諸外国では、そのようにサブシステムをうまく組み合わせてうまく機能をさせているという現状がございます。  そこで今日は、まず森法務大臣米田刑事局長に、それぞれお二人に伺いたいと思います。  

松浦大悟

2006-06-02 第164回国会 参議院 本会議 第30号

委員会におきましては、代用監獄制度に対する認識、未決者拘禁在り方捜査留置分離徹底取調べ可視化など捜査在り方等について質疑が行われたほか、参考人からの意見聴取警視庁本部留置場品川分室及び東京拘置所実情調査など、幅広い審査を行いましたが、その詳細は会議録によって御承知願います。  

弘友和夫

2006-06-01 第164回国会 参議院 法務委員会 第22号

それは、第一に、本法案捜査当局による自白強要冤罪温床としてその存廃が鋭く問われてきた代用監獄制度を将来にわたって存続させようとするものだからです。  日弁連調査によれば、一九九六年から二〇〇五年の間に、少なくとも虚偽の自白強要事案が四十二件、警察による女性勾留者への強制わいせつ事案が六件、暴行傷害事案が八件などが指摘をされており、代用監獄の弊害は明らかでございます。  

仁比聡平

2006-06-01 第164回国会 参議院 法務委員会 第22号

国務大臣杉浦正健君) 私どももこの制度が、代用監獄制度所与のものだというふうに考えているわけでは毛頭ございません。  法曹三者協議会でも司法行政上の問題を絶えず協議いたしておりますし、司法刑事司法在り方全体の検討の中で将来とも検討されていくべき問題だというふうに思っております。

杉浦正健

2006-05-30 第164回国会 参議院 法務委員会 第21号

代用監獄という制度そのものがすべての、諸悪の根源ではないというふうには思いますが、問題は、これまでの百年間改正されなかった監獄法に基づく代用監獄制度その下で被疑者の諸権利が侵害されていく、あるいは制約されてきたという状況が一方にあるわけですから、そういったことをしっかりと整備をしていくということが今回の法改正の重要な視点だというふうに思っています。

松岡徹

2006-05-25 第164回国会 参議院 法務委員会 第20号

この代用監獄制度の扱いが未決拘禁法改正について最大対立点となってきたということは御案内のとおりでございます。  歴史をさかのぼりますと、元々代用監獄制度は、明治時代監獄の不足という事情を背景にやむを得ない暫定措置として認められたという経緯がございました。そのために、監獄法全面改正の際には、これを廃止すべきものであるというふうに理解されておりました。

後藤昭

2006-05-25 第164回国会 参議院 法務委員会 第20号

代用監獄制度というのは、捜査当局被疑者の身体を拘束し管理する制度でございまして、日本独特のものでございます。警察の意に沿う被疑者には便宜を与え、否認している者には、いつ食事にあり付けるか分からない、いつ房に戻って眠れるか分からないという不安な状況に追いやりながら、長時間、朝から晩まで取り調べる。取調室には時計がありません。

小池振一郎

2006-05-25 第164回国会 参議院 法務委員会 第20号

この代用監獄制度というのは評判悪いんですが、現実はそうなっているんですよ、現実は。ここをやっぱり我々としてはしっかり考えないかぬと思いますが、この現実がこうなっている。  それで、今度の改正でも、今度の改正でも代用監獄制度は認める、認めるというか残るということなんで、それぞれの皆さん方の御意見はあろうかと思います。それじゃ、現実、どうすればいいのか、ここなんですね、我々心配しているのは。

谷川秀善

2006-05-23 第164回国会 参議院 法務委員会 第19号

今回のこの刑法改正のときに大事なのは、正にこういった点がこの代用監獄制度これがそういったところの温床になっているのではないのかということを言われてきたし、しかも、多くの冤罪がこういうことになっていると。  先ほど言った鹿児島志布志事件自白強要された、あの中に、本人を弱るまで、被疑者を弱らせる意味もあるということが全く当てはまるんですよ。

松岡徹

2006-05-17 第164回国会 参議院 本会議 第24号

最後に、今後の代用監獄制度在り方検討についてお尋ねがございました。  今回の法整備は、いわゆる代用刑事施設制度現実我が国刑事司法制度において重要な役割を果たしていることから、この制度の存続を前提として、これに制度的改善を加え、代用刑事施設の被収容者の適正な処遇を図ろうとするものでございます。  代用収容制度は、これを所与制度と考えているわけではございません。

杉浦正健

2006-04-14 第164回国会 衆議院 内閣委員会 第3号

そのためには、捜査機関身柄拘禁場所が近接した場所にあって時間的ロスも少ないというか、そういった形になっていなければいけないという意味で、そういった条件を満たす今の仕組みとしては代用監獄制度しかないのではないかというふうに考えて、警察留置場でございますけれども、そういった施設しかないというふうに考えておりますので、我が国司法制度前提とすれば、警察留置場代用刑事施設として使うことはこれは必要であろうというふうに

片桐裕

2006-04-14 第164回国会 衆議院 内閣委員会 第3号

どもとしても、代用監獄制度が何らの改善も必要ないとは考えておりませんで、例えば、昭和五十五年以降、運用改善を相当しまして、身柄を拘束する捜査部門とは全く関係のない、捜査を担当しない総務部門警務部門がこの留置場業務を扱う、捜査員は全くこの留置業務には携われないとかいうことをやってまいりましたし、施設相当程度改善をして、現在は拘置所に劣らない、むしろすぐれた部分もあると思いますけれども施設

片桐裕

2006-04-14 第164回国会 衆議院 内閣委員会 第3号

平成十八年二月二日、ことしの二月二日でございますけれども有識者会議からの提言でございますが、この中にもやはり、「代用刑事施設制度は将来的には廃止すべきとする強い意見もあること」ということも踏まえた上で、「刑事手続全体との関連の中で、検討を怠ってはならない」とされていますので、この有識者会議の出している趣旨を踏まえて、ぜひともこの代用監獄制度につきましては引き続きの検討を進めていただきたいというふうに

市村浩一郎

2006-04-14 第164回国会 衆議院 法務委員会 第17号

その結果として、やむを得ず被勾留者留置施設に収容する例は少なくなりますが、法制審の答申は、代用監獄に収容される被収容者を漸次減少させて代用監獄制度を将来的に廃止するという趣旨を含むものではないと理解しております。この御指摘の要綱は、あくまでも新法の運用上の配慮事項を示したものであり、これを法文化することまでを求めるものではございません。  

杉浦正健

2006-04-14 第164回国会 衆議院 法務委員会 第17号

また、自白強要による冤罪温床とも言える代用監獄制度が維持され、弁護人との秘密交通権が十分に担保されていないなど、重大な問題点が残されています。  特に、国際人権規約委員会から廃止を勧告されるなど批判を浴びている代用監獄制度については、少なくとも将来的な廃止漸減方向性は明記するべきであります。私どもは、代用監獄漸減留置捜査分離徹底、女子被収容者処遇に関する修正を求めました。

保坂展人

2006-04-12 第164回国会 衆議院 法務委員会 第16号

かかる代用監獄制度は、明らかに憲法上、刑訴法上の前記諸原則等と相容れない極めて矛盾した制度であり、被疑者人権防御権を著しく侵害し、そのうえ、刑事裁判における当事者主義公判中心主義を極端に形骸化する危険性を含んだものといえる。   又、代用監獄制度は、別項「代用監獄に関する法律上の問題点」で指摘されている通り、現行法の体系上からも極めて矛盾した制度である。   

細川律夫

2006-04-11 第164回国会 衆議院 法務委員会 第15号

その流れの中で、未決拘禁有識者会議委員ということで任命されたわけでありますけれども、私自身は大学で犯罪学というものを中心にやってまいりまして、広い意味刑事法学でありますけれども、いわゆる代用監獄制度というのは刑事訴訟法プロパーの問題でもあります。そういう意味では、この有識者会議のメンバーにはそういう専門家は一人もいなかったということが非常に残念であります。  

菊田幸一

2006-04-11 第164回国会 衆議院 法務委員会 第15号

代用監獄制度が変則的であり、暫定的な制度であることは、百年前の立法者も明言しておりました。我が国における未決拘禁制度最大改革課題は、この代用監獄制度廃止であり、それは日弁連の創立以来の悲願であります。日弁連は、二十四年前、不十分な刑事施設法案には抜本修正を求め、代用監獄を恒久化するものとして留置施設法案には廃案を主張しました。拘禁法案反対に全国の弁護士会が立ち上がったのです。

西嶋勝彦