2017-03-22 第193回国会 参議院 文教科学委員会 第4号
平成二十七年六月の通知は、平成二十八年度から始まる国立大学の第三期中期目標期間における目標計画の策定に向けて国立大学の学長等に対して発出したもので、人文社会科学系統の組織の見直しを取り上げています。これは、国立大学は社会の大きな変化に柔軟に対応する自己変革が必要との考えによるものであり、国立大学に人文社会科学系などの学問が不要というものでも、すぐに役立つ実学のみを重視するというものでもありません。
平成二十七年六月の通知は、平成二十八年度から始まる国立大学の第三期中期目標期間における目標計画の策定に向けて国立大学の学長等に対して発出したもので、人文社会科学系統の組織の見直しを取り上げています。これは、国立大学は社会の大きな変化に柔軟に対応する自己変革が必要との考えによるものであり、国立大学に人文社会科学系などの学問が不要というものでも、すぐに役立つ実学のみを重視するというものでもありません。
つまり、人文、社会科学系統の大学院卒業生に対する社会的な需要というものはきわめて低い——きわめてかとうかわかりませんが低い。しかし、いわゆる工学系統の修士課程卒業者に対する需要というのはきわめて強いというような現状に適切に対処するために認可事項とするというお考え方があるのか。
○説明員(村山松雄君) 人文、社会科学系統は、必修科目としては基準を設けない予定でございまして、この養成所におきましては、全体を通じて九単位以上の選択科目がございますが、その選択科目の中で各養成所ごとに適宜履修させることにいたしております。